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2012年8月31日 (金)

ベトナムの牛乳消費が拡大

ハノイ郊外に牛乳のお店が並んでいるのを見た。これは発見だ。それだけベトナムで牛乳が普及している証拠である。

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ベトナムニュース(Viet Nam News, Friday August 31, 2012)によれば、ベトナムの乳製品会社の市場占有率をめぐる競争が激しくなっている。乳製品の国内市場規模は約30億米ドルと推定されている。

すでに次のような国内外の会社がある。ヴィナミルク(Vinamilk)、フライズランドカンピナ(FrieslandCampina)、バヴィ(Ba Vi)、モックチャウ(Moc Chau)、ダラット(Da Lat)、ロンタイン(Long Thanh)。

しかし TH True Milk は大成功しており、 9,800万ドルの収益があり、フレッシュミルク市場の33%を占めており、2017年には50%に達すると予想されている。

以上のように乳製品業界のリーダーはビナミルクであるが、その地位を脅かすような企業が出現している。

なお、市場リーダーであるビナミルクは、国内のコンデンスミルク市場の80%、ヨーグルト市場の90%、加工ミルク市場の50%、フレッシュミルク市場の25%を占めている。

農業農村開発省によれば、ベトナムのフレッシュミルク生産は国内需要の22~25%にしか達していないので、今後の発展の潜在力は大きい。

牛乳の普及によってベトナム人の体力が増強されることで、おそらく近々にはオリンピック大会でもメダル獲得者が増加するであろう。まさに日本の歴史がその通りであった。

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2012年8月30日 (木)

ハノイのどら焼き

ハノイを訪問する時、必ず鈴木さんのポエメ(生ケーキ)のお店に伺う。鈴木さんは私のベトナムの恩師だからだ。

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今、鈴木さんは4000個の「どら焼き」の生産計画に余念がない。11月4日の「日本祭り」を主催するハノイ日本商工会からの注文である。

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ケークづくり一筋、ハノイ在住20年目を迎える鈴木さんのご健康とご活躍をお祈りしたい。

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2012年8月29日 (水)

ソウルで見たキムテヒさん

ソウルで見た女優キムテヒさんのポスターである。

P1030518彼女はホーチミン市を訪問している。自演の「マイ・プリンセス」のプロモーションのためである。

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機会があれば、ベトナムの印象を聞いてみたい。


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2012年8月28日 (火)

ソウルのフォー専門店

「フォーミエン」というフォーやベトナム料理の専門店がソウルにあった。

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店内は清潔感があり、オシャレな感じであったが、時間が早かったせいもあり、お客は少なかった。

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スープの味はちょっと?であったが、モヤシとタマネギなど野菜たっぷりは好感がもてた。ただし着色のタクワンはミスマッチ。やはりキムチだろう。

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2012年8月27日 (月)

韓国の竹島(Dokdo)風景

ソウル駅に竹島の看板が観光宣伝のように掲示してあった。ごく普通の風景であった。

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アシアナ航空の飛行航路には、竹島がDokdoと明確に書かれていた。

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日本と韓国がそれぞれ自国の領土を主張して対立を深めるのではなく、話合いの場が必要なことは小学生でも理解できる。これは従軍慰安婦の問題も同様である。

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2012年8月26日 (日)

韓国訪問で考えたこと

韓国の訪問は、竹島に韓国の李明博大統領が訪問する以前から決まっていた。私のゼミ学生2名を同行した。その理由は想像をお願いいたします。

今回の訪韓では、新旧の韓国人の友人との再会も楽しみであった。30年以上の長い交際が続いている姜(カン)さんや、私のゼミ学生であったクックさんとの面会を大いに楽しんだ。

このような中での竹島問題である。たとえば自分の子どもに対して「韓国は敵だ」とか、韓国人の立場から「日本は敵だ」とか主張する教育が好ましいことではない。このような教育は、次世代にも日本と韓国の対立・嫌悪の感情を助長するだけである。

過去は歴史問題として日本と韓国の共通した科学的な共通認識の形成が必要である。「科学とは、事実と論理を尊重する人なら、誰もが認めざるをえない知識の体系である」(故・置塩信雄・元理論計量経済学会会長、神戸大学名誉教授)。

日本が、また韓国が、上記のような「科学」の立場を放棄すれば、それは国際社会から蔑視・軽視・無視されることになるであろう。

このような意味で、日本と韓国そして世界の研究者・専門家による科学的な事実の検証が必要である。その検証過程の情報は世界に広く公開されなければならない。それは必ずしも国際司法裁判所の判断に委ねるということではない。もっと多様な方法を考えるべきであろう。

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2012年8月25日 (土)

韓国のお土産はロッテマートで

南大門市場で韓国海苔を1万ウォンで買った。「オマケしておきますよ」とバラ売りの海苔パックを2つもらった。

これに対してソウル駅の横のロッテマートでは、3000~4800ウォンで海苔のセールをしていた。おそらくこれは広告された目玉商品で、多数の韓国人が買っていた。

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以前にキムチや韓国海苔などは、ロッテ百貨店の「デパ地下」で買えば安心できると思っていたが、値段と品質の最も高いパーフォーマンスの商品を安心して買えるのはロッテマートではないか。

ホーチミン市のロッテマートとソウル駅のロッテマートを比較すれば、後者は圧倒的な品揃えである。店員のサービスやレジの熟練女性の存在も格差がある。ロッテマートもベトナムでサービス向上などの課題をかかえていることが想像された。

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2012年8月24日 (金)

韓国でベトナムのフォーを食べる

ソウル駅の中に麺類のカウンター店がある。日本の「エビ天うどん」やベトナムの「フォー」など各国のメニューがそろっている。

このベトナムのフォーなかなか美味しかった。米粉麺は細麺でベトナムでは「フォー」ではなく、「ミエン」と呼ばれるのではないかと思った。しかしスープはOKである。ニンニクのスライスがさりげなく入れてあり、なかなか奥深い味となっている。

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本来、フォーにニンニクは入れないが、ニンニク片をお酢に漬けた調味料をお好みでフォーに入れる場合がある。この店のスープはこんな味である。

ベトナム料理の味を引き出すためにニンニクの使用は重要だが、日本ではニンニクの臭いが敬遠されることが多いと思われる。(もっとも以前に訪問した高知では、カツオのタタキに生ニンニクは普通だったが・・・)

この意味で、ベトナムの味を再現できる国は、ニンニク使用が当然の韓国が日本よりも適当ではないか。これは仮説である。それを検証するためには、より時間をかけて韓国のベトナム料理店を食べ歩かなければならない。

ベトナム料理が日本で普及する過程と韓国で普及する過程を比較する中から、日本と韓国の社会文化研究や、ベトナムと両国との国際関係の比較研究が可能かもしれない。こういう研究は楽しいに違いない。

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2012年8月23日 (木)

国際都市・ソウルで感心したり驚いたり

約7年ぶりのソウル訪問である。

当時、工事中であった清渓川が完成している。ドラマ「アイリス」では大統領候補の演説の場所になった。水質は清水とは言えないが、人々の憩いの場所になっている。

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光化門広場の通りは「アイリス」で銃撃戦が行われた。これも感慨深い。さらに李舜臣将軍の銅像の地下に作られた博物館では、日本軍の会戦での活躍が子どもにも遊びながら理解できるようになっている。

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多数の外国人観光客が光化門広場を訪問すると思うのだが、韓国の歴史が自然に理解されるようになっている。インフォメーションセンターでは、英語・日本語・中国語で対応してくれるスタッフがいる。この国際的なアピールの巧さは、アジア諸国のKポップスや韓流映画のヒットに共通した感覚を感じる。

シティホール(市庁舎)駅からウルチ路イーガー(1街)駅まで地下鉄に乗った。切符を買うのも日本語の説明があるので問題ない。プラットホームに降りて驚いた。細長い通路になっていてホームがない・・・。

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しばらく歩いて理解できたのだが、線路側がすべて壁になっている。その壁に広告が描かれていて通路のように見えたのだ。列車が止まるドアの部分が開くようになっていて、そこに並べば良い。これなら線路に転落するような事故は発生しないだろう。このアイデアは日本の鉄道で使えないのであろうか。もちろんすでに一部で導入されているが、透明度を高くしている。広告や広報に活用した線路沿いの壁は韓国で初めてである。

こういった発見が楽しい。

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2012年8月22日 (水)

韓国ソウルに来ています

8月22日から韓国ソウルに来ています。もう7年ぶりくらいです。

竹島の領有権について日本と韓国の政治的な対立はありますが、観光分野では平穏なように思います。

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インチョン空港からソウル市庁の周辺のホテルまで、リムジンバスで無事に到着。

今回はゼミ学生2名が同行しています。「ライオンズクラブ」の合い言葉ではないですが、まさに「アイ サーブ(I serve)」です。

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2012年8月21日 (火)

献血50回になりました

箕面船場ライオンズクラブで「献血奉仕例会」が開催された。

献血奉仕というのは、自らも献血するのだが、そのほかに献血される方々に「お土産」を提供したりする。

私は1980年代に英国旅行をしたことがあり、しばらくの間、狂牛病などの感染の恐れがということで献血できなかった。この英国旅行、ロンドン~レスター~エジンバラを巡る1週間ほどの旅行であった。

最近になって、この規制が緩和されて1か月以内であれば問題ないということである。そこで今回、400mmlの献血となった。

そこで思いもかけず、50回目の献血となり、なかなか素敵な記念品を頂戴した。献血は69歳までできるそうだが、果たして100回は可能なのだろうか?

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2012年8月20日 (月)

ビンディン省・省都クイニョン(15・完):総括

ビンディン省の発展について最後に総括しておきたい。

地方都市の発展は、ベトナム経済発展の格差是正にとって重要な課題である。この意味で最近になって、地方省の投資セミナーが日本で多数開催されている。

今回紹介したビンディン省も9月半ばに関西で投資セミナーを開催する予定である。同省のロック委員長が来日するのだから、その意気込みは評価される。ただし、同省ならではの独自の優位性は何か? この問題に明確に回答できるだろうか。

私見では、ニョンホイ経済地区の砂地の工業団地が、逆に同省の特徴になりうると考えられる。風力発電所に目をつけたドイツ企業は卓見である。たとえば砂地を活用できる植物栽培と加工や、鳥取砂丘のようなテーマパークなどが即座に素人として想起できる。都市設計の専門家による全体構想の再検討が必要ではないか。

また工業団地周辺の海岸の住宅地やリゾートの構想は魅力的である。住勤隣接の理想の職場環境であることは間違いない。外国人がリゾート感覚で生活し、職場までは自動車で10分程度という近距離にある。これが理想であるが、そのためには周辺に外国人向けスーパーマーケットなどが不可欠である。

もっともクイニョン市にはドイツのMETRO(世界最大手小売り業)が出店している。このことは、クイニョン市の将来性を見越しての出店と思われる。

また、ベトナム中部の省が協力することも重要である。経済的に貧しい省であるからこそ、それらの省がコストを分担して全体で協力してベトナム中部の特徴をアピールする試みを提案したい。

観光開発については、すでに5星の「ライフリゾートホテル」が操業しているそうである。かつてのダナンの「フラマリゾートホテル」のような位置づけと思われた。

ダナンやニャチャンがホテル建設ラッシュであり、そういった喧騒を嫌う観光客は必ず存在する。「隠れリゾート」としてクイニョンのライフリゾートホテルは、お勧めかもしれない。ハノイやホーチミン市から飛行機に乗って、ダナンに行くのも、クイニョンに行くのも大きな相違はない。のんびりした時間を過ごすリゾート地の趣旨から言えば、ダナンよりもクイニョンかもしれない。・・・残念ながら、今回は4星のクイニョンサイゴンホテルに宿泊した。

以上、これも何かの縁があることなので、今後もビンディン省の発展にできる限り協力したいと思う。

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2012年8月19日 (日)

ビンディン省・省都クイニョン(14):ニョンホイ経済地区

ニョンホイ経済地区の優位性は何か? この質問に対してビンディン省の投資促進担当者は、次のように答えている。

1.土地代が安い
2.省都であるクイニョン市から隣接(7~10㎞)している
3.港湾に近いので輸出入における低い物流コストが追求できる
4.ハノイやホーチミン市に比較して労働者を採用しやすい

50年間、15ドル/㎡という土地代は確かにハノイやホーチミン市に近い工業団地に比較すると安いが、もう少し離れた場所になると、それほど価格優位性を感じない。

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労働力が豊富であり、採用に困らないことは優位性となる。ただし労働の質はどうか。

また、市内のクイニョン大学には日本語学科が未だ設置されていない。これは中小企業にとっては、日本語ができる人材を他の地域からクイニョンに連れてこなければならないことを意味する。たとえばビンディン省出身のハノイ貿易大学日本語学部を卒業した学生は採用できる可能性はあるが、果たしてそういった人材は何人いるのだろうか。

港に近いのはよいが、その後の航路はサイゴン港やハイフォン港経由の場合もあり、日本との直行便はないと説明された。果たして全体の物流コストとして安価なのであろうか。

優位性について、以上のような質問をせざるをえない。今後の調査課題である。

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2012年8月18日 (土)

ビンディン省・省都クイニョン(13):ニョンホイ経済地区

ニョンホイ経済地区の開発は総合的である。すでに紹介した工業地区が1400haであり、その中で500haが完成している。

それに隣接して無税区が600ha、新しいクイニョン港が500ha。さらに住宅用開発地域が700haとなっている。これに加えて海岸リゾート地区や観光開発地域として500ha、風力発電所地域が300haである。

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写真上の地図によれば、紫の地域が工業団地であり、赤とピンクの区域(指さしの場所)が海岸リゾートや住宅用である。

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その指先の区域は写真上のようである。私が初めてベトナム訪問した18年前のダナンの海岸が想起された。この観点から言えば、海岸リゾートとして発展の可能性は高いように思われた。

また強い海風は、ドイツが出資するという風力発電所の成功の可能性も高いと思わせた。

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2012年8月17日 (金)

ビンディン省・省都クイニョン(12):ニョンホイ経済地区

細かい砂地の地盤強度について、メコンデルタよりも地盤が強固であるという説明があった。また隣接する山の岩盤があると言われている。

この工業団地に進出している企業は現在、2社あるという説明があった。写真下は、オーストラリアとベトナムの合弁の動物飼料製造会社である。

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もう1社は、中国資本のタピオカ製造会社である。この経済地区は、ホーチミン市とビンズン省と中国の投資家3者によって開発された。土地代は50年間で15ドル/㎡程度であるが、交渉は可能ということである。インフラが整備されるにつれて、この価格は上昇すると考えられる。

すでに工業団地に進出した先輩企業に諸環境を質問するのは当然の投資準備作業である。これらの会社訪問が不可欠と思われた。





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2012年8月16日 (木)

ビンディン省・省都クイニョン(11):ニョンホイ経済地区

ニョンホイ経済地区を訪問して、かなり驚いた。地盤が砂地なのである。地下50mほどが砂地というのである。

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日本で言えば、鳥取砂丘である。写真上は砂山に登った観光客である。工業団地において地盤が軟らかいと、基礎工事に余分な費用がかかり、工場建設費が割高になる。また、重量の重い工作機械を導入することはできない。これらは工業団地を選択する場合の基本的な前提である。

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貸し工場が写真上のように建設されているが、入居がない。おそらく窓を開けると砂が工場内に入り込むことは間違いない。当然ながら、現在までの入居企業はない。この貸し工場前の道路は写真下のような状況である。

P1030277砂は細かく、ザラザラではなくサラサラであるが、強風の時には身体が砂まみれになるのではないかと懸念された。

果たして、こういう工業団地が成立するのであろうか。

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2012年8月15日 (水)

東アジアの平和と安定に貢献する

8月15日、終戦記念日を日本で迎えるのは久しぶりである。最近は、ほとんど海外に滞在していたように思う。

さて、韓国の李明博大統領が、島根県の竹島を訪問した。また、その後に天皇の訪韓についても発言した。

韓国が実効支配している竹島に対して大統領が訪問することは、ある意味で想定の範囲内である。しかし天皇の訪韓についての言及は、外交上、極めて非礼である。日本のみならず、国際的な批判は免れない。韓国側も、大統領発言の真意を訂正説明しているようだが、発言それ自体が映像で放映されたのだから、弁明の余地はない。

「知日派」と言われていた李明博大統領が、このような異例の行動や発言をする背景には、従軍慰安婦に対する日本政府の無視・無関心に対する苛立ちや憤りがあるという解釈がある。これを私は理解できる。日本に対する期待が強いほど、その期待を裏切られた憎しみや怒りや失望が強くなる。

一人一人の人権を大事にすることが人類の進歩の到達点であり、それが人類の普遍的な価値であるとすれば、従軍慰安婦の存在は、それが1人であっても許されるものではない。実際、それを証明する女性が勇気をもって証言もしている。

このように大統領が考えたとすれば、それを理解しない日本政府に対して大統領が個人として「キレル」のはわからないでもない。ただし政治的な大統領としての立場なら冷静に対応することが最善策である。しかし現在の李明博氏が、大統領の任期満了直前であるとすれば、大統領よりも個人の心情が優先したとしても不思議でない。

竹島の領土問題については、これまでにも歴史的・学術的・法律的な議論がなされている。日本の主張は韓国のみならず海外に、そして何よりも日本に積極的に発信されるべきである。当然、韓国側からの反論もあるだろうが、それに対する日本側の再反論も当然である。

これらの論争の舞台が、国際司法裁判所にすることが難しければ、その国際的な舞台を日本が設定すればよい。そういった舞台を設定できるかどうか。これが日本の外交力の試金石である。その論争の勝敗は、おそらく自然に明らかになるであろうが、その適当なタイミングで政治的な解決をすればよい。

東アジアの平和と安定のために日本と韓国は何をすればよいか。個人的な感情ではなく、政治的な冷静さが求められている。それが政治家の要件であろう。

この観点から言えば、日本政府も政権末期的な状態であり、韓国の政治状況と近似している。政治家が政治家の立場を忘れて、個人的な心情を優先させることがあるかもしれない。そうなれば、感情論となり、対立は加熱する一方になることが懸念される。

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2012年8月14日 (火)

ビンディン省・省都クイニョン(10):ニョンホイ経済地区

ニョンホイ(Nhon Hoi)経済地区が、ビンディン省が外国企業の誘致促進を期待する工業団地である。その目的は、同経済地区のパンフレットによれば、次の4点である。

1.ベトナム中部の鍵となる経済地域における大都市・工業・サービスの成長の中核・中心になる。

2.ベトナム南中部とベトナム中部高原における市場拡大に貢献する。

3.ラオス・カンボジア・タイ市場の橋渡しになる。

4.ベトナム南中部の鍵となる観光センターのひとつの役割を担う全国的な観光地域になる。

ハノイやホーチミン市の工業団地や経済地区と異なるニョンホイの特徴は、以上の目的の中では3と4であろう。

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 クイニョン市からニョンホイ経済地域を結ぶティナイ(Thi Nai)橋

ビンディン省は、クイニョンからラオス・カンボジア・タイに向けた東西の道路建設が進行中であるし、海岸線に面した風光明媚な立地である。この2点を活用することが、同省の差別的な経済発展の要点であるように思われる。

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2012年8月13日 (月)

ビンディン省・省都クイニョン(9)

ベトナム中部9省の協力関係を促進する調印式が、今回の投資セミナーのもう一つの目的であった。各省が投資促進のために協力することで相互の利益を追求することである。

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 これらの呼びかけの中心は、ダナン市の共産党書記長である。ベトナムは階層的な権力構造が一般的であるから、これら9省についてもダナン市が統括していると私には思われた。

 9省の中には日本の原子力発電所の建設予定地となっているニントゥアン省も含まれている。

 もうかなり前になるが、私はニントゥアン省を訪問したことがある。これについては、本ブログでも紹介している(2006年2月6日)。

 同省は、ファンランの塩田が有名であり、東京の高級料亭が御用達するミネラル分の豊富な塩田がある。この伝統的な塩田産業がブランド化している中で原子力発電所を建設することに違和感がある。

しかしながら、ベトナム経済全体の発展スピードを考えれば、経済格差の是正・修正は緊急の課題である。この観点から、ニントゥアン省の原発もやむを得ないのかもしれない。そうであるとすれば、ビンディン省の経済発展の起爆剤は何であろうか。この問題を考えるのが今回のベトナム訪問の目的であるが、なかなか即答は簡単ではない。今後の課題である。

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2012年8月12日 (日)

ビンディン省・省都クイニョン(8):MBSラジオ「上田義朗のベトナム元気!」で紹介

8月12日(日)午前6時30分から、MBSラジオ番組(1179)「上田義朗のベトナム元気!」でビンディン省を紹介しました。

また、ベトナム・ハノイからリスナーの皆さん5名に「お土産」をお送りすることにしました。このお土産は、ハノイのロータス投資運用会社の日本語担当のタインさんが選んでくれました。
参照 http://www.lotusimc.com/home/index.php?NN=3

刺繍の手提げ袋は、ベトナムのお土産の定番です。デザインに好みがありますから、いろいろなタイプをタインさんは選らんでくれたようです。

同時にカフェマイ製のコーヒー豆も一緒にプレゼントします。このコーヒー店、ハノイの老舗です。コーヒーは南部の山岳地帯が産地ですから、北部ハノイまでの独自の流通ルートが確立されているのだと思います。

やや癖のある味ですが、それがベトナムと思って、お楽しみください。

「ベトナム元気」は以下でもお聞きいただけますし、お土産の応募もできますので、どうぞご参照下さい。http://www.mbs1179.com/genki/

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2012年8月11日 (土)

ビンディン省・省都クイニョン(7):知事からのメッセージ(下)

ビンディン省は自らの潜在力と優位性を活かし、適切な政策と方法によって、経済・社会発展のために国内外の企業の誘致を目的として、「ニョンホィ経済区」の開発に力を入れています。具体的には、省都であるクイニョン市がベトナム中部・中南部高原地域の工業・商業・国際交流の中心地になるよう、南北間・東西間に繋がる交通インフラの整備をはじめとして開発を進めています。

P1020975 クイニョン港:ダナン港よりも取り扱い量は大きい

また農林水産物の加工、工手芸品、建築・建設資材、皮革品、繊維製品、機械類・金属製品、深水港、大型船舶の造船、石油精製、石油化学品、電気・電子製品、発電、観光、海運、商業、金融サービス、銀行、郵便・通信サービスなど比較優位を持つ重点的な産業を育成しています。ビンディン省の工業品・農林水産品・鉱物はアジア各国・欧州・北米などに輸出されています。

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ビンディン省は積極的な協力姿勢を全職員が共有し、投資家に対する最良な優待政策と実質的な支援策を実施し、投資家の投資活動の成功とその利益がすなわち省自身の成功・利益であると認識しています。ビンディン省内企業はいきいきと多分野で発展しています。ビンディン省では、投資・経営環境が透明であり、このことも、投資メリットがあることを意味しています。省に進出している企業の全ては平等に好待遇を受け、政策・企画・投資・経営及び資本調達の情報を享受できる好条件にあります。

現時点で、ビンディン省に進出している外資系企業案件は49件であり、その内訳は、日系企業の4社をはじめ、米国・中国・韓国・英国・ドイツ・オーストラリア・シンガポール・マレーシア・香港・タイ・フランスなどの企業です。

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 クイニョン市は海岸線に面している穏やかな街です

この機会を借りて、ビンディン省の概要を紹介し、投資家の皆様が企画から投資機会の確保、投資立案、工場運営まで順調かつ効果的にプロジェクトを進めるために、ビンディン省の支援・協力を強く約束いたします。ビンディン省は、引き続き行政改革を進め、省庁幹部から省庁部署、基礎地方政府幹部・職員まで仕事の意識・態度を高めるように努力し、投資家の希望・要求を把握し、迅速に解決することにより、最良の投資・経営環境の整備に力を入れています。

今後、多分野にわたりベトナムと日本の良好な関係の進展に伴って、豊富な潜在力と投資・経営のチャンスに恵まれたベトナム中南部沿岸地帯に位置するビンディン省は、親密な日本のみならず外国投資家の皆様に対して、魅力的な投資先になることを確信しております。

投資家の皆様の成功はビンディン省の発展の評価基準であります。投資家の皆様にはビンディン省において知識の集積、利益の拡大、人文分野の価値および新たな投資機会と遭遇されますことを期待しております。  

 

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2012年8月10日 (金)

ビンディン省・省都クイニョン(6):知事からのメッセージ(上)

ビンディン省とは、どういう省か? 以下では、レ=ヒュー=ロック委員長からの日本の投資家に向けた挨拶文を引用して紹介する。

ロック委員長は、この9月17日から来日されます。日本の投資家に向けたメッセージを頂戴しましたので、以下にやや長くなりますが、全文を掲載したいと思います。

ビンディンは、ベトナム中南部沿岸地帯に属する省で、面積が6,000㎢以上あり、ベトナム南北輸送ルートの真中に位置し、中南部高原地域各省・ラオス南部・カンボジア東北部・タイから海洋を結ぶ最短の経路にあります。クイニョン国際港はベトナム港の上位10位に入り、港内避泊ができ、水深が深く、ヤードも広く、3万トン級船舶の接岸が可能です。クイニョン港から日本をはじめ、アジアの主要な港と直接出荷できます。良好なアクセス交通網によって、ビンディン省は地域だけでなく国際的にも経済・文化の交流に対して、突出した優位性を有しています。

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 クァンチュン(光中)帝の像:クイニョン市内から1時間弱の距離に博物館がある

ビンディン省は、150万人を超える人口により人的資源に恵まれ、そのうち労働人口は55%を占めています。また歴史的に優秀な人材を生み出す風土であり、各種の民芸・祭礼といった伝統的文化が豊富です。ビンディンは、クァンチュン・グェンフェ皇帝の出生地であり、また、チャンパ王国の旧都でもあり、特産品や名物料理の多い土地でもあります。

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チャンパ王国時代の遺跡。これらの建物はベトナム中部地方一体に点在している。


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2012年8月 9日 (木)

ビンディン省・省都クイニョン(5)

この開幕式の圧巻は、最後の花火大会である。これは確かに見応えがあった。

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対空砲火か連射ロケットのような打ち上げ花火を間近で見るのは初めてである。なかなか迫力満点である。それを真剣に眺める警察や警備の人々も印象深い。真面目な日本人では、おそらくあり得ないと思われる。

この花火大会は、1994年に禁止された「爆竹」の代わりにベトナムでは、いろいろな機会に活発に実施されている。ハノイ在住当時1998年の大晦日、ホアンキエム湖の花火大会は忘れられない。

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2012年8月 8日 (水)

ビンディン省・省都クイニョン(4)

入場式では、下記のような団体演技が披露された。おそらく女子高校生と思われるのだが、なかなか印象的な笑顔である。

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私を含めた日本人は、こういう純真さにコロッと参ってしまって、ベトナムのために何かしてあげようと思ってしまう。また、それをベトナム人も想定・期待しているのではないか。

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2012年8月 7日 (火)

ビンディン省・省都クイニョン(3)

国際武道大会の開幕式は、オリンピック大会と同様に式典のためのダンスなどがあり、その後に選手団が入場し、さらに演技が続く。私は、非常に申し訳ないのだが、ついつい居眠りをした。セミナー報告の論文をホーチミン市で早朝まで書いていたのだから、個人的にはご容赦してもらいたいと「言い訳」してしまう。

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この最前列の席の並びには、レカフュー元共産党書記長が着席されている。各席の前には水のペットボトルと雨合羽が置かれている。雨が降っても大丈夫という準備が、まさに退席を難しくしている。

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これは、フランスやドイツなど欧州選手の入場である。ベトナム武道であるから、その競技者数は世界で極めて少数である。しかし大部分のベトナム人は、武道が盛んな省としてビンディン省を認識している。

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2012年8月 6日 (月)

ビンディン省・省都クイニョン(2)

ビンディン省は、ベトナムの伝統的な武道の発祥地である。この武道とは、英語ではマーシャルアーツであり、戦闘用の格闘技である。

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写真は、その国際大会の宣伝看板である。これが過剰なまでに多数市内に設置されており、かなりの開催費用が用意されていると思われた。

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写真は、 LE HUU LOC ビンディン省人民委員会委員長である。委員長が主催する歓迎の夕食会では、今までに見たことがない下記のビールが出された。ブランドは初めてであるが、製造は333などを製造するサイゴンビールである。

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心温まる歓迎に改めて感謝を申しあげたいと思う。

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2012年8月 5日 (日)

ビンディン省・省都クイニョン(1)

今回のベトナム訪問の主要な目的は、ベトナム中部のビンディン省の省都クイニョンで開催される「中部海岸地域における工業団地の投資誘致とインフラ開発の経験」というセミナーで報告することであった。ビンディン省の招待である。

同時に、2年に1回の「ベトナム武術国際大会」の開幕式に出席することも仕事であった。これらの様子を写真で紹介しよう。

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写真は、ビンディン省のフーカット空港である。最近に訪問したフーコック島の空港と同様に、ベトナムの典型的な地方空港の風情である。少し前のダナン空港も同様であったが、今や国際空港として新しい近代施設に生まれ変わった。

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ビンディン省には、王子製紙が進出しており、ユーカリやアカシアから木材チップを生産し、それを輸出している。上記の写真は木材の運送、下記の写真は、まるで砂のように見えるが、実は木材チップの船積みの写真である。

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この船積みはクイニョン港である。この港の船積み数量は、ベトナム第3位である。第1位がサイゴン港、第2位がハイフォン港、そして第3位がクイニョン港、私が予想していたダナン港は第4位である。

クイニョン港は、年間600万トンの取り扱い数量であり、輸出が65%、輸入が35%となっている。これに対してダナン港は年間380万トンである。

この意外な数字は、おそらく金額ではダナン港がクイニョン港との差を縮めるか、または上回るように私は予想している。クイニョン港ではコンテナー輸送は少ないからである。その意味は、付加価値の高い製品の取り扱いが多くないということである。

上記のような木材チップやタピオカなどが直接に荷積みされている。

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2012年8月 4日 (土)

ホーチミン市の点描

ホーチミン市のベンタイン市場の風景である。衣料品や時計は模造品が多いと思うのだが、それは日本では「ご禁制品」である。ベトナムがTPP(環太平洋連携協定)に加盟すれば、おそらく模造品は一掃されるであろう。

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この市場では、ベトナム製品は安いと思う。日本語の達者な店員も多いが、それは日本人が「よいカモ」という意味もあるので、十分に商品と価格を吟味することが重要である。

時間があれば、いくつかの店で価格比較をすればよい。買い物の醍醐味を楽しめる。なお私は、このベンタイン市場が目的地であったのに、チョロン(中国人街)のビンタイ市場にタクシーが向かって、タクシー運転手と喧嘩したことがある。

私のベトナム語の発音が悪かったことが喧嘩の原因であるが、私の言い分は、文字でベンタイン市場を運転手に見せたということであった。これは「言った、見せた」の対立である。私にとって懐かしい思い出の市場である。

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2012年8月 3日 (金)

訃報・西島章次先生(ブラジル公使)

8月31日、ベトナム行きの飛行機の中で、西島章次ブラジル公使が交通事故で亡くなったという新聞報道を眼にした。

西島先生は、私の神戸大学大学院時代の先輩であり、私が大学院生、先生は経済経営研究所の助手をされていた。研究科は異なるのだが、親しくお話したことを思い出す。

神戸大学の副学長から本年4月から外務省に移動されて、ブラジル公使に就任という記事も思い出された。ブラジル訪問の時は連絡すればいいな・・・などと呑気なことを考えていた。

享年63歳と言う。ご冥福をお祈りしたい。

それにしても特に外国での交通事故には十分に注意である。私の身近な先生が米国とラオスで交通事故に遭われている。数年前から私は自動車の運転を止めたが、同乗していての事故の可能性は避けられない。

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2012年8月 2日 (木)

ビンディン省の出来事

8月1日の夜、ビンディン省主催の夕食会。同省委員長(=知事に相当)のロック氏にお目にかかった。彼ら一行25名が9月に投資プロモーションのために来阪する。

夕食後にベトナム武道(マーシャルアーツ)の国際大会の開会式に出席。これには、共産党前書記長のレカフュー氏も出席された。私たちもVIP待遇であり、同じ最前列の席の20数番目に私も隣席した。

最前列の特権は、演技者の表情がよく見えることだと理解した。ベトナムの美人女子高生を近々に写真でご紹介したい。その開会式の最後は「花火大会」。これは、なかなか見応えがあった。対空砲火のような打ち上げ花火である。警備の警官も楽しんでいるところがベトナムらしい。

8月2日は、朝から1日フルタイムの投資促進会議であった。ハノイからはUNDP(国連開発計画)とKOICA(韓国国際協力機構)からの講演者もあり、名刺交換して親しくなった。ハノイで再会したいと思う。

私の講演は、さらに洗練した詳細な情報提供をしなければ、日本の投資家は呼び込めないという主張であった。この詳細な情報の実例として、JETROの投資環境比較のデータを紹介したかったのだが、パソコンの不調で公開できなかった。しかし私の主張を取り込んだ結論を会議の議長が要約してくれていた。これもベトナムらしい配慮である。

これらの様子を近々に写真で紹介したいと思う。

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2012年8月 1日 (水)

昨日からホーチミン市に滞在しています

大阪ベトナム総領事館のジュン領事から、ビンディン省での講演を依頼された。ベトナム中部の省の投資促進のために何をすればよいかというテーマである。

この投資セミナーと同時に省都クイニョンでは、ベトナムの伝統的な武術大会が開催され、その開会式にも招待されている。

昨日、ホーチミン市に到着し、その後に2件のミーティングをした。今日、8月1日の午前中も1件のミーティングである。その前の朝食後にロアンさんに会う予定である。彼女は、日本ベトナム経済交流センターのHPで連載しているベトナム大学生通信の執筆者である。

その後にクイニョンに向かう。その間、お土産を買いに走らなければならない。

偶然に、関西空港では毎日新聞の鈴江さん(編集委員)にお目にかかり、ホーチミン市では日本ベトナム経済交流センター顧問の川嶋さんとお話する機会があった。

元富士通ベトナム社長の川嶋さんはベトナムで「若返り」をされるようであり、それは私も同様である。ともかくベトナムでは元気になる。

ラジオ番組「ベトナム元気!」は本当である。 ベトナムが元気ということだが、おそらくそれを聴いているリスナーも元気になる。相方の高井美紀アナウンサーも、いつも元気で感心させられる。

このラジオ番組の話をベトナム人にすると、「グッド・モーニング・ベトナム」だな・・・という感想をもらった。ベトナム戦争時代の米国映画のタイトルである。彼はシティバンクに勤務経験があり、おそらく映画を見ているのである。

いろいろな人々との出会いがあり、それが楽しい。もっともっと人生に時間があればと思う。

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