« カンボジアの金融機関の経営戦略:報告の司会 | トップページ | 日本企業のベトナム進出における日系工業団地の意義:報告の討論者となる »

2012年9月25日 (火)

機械関連中小企業のベトナム進出:報告を聞く

アジア経営学会では、ベトナム関連の報告が最近増加しているように思われる。次の報告を同学会で聞く機会があり、それについて質問した。

・司会者:古賀義弘(嘉悦大学)
・報告者:近藤信一(機械振興協会)
・テーマ:機械関連中小企業のベトナム進出についての一考察
・討論者:酒向浩二(みずほ総合研究所)

日本の中小企業にとってベトナムは、現在のところ最善の外国進出先である。まだまだ日本の中小企業の製品さらに技術力がベトナム国内で必要とされているからである。ベトナム企業が未成熟であるからこそ、日本の中小企業の進出余地があるという考え方である。このように近藤氏は明確に述べられた。

現在、ミャンマー投資に関心が高まっているが、円高の今の時期に進出したい、経営に余裕のある時期に進出したい中小企業にとって、ミャンマーは時間がかかりすぎる。「今、進出する」となれば、ベトナムしかない。ミャンマーは外国投資法を今から策定し、少なくとも安心して国際取引が可能なWTO加盟にはかなりの年月が必要であろう。ミャンマーは魅力的であるが、今すぐには間に合わない。この見解に私も同意である。

近藤氏は、農業機械の発展が農村人口を製造業に移動させる手段になりうると言われたが、私も賛成である。ベトナムでは自動車の裾野産業の発展よりも、当面は農業機械の製造に特化することが優先されてもよい。これが私の質問または意見であった。

近藤氏は詳細な現地調査をされており、その指摘は的確であった。新しい知見として私は、以上の2点(ミャンマーと農業機械)が大いに勉強になった。やはり学会には出席するものである。

|

« カンボジアの金融機関の経営戦略:報告の司会 | トップページ | 日本企業のベトナム進出における日系工業団地の意義:報告の討論者となる »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/7888/47284308

この記事へのトラックバック一覧です: 機械関連中小企業のベトナム進出:報告を聞く:

« カンボジアの金融機関の経営戦略:報告の司会 | トップページ | 日本企業のベトナム進出における日系工業団地の意義:報告の討論者となる »