« 焼酎カクテル「金魚」の作り方 | トップページ | 日本人には「絆」よりも「合理性」が必要では? »

2012年4月19日 (木)

経営とは何か?:縦糸をピンと張る

経営とは何か? このことを漢字の意味で考えてみる。経営の「経」の文字が要点である。

この「経」は糸辺の文字であるから、糸に関係している。地球の経度という言葉があるように、縦の糸のことである。これに対する緯度の「緯」は、横の糸の意味である。縦と横の糸が組み合わさって布地ができあがる。

また、もの事の「経緯」を明らかにするという表現があるように、経緯とは、もの事の縦と横の両方を含む全体像を意味する。

布地を織り上げる場合、まず縦糸をピンと伸ばし、その間に横糸を編み込んで模様を作る。これはラオスなど手織りの現場を見学すれば、一目瞭然である。この縦糸に歪みがあれば、その布地は「B反品」(=不良品)である。

以上のように考えれば、経営とは、縦糸をピンと張って事業を営むという意味である。この縦糸を原則・規律として、それに自由に横糸を編み込んでいく。この横糸が個性・差別化であるが、どんなに金糸を使おうが、どのように巧みな文様を織り込もうが、その布地の縦糸が歪んでいれば、B反品になってしまう。これが経営である。

この縦糸とは、通常の用語で言えば、社会的責任・経営倫理・経営理念さらに言えば正義とか信義とも解釈できる。

この経営の「経」については、もう20年以上も前に「藍染め」製造販売の笹倉玄照さんから伺った話である。今、大学1年生向けの「経営学入門」で学生に伝承している。

|

« 焼酎カクテル「金魚」の作り方 | トップページ | 日本人には「絆」よりも「合理性」が必要では? »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/7888/44922090

この記事へのトラックバック一覧です: 経営とは何か?:縦糸をピンと張る:

« 焼酎カクテル「金魚」の作り方 | トップページ | 日本人には「絆」よりも「合理性」が必要では? »