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2012年10月29日 (月)

MBSラジオ「上田義朗のベトナム元気!」:「制度のすき間」

10月28日(日)放送の話題の趣旨は、「制度のすき間」という発想が、ベトナムのような新興国のビジネスで成功するためには重要であるということであった。

この参考文献は以下の通りである。タルン=カナ、クリシュナ=G=パレプ著、上原裕美子訳『新興国マーケット進出戦略:「制度のすき間」を攻める』日本経済新聞社、2012年、2500円。

たとえば日本でも「脱法ハーブ」がある。これはビジネスではなく犯罪に近いが、少なくとも法律が規制していない商品である。これも「制度のすき間」の商品と言えるかもしれない。

他方、日本のように成熟した社会では、多数の規制があり、それが行き過ぎると自由なビジネスを阻害する。そこで「規制緩和」が主張される。

いずれにせよ、法律を守るために法律を知ることも重要だが、法律の「抜け道」を知ることも必要である。こういう過激な意見は率直に指摘できないので、「制度のすき間」にビジネスチャンスありというような主張に要約されるのかもしれない。

もちろん政治家もしくは立法者が、自国の経済社会の実態に即応した法律や規則を制定・改定することも重要になってくる。こういう観点から言えば、最高裁判所が判決した「違憲状態」の選挙制度も「制度のすき間」が発生している事例である。

番組で紹介したエースコック=ベトナム社の販売促進キャンペーンは、ベトナムの制度と実態を熟知した同社ならではの試みである。日本の即席ラーメンの大手企業とのベトナムを舞台にした今後の競争が注目される。

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