ベトナム製サッポロビールの登場
日本のサッポロビールがベトナムで生産・販売を始めた。今回の訪越で初めてお目にかかった。
値段は通常のベトナムビールより2000ドン(約8円)ほど高いくらいだったから、ベトナム人にとっても許容の範囲である。
まずアルミ缶が金色なのが印象的。間違いなくベトナム人には受けるだろう。しかしベトナムの消費者は保守的だから、新しい商品の浸透まで時間がかかることも間違いない。
今は、高い費用をかけてテレビ宣伝するのではなく、ある程度の販売網を確保し、「あのビールは何か?」と思わせておいてから、テレビ宣伝する。「あれは日本製なのか」と思わせれば、次は飲んでみようとなる。これが正解の市場戦略であろう。
新しいモノ好きで、日本食が流行しているベトナムで人気の出ないはずがない。
味は、日本の「黒ラベル」ほどの深い味わいはないが、ベトナムビールほどアッサリもしていない。ちょうど中間の味である。私はハノイビールがベトナムビールの中では最も好きだ。その苦みがよいのだが、今度は両者を並べて、このサッポロビールと飲み比べてみたい。
私は、この味は南部より北部で人気が出ると思う。ハノイビールの味が北部で受け入れられているのと同じ理由である。
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