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2012年2月26日 (日)

フーコック島の点描(2)

 フーコック島の「ナイトマーケット」は午後6時からである。約100mほど通りが「歩行者天国」となり、その通りの両側に海産物の食堂や土産物屋のテントが並ぶ。

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 店先に並べられた魚介類を炭火で焼いてもらう。もちろんビールは私には不可欠であり、最後の「締め」は焼きめしや「おかゆ」など自由にすればよい。

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 私は、海老、シャコ、ウニ、2種類の貝を注文したが、やはりウニの中身はスカスカで期待外れであった。この時期、ウニの季節ではないに違いない。

P1010826 全部で千円未満。ベトナムでは普通、お腹いっぱい食べて飲んで千円を超えることは考えられない。もちろん外国人経営のレストランは別である。

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2012年2月24日 (金)

勘違いの大学生

 この時期になると、大学では不快なメールや連絡が学生から来ることがある。

 就職が決まっているけれども、卒業単位が不足しているので試験の成績を何とかしてほしいという内容である。追加のレポートでも何でも書きますからというのが通常の交渉条件である。

 私の学生時代から「日本酒の入った一升瓶を持ってきて先生頼みます」というような伝説があったが、そういう経験に私は遭遇したことがない。

 こういう依頼もしくは相談もしくは強要があった時、私は次のように公式に返事することにしている。

 電車に乗り遅れたら、その電車に再び乗ることはできない。次の電車に乗るか、別の交通手段を考えるか、目的地を変更するか、または自宅に帰るしかない。だれもが、そのようにしている。

 乗り遅れた電車に無理して乗ることは、できないことはないが、その電車の乗客に迷惑をかけることは間違いない。

 大学を卒業する人間が、こういった社会の常識に従うのは当然であると思う。

 ほとんどの学生は、こういった正論に納得する。しかし考えてみれば、正論が通らないことが社会の特徴であることも事実であろう。それだからこそ、悩ましい不快なメールになるのである。

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2012年2月23日 (木)

クメール語(カンボジア語)の達人:八波雄一氏

 特定非営利活動法人・関西社会人大学院連合・アジアビジネス研究センターに私は、ベトナム・ラオス・カンボジアに関する特別研究員として参加している。
 http://www.kansai-auae.jp/top_npo/

 「インドシナ3国へのビジネス展開と派遣される企業人・人材育成講座」が開講されており、私は第1回の「総論」を担当し、第2回はカンボジア編、第3回はラオス編という構成になっている。

 2月22日は八波雄一(ヤツナミ ユウイチ)氏が、第2回「カンボジアの現状を探る:その将来に向かって」というテーマで講演された。

 八波さんは、プノンペン王立大学でクメール語を学ばれ、カンボジア在住歴は10年以上になる。クメール語は東京外国語大学で学ぶことができるが、関西で学ぶ機会がない。八波さんは、おそらく西日本で屈指の「クメール語の達人」と思われる。

 カンボジア進出を考える企業が、派遣する従業員に対して事前にカンボジア語やカンボジア事情を学ぶ場合、関西では八波氏は貴重な存在だと思う。

 

 

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2012年2月22日 (水)

ベトナム製サッポロビールの登場

 日本のサッポロビールがベトナムで生産・販売を始めた。今回の訪越で初めてお目にかかった。

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 値段は通常のベトナムビールより2000ドン(約8円)ほど高いくらいだったから、ベトナム人にとっても許容の範囲である。

 まずアルミ缶が金色なのが印象的。間違いなくベトナム人には受けるだろう。しかしベトナムの消費者は保守的だから、新しい商品の浸透まで時間がかかることも間違いない。

 今は、高い費用をかけてテレビ宣伝するのではなく、ある程度の販売網を確保し、「あのビールは何か?」と思わせておいてから、テレビ宣伝する。「あれは日本製なのか」と思わせれば、次は飲んでみようとなる。これが正解の市場戦略であろう。

 新しいモノ好きで、日本食が流行しているベトナムで人気の出ないはずがない。

 味は、日本の「黒ラベル」ほどの深い味わいはないが、ベトナムビールほどアッサリもしていない。ちょうど中間の味である。私はハノイビールがベトナムビールの中では最も好きだ。その苦みがよいのだが、今度は両者を並べて、このサッポロビールと飲み比べてみたい。

 私は、この味は南部より北部で人気が出ると思う。ハノイビールの味が北部で受け入れられているのと同じ理由である。

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2012年2月21日 (火)

日本に帰国しました

 2月21日に関西空港に着きました。

 少し風邪気味での帰国です。フーコック島からホーチミン市経由で関空まで長い1日でした。

 このベトナム訪問については順次報告したいと思います。

 またまた多数の方々のお世話になり、新旧の出会いがありました。皆様に感謝です。

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2012年2月20日 (月)

フーコック島の点描(1)

 フーコック島でベトナムのウニを初めて見た・食べた。10年ほど前にハーロン湾の船上でウニはないのかと質問したが、ウニそれ自体を知らない様子であった。

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 このウニが25,000ドン、ビールを飲んで5万ドン少しであった。でも味はダメ。このウニはナマで食べたが、何ともなかった。私の胃腸が頑丈というのではなく、ウニが新鮮ということだと思う。

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2012年2月19日 (日)

クレセントモール・ジャパンスタイル店を訪問

 ジャパンスタイル店は、ホーチミン市のサイゴン南に位置するクレセントモールというショッピングセンター内に昨年12月に開店した。東京と神戸に本社をもつブレインワーク社が運営する日本製品の展示販売店である。参照:http://www.bwg.co.jp/

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 このクレセントモールは、近隣のロッテマートが大衆的な品揃えとすれば、明らかに高級ブティック街の雰囲気である。たとえば、この店舗の道を挟んだ向かいには高級車ポルシェの販売店がある。

 このモールの地下に、ジャパンスタイル店、ベトナム資本のスーパーマーケットと家電量販店がある。この意味で、地階に流れるお客は近隣の住民であろう。

 しかし、このような顧客をジャパンスタイル店は主要な顧客とは考えていないようである。あくまでも日本企業とベトナム企業の出会いの場を想定している。

P1010515 写真上は、クレセントモールの1階入口である。高い天井、上階まで吹き抜けの大きな空間が訪問客を驚かせる。GAPやDKNYなど日本でお馴染みの世界ブランドの店が並んでいる。平日の午後のために人通りは少数であったが、土日の盛況は想像できる。

 写真下は、ブレインワークス社の近藤社長とジャパンスタイル店である。日本らしさを演出している。入口右の大きな錦鯉の水槽に最初に注目である。

 この店が、ベトナム人相手の小売り店であれば、コンセプトは明確なのだが、日本企業から委託を受けた商品の展示紹介となると、その後の商談や商品在庫をどうするかなどの問題が発生すると思われた。もちろん近藤社長は、こういった課題を理解されており、今後の事業展開について秘策をお持ちである。

 何事も先発者は、批判にさらされるものである。人間それ自体が保守的に慣性に従うものだからである。近藤社長は「私は変わっていると言われると嬉しい人間です」と数年前に言われていたが、それは私にも共通していて、このブログの自己紹介でも利用させてもらっている。

 いずれにせよ、このクレセントモールとジャパンスタイル店の今後の展開からは目が離せない。ビジネス成功の有無はさておき、少なくともベトナム流通業の将来を検討する新しい教材の出現を歓迎したい。開店に対して心からお祝いを申し上げたい。

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2012年2月18日 (土)

フーコック島に来ました

 土曜日と日曜日をフーコック島で過ごすことにした。

 ベトナムのリゾート地として有名であるが、5星の大型ホテルがない。ダナンのリゾート地としての発展に比較すれば、見劣りすることは否定できない。

 しかし国際空港の建設が計画・着工されており、それが完成すれば状況は一変するであろう。その頃になってホテル建設では遅すぎるというのが通常のビジネスの的確な判断であろう。

 このフーコック島は、P1010612北部からはカンボジアが5㎞という近さであり、その間を国際フェリーを運行するという計画も聞いている。そうなれば、フーコック島からカンボジア観光といった新しいルートもありうるし、カンボジアにとってもシハヌークビルなど南部の観光開発に貢献するであろう。

 このフーコック島の状況は、適時紹介したいと思う。日本人が真珠の養殖をしていたり、ベトナム製生ウニを食べることができたり、ロシア人観光客が異常に多かったりする。またニュクマム(魚醤)の醸造所があり、胡椒の栽培もしている。

 シンガポールと同じ面積らしいのだが、観光地として多様であり、今後の発展の潜在力を感じた。

 なお、この島、タイランド湾に位置しており、軍事的には重要であるとも考えられる。平和あってこその経済発展ということを想起させられた。

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2012年2月17日 (金)

お鍋との遭遇

 IKEA(イケア) のお鍋やヤカンはベトナムで生産されていた。これも今回、驚かされた。

P1010439 ホーチミン市の金属加工のベトナム民間株式会社の商品展示の中に見たようなお鍋やヤカンを発見した。

 イケアに輸出しているそうである。ただし、それらが日本で販売されているかは未確認である。

 通常はリスク分散のために複数の国で生産しているはずである。

 
 このベトナム会社のベトナム人部長は、自社株を4千株所有しているそうである。「いずれ上場して株価が上がるといいですね」と言うと、それまでは気むずかしい顔で応対していたが、まさに破顔一笑であった。国営企業が株式会社化し、従業員が株式を所有するという典型例である。それによって従業員のやる気も出る。

 

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2012年2月16日 (木)

さすがに新妻さんはスゴイ

 普通の人なら、「新妻さんがスゴイ」となると興味津々になると思うのだが、新妻とはハノイ在住の私の大先輩である人名である。

 ハノイ在住の小松さんから10年ほど前であったかに「新妻さんを紹介します」というメールを頂戴した時に「・・・・・・」と当惑したこと思い出す。

 しまね産業振興財団の今回の訪越の日程は、新妻さんの三進ベトナム社が組んだものであったが、その訪問企業先の調整は、さすがに長くベトナムに関係してきた新妻さんであると感服した。参照 http://sanshinkoeki.co.jp/01greeting/greeting.html

 南部と北部の機械金属加工の企業が、現地企業、合弁企業、日系100%企業というように所有形態別に組み合わせられており、それぞれの経営者の考え方や技術水準の相違や特徴が効率的に理解できた。

 あくまでも私見であるが、大手旅行会社には簡単に真似できない日程であった。また同時に、複数の企業をご紹介した中で新妻さんの三進ベトナム社を選択した島根県の皆さんにも敬服した。一般に公的な機関の取引先は、無難な有名大手企業という認識があったからである。

 新妻さんならびに今回の島根県からの参加者皆さんのご発展をお祈り申し上げたい。

 

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2012年2月15日 (水)

マニーとの遭遇

 マニーとは、会社名であり、医療用の治療器具を製造している。医療器具は医師の技量を最大限に発揮させるものでなくてはならず、その意味で精密加工が求められる。そのために人間の手作業や肉眼の検査に依存する労働集約的な仕事なのだと私は思う。P1010289

 ベトナムからラオスに進出した同社を訪問したいと思っていたのだが、しまね産業振興財団の今回の見学先に向かう途中でマニーの社名を見たときは少しばかり興奮した。

 参照:http://www.mani.co.jp/

 タイグエン省にある見学先のメインファ(MEINFA)社を訪問して、さらに驚いたことは、このベトナム会社がマニー社との合弁会社であったことや、現在もマニー社と取引関係があることであった。このメインファ社の生産技術は高く、十分にマニー社からの技術移転を受けていると考えられた。

 ぜひ次回には、ベトナムかラオスのマニー社を訪問させていただきたいと思った。

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2012年2月14日 (火)

ハノイのゴルフブーム

 ハノイのゴルフブームと言っても、だれもがゴルフをするというわけではない。

 ゴルフの会員権の価格が上昇している。数年前に私は3万ドルでハノイの某ゴルフ場の会員権を買わないかと言われたことがあったが、今や9万ドルといった相場だそうだ。

 ベトナム人は儲かれば何でも投資するという性向がある。不動産投資ブーム、株式投資ブーム、金投資ブーム、喫茶店ブーム・・・。たとえば昨年夏のホーチミン市では、喫茶店が並ぶ通りを見たが、お客はほとんどいなかった。

 ゴルフ会員権の次は何がブームになるか。日本の高度経済成長の時代を想起すれば、またベトナム人の生活を観察していれば、何か見つかるはずである。

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2012年2月13日 (月)

これは「第3次JETRO訪問ブーム」だろう・・・

 P1010206

 島根県の皆さんとJETROハノイ事務所を訪問した。

 千客万来であった。

 これは「第3次JETRO訪問ブーム」と認定してよいであろう。

 ベトナム投資ブームと認定するより前に、少なくとも「JETRO訪問ブーム」であることは間違いない。

 1994年当時の三浦さん時代からお世話になっているハノイJETROの盛況には感慨深い。このブームがベトナムのビジネスに具体化することが望まれる。

 対応していただいた佐藤さんが述べておられたが、「何の販路もない状態でベトナムに来る」という中小企業経営者がおられるそうである。私も、こういう経営者を知っている。「ともかく会社を設立する」という人である。

 いくら日本企業を取引相手にすると言っても、ここはベトナムである。ベトナム人を介在しないとビジネスは成立しない。おそらく「日本のようにできない」ことを実感した時には、経営危機の状態ではないか。このようなことを考えると、第3次ベトナムブームが定着するには様子を見ることが必要であろう。 

 

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2012年2月12日 (日)

ハノイの紀伊で「あの人」を見た?

 ベトナムでは日本料理店が続々と開店している。

 1998年当時のJETROハノイの所長であった朝倉俊雄さんは、ハノイにある日本料理店がすべて繁盛するように巡回するようにして食事していると言われていたが、今日そんなことをすれば、数ヶ月の時P1010170間が必要になるだろう。

 多数の日本料理店が氾濫する中で、私は、やはり1998年の開店当初からのおなじみの「紀伊」に足が向く。

 その紀伊で、写真のような人物を見た。ひよっとして今話題の「あの人」ではないか。最近では、インタビューの内容が著書になって日本で出版された。

 「あの人」は、カウンター席の最も奥の方で一人で生ビールを飲んでいた。オツマミは「クレソンのゴマ和え」と「キクラゲの卵炒め」。やはり脂肪分を控えめにして、健康には気を遣っているのだろう。

 土曜日の夜ということで、お客は通常よりも少ないようであったが、ここで飲むと私はハノイに帰ってきた気分になる。やはり「あの人」もそうなのだろうか・・・・・。

 おそらく写真は、ハノイの白昼夢ならぬ酔っ払いの幻覚が具現化したものに違いない。このように私は自分に言い聞かせた。

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2012年2月11日 (土)

関西空港から:さあ、ベトナムだ!!

 定期試験の採点が終わり、入学試験の監督も終わり、教授会も終わり、いよいよ私にとってベトナム・ラオス・カンボジアの時がやって来た・・・。

 今回のベトナム訪問は、しまね産業振興財団のベトナム視察のお手伝いをすることが仕事である。私は文字通りの「遊軍」としての役割を果たそうと思っている。

 「遊軍」は「正規軍」と違っての難しさがある。すでに訪問日程が決まっているのだから、それを予定通りに粛々と進めるのが「正規軍」である島根県や財団の職員の皆さんの仕事であると思う。そうであるとすれば、私の役割は予定外の出来事や訪問先に対して臨機応変に対応することであると思う。

 この視察旅行に参加される企業経営者の皆さんの満足度を向上させるために微力ながら貢献できればと思う。

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2012年2月10日 (金)

『アホ大学のバカ学生』を読む

 石渡嶺司・山内太地『アホ大学のバカ学生:グローバル人材と就活迷子のあいだ』(光文社新書、2012年)を読んだ。

 幸か不幸か、私の勤務先の流通科学大学については紹介されていないが、商学部の小無啓司教授が2011年12月から「eface」という中小企業情報サイトを開設・運営しているこという話題が好意的に取り上げられている(112頁)。

 先日の教授会で小無教授に「本に出てましたね」と声を掛けた。同書を未だ読んでおられないようであったが、サイトの立ち上げは本当ということで、同書に紹介されたことを喜んでおられた。

 さて同書の趣旨は、大学の現実を具体的に紹介し、それを基礎にして今後の高等教育の在り方を広く検討することであると思われる。その現実が面白おかしく書かれているために抵抗感をもつ大学関係者もいるだろう。

 私見では、「アホ大学」の「アホ」は具体的には、伝統や面子に過剰な誇りをもって、必要な改革に目を背ける大学経営者や教員のことである。この意味で、東大や京大と言った名門大学であっても改革を怠ると「アホ大学」と呼べるのだが、さすがに東大は9月入学を提起したように完全な「アホ大学」に陥っていない。ただし原発事故で表出した「御用学者」の存在を考えれば、東大には権威主義的な「アホ大学」としての伝統もあるので要注意である。

 「アホ大学」でも学生が優秀であると、現状では、それなりの受験生が集まり、それなりの就職ができている。それは学生の努力や能力のおかげである。

 なお同書は「バカ学生」を必ずしも偏差値だけでとらえていない。賢い「バカ学生」もいるし、反対にアホな「賢い学生」もいる。

 要するに大学の使命は、「アホ学生」を賢く育てて、一人前の社会人として送り出すことであろう。同書は、大学関係者が謙虚に反省するための教材として読まれるべきであると思う。

 

 

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2012年2月 6日 (月)

役員報酬の減額はあっても役員数の削減は寡聞だ

 国会議員の定数を削減して、それを前提(言い訳)にして消費税を上げるという議論がある。

 しかし民間企業が業績赤字の場合、役員報酬を削減したり、役員賞与を返上することはあっても、役員数を減らすが、役員報酬はそのままということは寡聞である。

 民間企業の感覚が政治に必要だという政治家は多いが、議員の報酬や歳費の削減を言わないのは、その主張が「ご都合主義」と批判されてもしかたがないのではないか。

 企業が役員数を削減しないのは、それぞれの役員が企業経営において不可欠な管理職としての役割を果たしているからである。役員数の削減では、その後の経営再建に支障がある。しかし責任をとる意味で報酬は返上する。これで従業員も納得する。

 定数削減に賛成する議員や政党は、多様な民意を自分自身が代表しているという自覚がないからかもしれない。民意を代表することが国会議員に不可欠の仕事なら、国家財政を削減するという大きな目標のためには、定数削減よりも議員の報酬・歳費や政党助成金の削減が優先されるべきである。

 たとえ世論の多数が定数削減であっても、それでは政治運営の人材が十分に確保できず、また少数意見が反映できないと反論するのが政治家ではないか。

 こういう発想は、民間企業の優れた経営者なら当然であると思う。ここでは、念のために「優れた」ということにした。

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