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2012年1月16日 (月)

センター入試の不祥事:2つの原因

 センター入試で答案の配布忘れなどの不祥事があり、受験生に多大の迷惑をかけた。

 私の勤務先の流通科学大学もセンター入試会場となり、私は1月15日の3時限目と4時限目の数学の試験室の責任者であった。

 責任者といっても、入試要項のマニュアル通りに受験生に指示する仕事であるが、何らかの事故があった場合、責任者としての責任を取らなければならない。この意味で緊張するのは当然である。

 センター入試を実施するために、私の大学では2回の監督者説明会を開催している。いずれか1日に出席すれば良いことになっている。

 いわゆる国公立大学や受験生が殺到する私立大学と違って、私の勤務先のような偏差値が低位の私立大学では、センター入試の不祥事発生が受験生にマイナスのイメージを与えてしまうことが懸念される。したがって教職員はセンター入試の無事の監督・実施に真剣に取り組んでいると思われる。

 大学における教職員の緊張感の大小が、不祥事の発生の有無を分けたのではないか。

 もう一つの理由は、試験の実施要項のマニュアルが膨大なことである。現場の監督者として実施要項を全部理解し、それに基づいて的確に対応しなければならないのであるが、本心を言えば、何らかの不測の事態が発生しないことを祈るばかりである。

 試験実施は、どの受験生にも「公平」な試験環境を与えることが大原則である。そのための指針は必要であるが、それ以外の詳細は自由裁量でもよいと思われる。

 実施要項には「皆さん、こんにちは」とか「どうもお疲れさまでした」という台詞は記載されていない。しかし、これらは自然に出てくる台詞である。これらの不規則発言は、マニュアルに記載されていないからといって特に問題ではないと思われる。

 今回の全国的な不祥事を契機にして、現場感覚に即した来年度の改革が望まれる。 

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