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2012年9月24日 (月)

カンボジアの金融機関の経営戦略:報告の司会

アジア経営学会では、山口大学の廣畑伸雄先生の「カンボジアの金融機関の経営戦略」という論題の報告の司会をした。討論者は拓殖大学の吉野文雄教授である。

本来、司会者は意見を述べないのであるが、会場からの質問時間に余裕があったので、私は次のような質問と意見を述べた。

1.廣畑先生は、カンボジアでは華人系のカナディア銀行が最優良の民間銀行と指摘されたが、私はエシレダ(アクレダとも言う:ACLEDA)銀行が、世界銀行グループが株主になっていることもあり、経営の透明性や企業統治の観点からは最も優れていると思う。これについて、どう考えますか?

2.日本のJICAが支援するカンボジア人材協力センター(CJCC)では、起業家の教育をしているが、その資金援助がなければ、机上の空論を教えていることになる。カンボジアの銀行もしくは金融機関による「ベンチャーファンド」設立といった動きはないのか?

また、個人的な会話の中で私は次の意見を述べた。「マイクロファイナンス=小口融資」会社が銀行業務に参入し、さらに銀行がマイクロファイナンス業務に参入している。この現状では、カンボジアの金融機関の競争は激化するし、その後の再編成があるのではないか?なお、この意見は、カンボジアの英文雑誌 Economics Today, Volume 6, Number 105-106, January 30-Feburuary 12, 2012 の特集「マイクロファイナンスの変化する局面」を参考にした。

これらについて廣畑先生は的確に回答された。簡単に言えば、1については、その通り。2については、未だ。3番目については、同意。さすがにラオスやカンボジアの経済に精通された第一級の研究者である。今後とも、いろいろご教示いただけると幸甚である。

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