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2011年9月 2日 (金)

日本から大学生がやって来た!!(6):プノンペン経済特区を訪問

 プノンペン経済特区は、カンボジアの首都プノンペンにおける最も早い経済特区である。私がカンボジア初訪問の2003年当時から名前を聞いていた。

 それ以来、上松社長にはお世話になり、カンボジアの経済や経営環境にについてお話を伺ってきた。日系の経済特区であり、しかも首都にあるということから、この経済特区の動向が、日本企業のカンボジア進出の動向を左右すると思われた。

P1000642_2(写真)ハル=プノンペン=コミックセンター

 この観点から言えば、カンボジアの投資ブームに火が付いたと言ってよい。第1次の分譲は終わり、第2次工事が始まっているからだ。日系企業も、以前に紹介した製靴メーカーのタイガーウィングやクリーンサークルに加えて、味の素・ヤマハ・ミネベア・コンビ(ベビーカー)など大手企業が進出を決めた。

 ミネベアやコンビなどの大手企業であっても、貸し工場からの出発である。そこで従業員の教育やカンボジアの生産管理ノウハウの修得をしてから、本格的な工場建設を進めようという計画である。初めての国のビジネスは「小さく始める」。これはベトナムでも指摘されてきた外国進出の鉄則である。

 今回は、ハル=プノンペン=コミックセンターを訪問し、竹原社長からお話を頂戴した。日本の古本漫画が、このように再生されているとは驚きであった。著者も書名もバラバラな古本漫画がコンテナーで日本からカンボジアに送られ、それらのラベルやスタンプが消去され、さらに数10万冊の本箱に整然と並べられていく。そして日本の漫画喫茶などに輸出される。詳しくは、http://uraraka.co.jp 参照。

 マンハッタン経済特区がベトナムに依存し、サイゴン港やホーチミン周辺の新設港に近いことがメリットであるとすれば、このプノンペン経済特区は、サイゴン港にもシハヌークビル港にP1000655

(写真)プノンペン市内のSBI証券:このビルの向かい側にカンボジア商工会議所の建物がある。

もアクセスが可能という優位性がある。さらに日本人の生活環境はマンハッタンとは比較にならないほどにプノンペンは恵まれている。もっともマンハッタン経済特区も、週末はホーチミン市でゆっくりするという生活は可能である。

 次回、シハヌークビル経済特区を紹介するが、要するに、それぞれの経済特区には長所と短所がある。それを各企業が自由に判断する。こういった市場原理が機能している。そのためには、情報開示が前提であり、さらにその情報を解釈・解説できることが求められる。

 カンボジアにもベトナムにも工業団地・経済特区は多数存在し、確かに情報は開示されているが、その情報の背後にある「生の実態」が、最も必要とされる「経営情報」である。やはり現場に行って、自分の五感で確認することが海外進出では不可欠と改めて感じられた。

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