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2012年8月20日 (月)

ビンディン省・省都クイニョン(15・完):総括

ビンディン省の発展について最後に総括しておきたい。

地方都市の発展は、ベトナム経済発展の格差是正にとって重要な課題である。この意味で最近になって、地方省の投資セミナーが日本で多数開催されている。

今回紹介したビンディン省も9月半ばに関西で投資セミナーを開催する予定である。同省のロック委員長が来日するのだから、その意気込みは評価される。ただし、同省ならではの独自の優位性は何か? この問題に明確に回答できるだろうか。

私見では、ニョンホイ経済地区の砂地の工業団地が、逆に同省の特徴になりうると考えられる。風力発電所に目をつけたドイツ企業は卓見である。たとえば砂地を活用できる植物栽培と加工や、鳥取砂丘のようなテーマパークなどが即座に素人として想起できる。都市設計の専門家による全体構想の再検討が必要ではないか。

また工業団地周辺の海岸の住宅地やリゾートの構想は魅力的である。住勤隣接の理想の職場環境であることは間違いない。外国人がリゾート感覚で生活し、職場までは自動車で10分程度という近距離にある。これが理想であるが、そのためには周辺に外国人向けスーパーマーケットなどが不可欠である。

もっともクイニョン市にはドイツのMETRO(世界最大手小売り業)が出店している。このことは、クイニョン市の将来性を見越しての出店と思われる。

また、ベトナム中部の省が協力することも重要である。経済的に貧しい省であるからこそ、それらの省がコストを分担して全体で協力してベトナム中部の特徴をアピールする試みを提案したい。

観光開発については、すでに5星の「ライフリゾートホテル」が操業しているそうである。かつてのダナンの「フラマリゾートホテル」のような位置づけと思われた。

ダナンやニャチャンがホテル建設ラッシュであり、そういった喧騒を嫌う観光客は必ず存在する。「隠れリゾート」としてクイニョンのライフリゾートホテルは、お勧めかもしれない。ハノイやホーチミン市から飛行機に乗って、ダナンに行くのも、クイニョンに行くのも大きな相違はない。のんびりした時間を過ごすリゾート地の趣旨から言えば、ダナンよりもクイニョンかもしれない。・・・残念ながら、今回は4星のクイニョンサイゴンホテルに宿泊した。

以上、これも何かの縁があることなので、今後もビンディン省の発展にできる限り協力したいと思う。

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コメント

とても魅力的な記事でした!!
また遊びに来ます!!
ありがとうございます。。

投稿: 履歴書 | 2012年9月 3日 (月) 17時04分

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