« 2012年2月 | トップページ | 2012年4月 »

2012年3月31日 (土)

3月28日(水)のベトナムシンポジュウム(4・完):「ベトナム元気」

このシンポジュウムは、MBSラジオ(周波数1179)の新番組『上田義朗のベトナム元気』の放送開始を記念して開催された。

第1回目の放送(4月8日(日)午前6時30分)では、ティーン総領事からの歓迎のメッセージが日本語で紹介される予定である。写真は、28日のシンポジュウム前の収録の様子である。P1020181

シンポジュウム後の懇親会には、『ベトナム元気』の担当アナウンサーである高井美紀もご出席いただいた。テレビでは、毎日放送の夕方の報道番組『VOICE』(木・金曜日)や『知っとこ』(土曜日)などでお馴染みである。

この様子は、次回に紹介します。


 


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年3月30日 (金)

3月28日(水)のベトナムシンポジュウム(3):写真紹介

今回は、シンポジュウムの様子を写真で紹介します。写真は、ベトナム総領事館の大会議室ですが、入り口からはみ出すほどの人々が集まりました。

P1020193

ティーン総領事がパワーポイントを使用して講演されており、写真左上のズン領事が通訳をされています。私とズン領事は、1998年にハノイでお目にかかってからの交際が続いています。下の写真はティーン総領事です。

P1020186

ズン領事の奥様のタオさんも、当時からの知り合いでした。その後に、この2人が結婚されるとは予想もしませんでした。このような人間関係を私は日本で経験したことがありません。だからベトナムは私にとって魅力的な国となっています。

なお、シンポジュウムでは、後援団体の(株)毎日放送・代表取締役社長・河内一友氏、大毎広告(株)・代表取締役社長・木下敬三氏から立派な「お花」を頂戴しました。本当に感謝を申しあげます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年3月29日 (木)

3月28日(水)のベトナムシンポジュウム(2)

このシンポジュウムで私が勉強になったことは、次のようなことであった。

(1)上から目線のベトナム人の人材教育は失敗する。日本人のためにベトナム人が働いていると思うとベトナム人は反発する。あくまでも会社のために日本人もベトナム人も協力してい働いている。信頼関係が最重要である。

(2)ベトナム人の人材育成の前に、ベトナムに派遣する日本人の人材育成が必要な事例が多々ある。

(3)日本企業・日本人の顧客からお金を受け取るビジネスモデルから、ベトナム企業・ベトナム人の顧客からお金を受け取るビジネスモデルもありうる。

(4)日本人がベトナム人の人生を大きく変化させることを自覚する。日本人が思っている以上に日本人の責任は重大である。

(5)アウトソーシング会社の人材育成をする。この意味は2つある。いわゆる「外注」には、原材料部品や下請けの意味と、日本でも最近増加している給与計算や総務部門の外注という意味である。ベトナムでは、これら2つの意味のビジネスチャンスがある。

なお、川嶋修三氏から、ジェトロの2012年3月8日セミナー資料が提供された。

日本貿易振興会(ジェトロ)『はじめてのベトナム進出:中小企業に覚えておいてほしいベトナム投資の心得』平成24年3月、海外企業支援・知的財産部進出企業支援課、ベトナム事業環境委員会。これは近々に出版されるそうである。

同書はイラスト入りで、より具体的なわかりやすい情報が提供されている。同書が、ベトナム投資促進に貢献することは間違いない。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年3月28日 (水)

3月28日(水)のベトナムシンポジュウム(1)

3月28日(水)に在大阪ベトナム総領事館で、『MBSラジオ「ベトナム元気」放送開始記念シンポジューム』が開催されました。

主催は、(一般社団法人)日本ベトナム経済交流センター。後援は、在大阪ベトナム総領事館、(財団法人)大阪産業振興機構、(株)MBS毎日放送でした。

このシンポでは、在大阪ベトナム総領事館・レクオックティーン総領事閣下が、ベトナム経済やベトナムと日本の関係について講演され、その後に続くテーマは「ベトナム人材の魅力と課題:人材交流の促進に向けて」ということで、次のような方々のお話を頂戴しました。

・芳井敬一氏: 大和ハウス工業(株)取締役上席執行役員・海外事業部長
・勝本健司氏: G.A.コンサルタンツ(株)代表取締役
・西村 愛氏: (公益財団法人)太平洋人材交流センター・シニアコースリーダー
・川嶋修三氏: 富士通ベトナム初代社長、日本ベトナム経済交流センター顧問

私は、冒頭と最後に発言をするというコメンテーターのような役割をしました。

会場からは、浪江章一氏・エースコックベトナム(株)前社長からも発言を頂戴しました。そして司会は、池田泰治氏(大阪府商工労働部元理事、日本ベトナム経済交流センター顧問)でした。

ベトナムの人材育成に関して、考えられるベストのパネラーにお集まりいただいと思います。そのこともあり、参加者は100名を超えた盛況となりました。

残念ながら時間の制約があり、ほんの自己紹介といったところでシンポジュウムは終わりましたが、その後の懇親会で個別に十分に話し合って頂けたと思います。

ご参加の皆さんに感謝を申し上げたいと思います。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年3月25日 (日)

元気にしておりますが・・・

「フーコック島の点描」から本ブログが中断。何人かの読者から「どうなっているの?」とお声をかけていただきました。

これだけの状況を考えると、上田先生はフーコック島で失踪したように思われるかもしれませんが、私は元気にしておりますので、どうぞご安心ください。

「元気」と言えば、「上田義朗のベトナム元気」というラジオ番組(毎日放送MBS・1179)が、4月8日(日)午前6時30分から始まります。

ブログ中断の大きな理由は、この番組放送開始記念のシンポジュウムの準備のためでした。

シンポジュウムの参加をお願いするために個々の皆さんにメールを書いていたのですが、それに時間が取られました。そして最後は時間切れになってしまって、多数の皆さんに失礼をすることになりました。

ブログ、ツイッター、フェースブック、個人メール、さらに手紙や葉書に電話。これらの連絡・通信手段を的確に使いこなすためには、相当の時間と熟練が必要と自覚しました。

さらに言えば、これらの「情報伝達ネットワーク」を維持するために、自分自身の時間が消失することが懸念されます。限られた時間、限られた人生で何を優先するか?

ブログ中断を気に掛けながら、こんなことを考えていました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年3月17日 (土)

フーコック島の点描(5)

 フーコック島は胡椒の産地である。ベトナムは世界最大の胡椒の輸出国である。

P1010686
 最初の写真は、胡椒の実である。グリーンペッパーと呼ばれ、このままでも肉や魚と一緒に炒めたりして食べることができる。この「グリーン」の胡椒は、ホーチミン市のベンタイン市場の野菜売り場の1店舗で販売されている。なかなか日本で入手困難だと思う。

P1010691
 2番目の写真は、胡椒畑の間で肥料を作っているところである。この肥料、まったく臭いはない。そして最後の写真は、胡椒を乾燥させている。路上での天日乾燥がベトナム流である。しかし雨天時にはどうするのだろうか。また、この黒い胡椒の中に、赤い完熟した実が混ざっている。

P1010701
 カンボジアの「クラタペッパー」の倉田社長に聞いたことがあるが、完熟の赤い胡椒は貴重である。それだけを集めると、より付加価値の高い商品ができるのであるが、ベトナムでは玉石混交である。これも、もったいない話である。

 ベトナム流の胡椒の製法は、、日本の技術指導で改善の余地は十分にある。これは、コーヒー栽培も同様である。胡椒やコーヒーは、国際市場商品である。そのための競争力を向上させるために、もっとベトナムは貪欲になってよい。日本は、ベトナムに対する技術指導という側面から協力できる可能性はある。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年3月16日 (金)

島根県・グローバル経営戦略構築研究会主催「ベトナム現地調査報告会」

 2月半ばに(公益財団法人)しまね産業振興財団が主催するベトナム現地調査が実施されたが、その報告会が3月15日に島根県松江市のテクノアーク大会議室で開催された。

P1020095             松江城:「松江城を国宝にしよう」という運動がある

 最初の基調講演では、日本銀行松江支店長・岡田豊氏が「世界経済と日本経済の現状と展望~今後の中小企業経営を考えるヒント~」というテーマで、ドイツの事例を中心に講演された。

 その後の報告会では、約1週間に渡ってベトナムで行動を共にした皆様からの貴重な示唆や意見が発表された。この「貴重」という意味は、ベトナム初訪問の実務家の方々からの発見や印象に大きな価値があると思われたからである。

 ベトナムのビジネス研究となると、ベトナムを熟知した実務家の方々からのご意見を拝聴することになる。他方、ベトナム訪問が初めてという実務家の方々からの感想や質問は、私にとってより以上に勉強になる。

  以上の趣旨で島根県の松江市を訪問し、さらに近隣の玉造温泉で1泊した。日本の情緒=アジア共通の魅力を実感することができた。

 

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年3月14日 (水)

ラオス株に注目:世界で最も出遅れた!!

 時間不足で詳細の説明は後回しですが、ラオス株式の投資に注目です。

 世界全体の株式上昇基調から見て、最も出遅れた株式市場がラオスと断言できます。

 では、何を買えばよいか? 簡単。上場2銘柄を分散して買えばよい。

 口座開設はどうするか? これも簡単。 http://asmri.com/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年3月13日 (火)

ラオスやミャンマーは「オランダ病」の変種か?

 先週金曜日の立命館大学の国際セミナーで、ミャンマーにも「オランダ病」が見られると工藤先生が指摘された。先生は「資源の呪い」と表現された。

 ラオスの「オランダ病」については、すでに本ブログでも指摘した。資源を輸出し、米ドルが国内に流入。そうすれば国内通貨のキープが米ドルに対して強くなる。キープ高は、輸出品の米ドル価格を上昇させるので、国際競争力を低下させる。これは、製造業産品や農産物の生産の発展を阻害する。

 しかしラオスでは、タイ製品の輸入超過のためにタイバーツに対してキープは安くなっている。米ドルに対してキープ高タイバーツに対してキープ安。この状況は、純粋な「オランダ病」とは呼べないであろう。この意味で「オランダ病」の変種と言えるかもしれないし、さらに「資源の呪い」のラオス型の発現であるとみなされる。

 同様にミャンマーでも「オランダ病」が発生しているというなら、それは「資源の呪い」のミャンマー型の発生形態があると思われる。米ドルに対してミャンマー通貨チャットは強くなっているのだが、おそらく人民元やタイバーツに対してチャットは弱いのではないか。

 こういった通貨の多様性を考慮した「オランダ病」に対する処方箋が、ラオスそしてミャンマーにおいて考慮されなければならないであろう。

 この意味では、伝統的な「オランダ病」という表現ではなく、より曖昧な「資源の呪い」という表現によって、その「呪いを解く」より柔軟な方法を多様に考えることができるように思われる。この問題、しばらく考えてみることにしたい。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2012年3月12日 (月)

「所有と経営の分離」は「経営者革命」とは言わない!!

 私は大学で企業論を教えている。その科目の中で会社支配論は大きな論点のひとつである。

 企業規模が拡大し、株式所有が分散し、経営が専門化すれば、「所有と支配が分離」して「経営者支配」が出現する。このように私は理解しているのだが、最近の企業論や経営学の教科書では、このことを「所有と経営が分離」すると説明していように思われる。

 株式会社は法的には株主=出資者=所有者が支配しているにもかかわらず、実質的な経営者が会社を支配するようになる。これこそ画期的な社会現象であり、それだからこそ「経営者革命」と呼ばれる。

 教科書で記述される「所有と経営の分離」は、少なくとも革命とは呼ばないであろう。株主である企業所有者が、株主総会を通して専門経営者に経営を委託することは当然である。この委託もしくは委任を「所有と経営の分離」と呼ぶなら、それは正しいが、そのことはバーリとミーンズが指摘した経営者支配の論点とは異なっている。

 本来、所有と支配は一致しているのである。それが分離するから革命的である。「所有と支配の分離」と「所有と経営の分離」の相違は何か。このことを私は学生に教えているが、それは間違っているのだろうか。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2012年3月11日 (日)

東日本大震災から1年

 ちょうど昨年、東日本大震災を日本で経験し、その翌日からベトナムを訪問した。原発事故の報道を断片的にベトナムで聞きながら、痛切に「日本崩壊」を感じたことが思い出される。

 この1年を通して「日本崩壊」には至らなかったが、それに近いような状況が徐々に進展しているように思われる。

 私が日本に対して思うことは簡単である。「日本はさすがだ」「やはり日本人は違う」「さすがに日本人は立派だ」。こういった評価を世界から受けるような日本になることである。

 日本という抽象的な概念ではなく、より具体的に言えば、少なくとも自分自身は、そのように評価されたいと思う。世界から見て、またアジアから見て、自分自身はどうなのか。このように個々人が考えれば、その総体としての日本の将来が自然に見えてくるのではないか。

 多数の犠牲者に哀悼を表するとともに、原発事故の責任に対する批判を忘れず、自分自身を省みる。3.11において、こんなことを考えた。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年3月 9日 (金)

メコン川地域開発の国際セミナー開催:立命館大学

 3月9日(金)と10日(土)に立命館大学(衣笠キャンパス)で「ASEAN-Divideの克服とメコン川流域開発(GMS)」という国際セミナーが開催されている。

 参照 「gms_seminar.pdf」をダウンロード

 私は9日(金)に、単なる一般参加者として終日出席した。大いに勉強になったし、知的に興奮した。これこそが、研究者の醍醐味であると思われた。

 この「ASEAN-Divide」とは、アセアン諸国の後発国(CLMV:カンボジア・ラオス・ミャンマー・ベトナム)と先発国6カ国との経済的な格差を一般に意味する。

 ただし、記念講演をされた朝海和夫氏(前ミャンマー特命全権大使大使・立命館大学国際地域研究所客員教授)によれば、中国に対する親近感や信頼度がアセアン諸国で相違しており、それが別の意味の「ASEAN-Divide」ともみなされる。アセアンの将来を考える場合、この視点は非常に勉強になった。

 また、ミャンマー・セッションにおける工藤年博氏(アジア経済研究所)とはヤンゴン大学で10年ほど前にお目にかかって以来の再会であった。この工藤氏と範宏偉氏(中国厦門大学南洋研究院副教授)の報告から、ミャンマーに関する私なりの印象(=仮説)をもつことができた。

 ミャンマーは、経済的に発展した中国とタイに挟まれており、さらにインドにも接している。これらの国々からの経済的な影響は大きい。この中で工業化を進めなければならない。また、天然資源が豊富なことから「オランダ病」もラオスと同様に進行している。

 これらのことから「ミャンマーはラオス的な状況下でベトナム的な工業化を指向している」ように思われた。

 なお、いろいろ議論するのは楽しいが、実学志向の私としては、それだけでは時間の浪費のように思われる。議論や知見がビジネス(=具体的な経済成長の行為)に連携することが重要である。この意味で、制約された時間の中での私の優先順位は、ベトナム・ラオス・カンボジアの次にミャンマーということになる。

 以上、私にとって有意義で貴重な機会を賜った立命館大学の皆様に心から感謝を申しあげたい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年3月 6日 (火)

就活学生のリスク管理

 今の時期、学生の話を聞いていると、個別または合同で会社説明会が頻繁に開催されている。さらに書類審査・SPI試験・集団面接などで選考を始めている企業もある。

 学生は春休みに入っているから十分に時間があるはずで、できるだけ多数の企業との接触をもつべきであろう。

 ここで学生が注意しなければならないことは、もし現在のエントリー企業が全部ダメだった時のことを考えることだ。おそらく現在のエントリー企業は有名企業が大部分ではないかと思われる。夢を描くのは結構だが、現実は甘くない。

 有名企業ほど志望者が多数となり、門戸が狭いのは当然である。また、就活の成否は必ずしも実力を反映しない。「運」も大きな要因となる。

 そうであるとすれば、ここはひとつ、今までのエントリーしている企業を再検討してみることだ。極端な場合を考えて、今までのエントリー企業が全部ダメだった時のことを考える。

 新たな企業を探すことも良いし、新たな進路を考えても良い。いずれにせよ、最悪の場合を想定して、その対応策を用意しておくことは社会=企業における「リスク管理」と同様である。

 方針が決まれば、安心できるし、精神的な余裕も生まれる。それが実際の就活にも好影響を与えることを期待したい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年3月 5日 (月)

フーコック島の点描(4)

 フーコック島の最北端に行ってみた。ここからカンボジアまで約5㎞の距離である。

P1010874
 カンボジアは写真の中央に島のように見えている。それに対するフーコック島は漁船が係留されている。もう少し間近にカンボジアを見たかったのだが、残念ながら道路がない。これは、おそらく国土保全や軍事上の問題があるように思われるのだが、それは邪推だろうか。

 ここで以下の写真のような珊瑚と石を展示・販売していた。もともとタダなのだから、これは割のよい商売である。珊瑚には価値があると思われるが、石の販売は微笑ましかった。

P1010877
 かなり以前に、拾ってきた石を売る男を竹中直人が演じた「無能の人」という日本映画を見たことがあるが、それを想起させた。

 次の写真は、子犬が入れられている小屋である。なかなか可愛いので日本でも人気が出る犬種であると思われた。ひょっとして・・・・?

P1010875 

 ベトナムのハノイでは、韓国と同様に犬肉を食べるので、私は「犬肉を食べるのか」と聞いたが、「そうではない」という返事であった。これに安心した。確かに、もし食べるなら、もう少し大きくしてからであろうし、私の知る限り、そもそも南部で犬肉は食べない。

 

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年3月 4日 (日)

イップマンのメッセージ:続報

 昨日の映画「イップマン2」の最後のメッセージは次の通り。

 「人はそれぞれに身分の違いはあれど、その品格は同じで、貴賤の区別はないと信じている。今、この瞬間から私達が心を開き、互いを尊重できるよう願う」。

 この翻訳の中で「身分の違い」とは何か。映画の文脈から言えば、香港を植民地支配している英国人と被支配者である中国人のことを意味している。

 香港返却後、この「身分の違い」はなくなったが、その後の中国の現状はどうか。この中国映画、中国で大ヒットしたそうだが、単純な反日・反英の活劇カンフー映画ではなく、中国人に対するメッセージとしても意義深いと思われる。

 この「身分の違い」を「国家の違い」という言葉にすれば、日本人を含めた普遍的な自省のメッセージとなるであろう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年3月 3日 (土)

映画『イップマン』を見る

 ケーブルテレビで香港映画『イップ・マン序章』と『イップ・マン2』を見た。

 イップ・マンとは、中国人の人名で葉問と書く。故ブルース=リーのカンフーの師匠であり、その実話に基づいた映画である。

 これら2作品は、最近亡くなった林与一や、韓国映画『戦火の中へ』のキム=スンウに似たカンフー師匠が、日本の侵略や英国人の統治下において、日本軍将校の空手の達人やボクシングの英国人チャンピョンを相手にして、中国人や中国武術の誇りを守るために毅然と戦うという物語である。

130719308281716107465_2 

 イップ・マンは、大きな逆境(=アゲインスト)の中で戦うのだが、その状況設定は旧ソ連でロシア人と戦う映画『ロッキー』や、剣闘士がローマ皇帝と戦う映画『グラディエーター』を想起させる。逆境の設定が常套手段と理解しながら、ハラハラしながら映画に没頭させられる。

 イップ・マンは、人間の品格や貧富の相違を超えて、人間がお互いに尊重・尊敬し合うことが重要であるというメッセージを最後に発信している。

 中国人がイップ・マンに共感し、そのように行動するなら、中国人は世界から尊敬され、さらに世界平和に貢献することになると私には思われた。その実現はさておき、単純に面白い映画である。視聴をお勧めしたい。

 

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年3月 1日 (木)

就職活動の面接対策:必勝のフレーズは?

 就活の面接において大学生にとって必勝のトークは何か? 

 この正解は当たり前のことである。要するに、大学で大学生らしい当たり前の生活を過ごせば、就活の面接は成功すると言うことである。

 正解:「・・・・・・について、ご存じでしょうか?」

 この「・・・・・・」の内容は何でもよいのだが、このフレーズは暗黙的な自己アピールになっている。このような質問を大学生からされて、興味をもたない面接担当者はいないであろう。面接担当者が「どういうこと?」と反応してくれれば、面接担当者を自らの「土俵」に引き込んだことになる。

 また、このフレーズは社会人になって営業活動にも使用できる。このフレーズを冒頭にして、顧客に興味をもってもらえれば、その後に自社の商品やサービスを売り込むことになる。この意味からも、このフレーズを使う大学生に興味を示さない企業はないであろう。

 ただし最も重要なことは、せっかく自分の土俵に引き込んだのだから、そこで絶対に勝利するための準備を怠らないことである。

 結局、就活で成功するためには、大学時代に新たな知見や体験を修得することが重要だということになる。それが不十分だと、いくら「・・・・・・について、ご存じでしょうか?」と言ったところで、それは、自ら墓穴を掘るだけとなる。

 

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

フーコック島の点描(3)

 エコツーリズムは、海を巡る観光資源に加えたフーコック島の魅力である。

 森林の小道を歩きながら、小鳥の声に振り向き、蝶の羽ばたきに眼を凝らす。海岸の遊びに飽きると、こういった楽しみがフーコック島にある。

P1010858
 日本人や韓国人にとって残念ながら、ゴルフ場は現在はなく、また建設計画もないのだが、それは賢明な判断かもしれない。自然破壊をしてまで、果たしてゴルフ場が必要かどうか。また、農薬汚染の問題も懸念される。

P1010862 

 

 ベトナムでは政府レベルの「マスタープラン」が120以上もあり、それが複雑に混線し、結局は何も実行できないというような批判を聞いたことがあるが、フーコック島のような限定的な地域のマスタープランは不可欠であると思われる。 

 未確認であるが、フーコック島に石油備蓄基地を設置する計画もあるそうである。ちょうど、ニンチュウ海岸の水族館やリゾート地域(ニントワン省)に原子力発電所を建設するといった計画と同様である。確固たるマスタープラン=総合計画の策定がベトナム政府に対して望まれる。
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2012年2月 | トップページ | 2012年4月 »