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2012年6月 2日 (土)

不況下の米国:「スパルタカス」の暴力とセックス

衛星放送で放映されていた「スパルタカス」をDVD(20世紀フォックス)で見た。これは立派な成人映画であり、18歳未満は視聴できないと明記されている。

それまで「スパルタカス」と言えば、カーク=ダグラスに決まっていた。それに恋人役のジーン=シモンズ、甘いマスクのトニーカーチス、アカデミー賞受賞のピーター=ユスチノフ、名優ローレンス=オリビエ。私が高校生の時に見た映画である。ああ、たまらん。懐かしい・・・・・・。

映画のスパルタカスは、ローマ帝国に反乱を起こす奴隷軍団の形成と終焉までを描いているが、衛星放送のスパルタカスは反乱までの奴隷=剣闘士の生活が詳細に描かれている。

この衛星放送であるが、過激な暴力=大量の血しぶき、エロティックなセックスが強調されている。米国社会の蓄積したストレスと不安の発散のための作品のように感じられる。

また、大規模な闘技場や「奈落」(=ギャンブルの対象となる殺し合いの会場)における剣闘士による公開殺人に狂喜するのローマ市民は、いわゆる「ポピュリズム」を表現しており、この映画がその批判を暗示しているのかもしれない。

なお剣闘士と言えば、ラッセル=クロー主演の映画「グラディエーター」がアカデミー賞作品であるが、それは個人的な復讐劇の色彩が強かった。これに対してカーク=ダグラスの映画「スパルタカス」は、自由・人権を求める反体制が主題である。

衛星放送「スパルタカス」は、上記2つのテーマにおいてどちらかと言えば、映画「グラディエーター」に近いと思われた。

米国と同様に不況下の日本である。虐げられた人々が決起して復讐を果たす爽快感は受け入れられる余地が十分である。

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