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2011年9月 1日 (木)

日本から大学生がやって来た!!(5):マンハッタン経済特区を訪問

 カンボジアの訪問目的は、証券市場の動向を含めた最新情報の収集と、経済特区3カ所(マンハッタン、プノンペン、シハヌークビル)の比較検討である。学生には、ベトナムでは消費流通業の調査、カンボジアでは製造業の周辺環境調査という目的を事前に伝えてある。

P1000596 (写真)マンハッタン経済特区の看板:正門は建設中であった

 マンハッタン経済特区は、ベトナム国境付近バベットにあるために、わざわざベトナムとカンボジアで自動車を乗り換えて国境を越えた。こういった連携が可能になったのは、カンボジア側に信頼できる運転手トーチさんがいたからである。定刻の午後2時にバベットのホテルに迎えに来てくれた。

 マンハッタン経済特区の管理事務所で好印象のカンボジア人職員からお話を伺った後に、同特区に入居されているポリエチレン手提げ袋製造販売のモロフジ・カンボジア社の諸藤社長にお目にかかった。アポなしの訪問となってしまったが、快く対応していただいて感謝を申しあげなければならない。諸藤さんによれば、プノンペンの空港タクシーが会社に来たのは初めてということであった。すでに生産は開始されており、カンボジア人労働者の生産性は、先の進出国の中国人の65%程度ということであった。

 日本の中小企業の外国進出となれば、工業団地のレンタル工場で小さく始めて、順調な操業見通しが立てば、本格的な工場建設を検討することが「通説」である。そのことで「生産に集中」できるからである。

P1000629 (写真)ネックルンのフェリー船上:右からトーチさん、大学生3名

 単独企業の外国進出は、政府申請手続きや法務・人材確保・通関・電気通信・水道など本業の生産活動以外の複雑な仕事に忙殺される。さらに周辺住民や地域との円滑な関係を最初から構築しなければならない。工業団地の管理事務所は、それらの煩雑なことを代わりにやってくれたり、相談に乗ってくれたり、支援してくれたりする。

 以上は、ベトナム工業団地での経験に共通していた。カンボジアも事情は同じである。ただしカンボジアでの新たな発見は、生産計画よりも大きな土地を購入し、それを後に転売したり、他社に貸したりすることである。こういう話はベトナムで聞いたことがない。

 資金的に余裕のある会社なら、こういった工業団地の進出もありうる。ただし土地は所有ではなく、利用権を50年間とか90年間という契約で取得することはベトナムと同じである。

 マンハッタンの次は、プノンペンとシハヌークビルの経済特区を訪問の予定である。

 

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