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2012年9月13日 (木)

ラオスの点描(7完):CLMV4カ国の私情

なぜ、私がラオスが好きか? 理由は簡単である。わが人生で最高の4ヶ月間をラオスで過ごすことができたからである。

2001年9月~12月。JICA専門家としてビエンチャンに滞在し、わが人生において仕事も余暇も最も充実していた。この体験は忘れがたい。

このことは以前に紹介したので繰り返さないが、たとえば5星クラスのホテルに滞在し、職場まで自動車で送迎。さらに仕事の後は、ホテル近くのスタジアムでジョギングして筋力トレーニング。そしてホテルに戻ってサウナで筋肉をほぐす。日曜日は、ゆっくりした朝食をブランチとして食し、美味しいラオス珈琲を飲みながら文献を読む。午後には、近くのマッサージ店で身体をほぐす。こんな生活、今後、再現できるのかな???

今では、JICAの予算制約も厳しくなり、5星クラスのホテルに長期滞在も難しくなっていると聞いているが、当時はほかに適当なホテルがなかった。

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  ラオスのベトナム大使館:右はベトナム国旗、左はアセアン旗。

ベトナムでの生活があったからこそ、ラオスのJICAの仕事に結びついた。ラオス滞在の経験は、カンボジア訪問を自然の流れとして認識できた。私にとって、ベトナム・ラオス・カンボジアは一体化している。

ミャンマーについては、1998年に(財)笹川平和財団の招へいで、日本商工会議所とミャンマー商工会議所の共催のセミナーで講演したことが最初である。その後にヤンゴン大学の経営大学院の学生のために講義したことがある。これも(財)笹川平和財団の招へいであった。この講義前にNHKニュースで大阪教育大付属小学校の校内での児童殺人事件の報道があり、日本に国際電話した。このようにミャンマーについて悪い印象はもっていないが、ことさらの愛着があるわけではない。

しかしミャンマーについて今でも記憶に残っていることがある。MBAコースの講義で、私が「発展途上国では経済成長とともに一般の国民の所得が向上し、消費市場にビジネスチャンスがある」というような意味のことを述べた。これに対して受講生は「一般の発展途上国はそうかもしれないが、ミャンマーは経済成長していない」という意見(反論)があった。私は無言の笑顔でしか対応できなかった。「これは一般的な話ですから・・・」といった言い訳を述べた。ミャンマーについて、このような「棘(トゲ)」(痛み・こだわり)が私に存在している。

ベトナム・ラオス・カンボジア・ミャンマー・・・CLMV4カ国について、それぞれの国に私の個人的な重い思いがある。

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