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2011年9月30日 (金)

メコン川流域のセミナー開催:東京でお目にかかりましょう

 東京で以下の要領でセミナーの講師をいたします。

 

 この8月~9月のベトナム・ラオス・カンボジア出張の最新情報をお届けしたいと思っています。お目にかかりますのを楽しみにしております。

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日時 平成23年10月6日(木)14:00~16:00

会場 タワーホール船堀4階「研修室」

 江戸川区船堀4-1-1

テーマ 東南アジア・メコン川流域国ビジネスの可能性

受講料  無料

担当  東京商工会議所 江戸川支部  早坂・松本

1340091 江戸川区船堀4-1-1タワーホール船堀3F

℡.0356742911FAX.0356742997

E-mailkhayasak@tokyo-cci.or.jp

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なお、以下の添付ファイルもご参照ください。

「edogawa-seminar.doc」をダウンロード

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2011年9月27日 (火)

ベトナムの「おにぎり」:ファミリーマートの事例

 この8月のホーチミン市では、ファミリーマート8店舗の調査を実施した。注目の商品は、ベトナム人向けに開発された「おにぎり」と「サンドウィッチ」である。

P1000420 この「おにぎり」はベトナム人向けである。したがって、日本と違って電子レンジで温めるそうである。また、同じ什器に並んでいるサンドウィッチもベトナム人顧客は温めることを希望するそうである。

 ご飯はベトナム人向け。私は冷たいまま日本と同じように食べたが、ベトナム米のためか、少し硬いポロポロの感じがする。それでも十分に食べることができる。ベトナム流で温めると確かに美味しくなるだろう。

 ベトナム独自の「おにぎり」は「ベーコンマヨネーズ」。日本と同様に「ツナマヨネーズ」はあるが、ベーコンはベトナムだけということであった。

 マヨネーズがベトナムで普及し始めたのは数年前である。それはパンを食べる習慣とともにベトナム家庭に入り込んできた。それがベトナムでは、すぐにご飯と一緒になった。

 すでにハノイでは「どら焼き」を鈴木さん(元ハイハコトブキ社長)が作っているが、これはベ

P1000407
トナムの材料を使った日本の味である。ベトナムは餅米もあり、たとえば次に「おはぎ」があっても不思議でない。

 ファミリーマートは単年度黒字になっていると言う。おにぎりとサンドウィッチに続く新製品に期待したい。

 なお、日本も同様であるが、その店にしかない商品があれば、その店は魅力である。しかし商品の差別化は模倣される。そこで当然、ファミリーマートは人材育成を重視している。ファミリーマートにしかない雰囲気をつくりだすことができれば、それはベトナム人にも受け入れられるであろう。

 

 

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2011年9月23日 (金)

ラオスから富永さんの最新情報

 ラオスでの私と富永幸子さんとの出会いは2001年である。もう10年の交際が続いている。

 最近の富永さんは、NHKの「ラジオ深夜便」でラオスのレポーターをされている。お元気なお声を聞くのが楽しみである。また、この8月にはラオス・ビエンチャンでお目にかかった。

 数年前のことであるが、富永さんは生死の間をさまよったことがある。ラオスやカンボジアそしてタイで利用されるツクツク(6輪=オートバイ2輪+客席4輪)と交通事故に遭われたのであある。私は、メコン川を越えてタイ側の病院にお見舞いに伺った。

 この時の富永さんの言葉が忘れられない。「私は生かされたと思う・・・」。誰に生かされているのかは不明だが、こういう気持ちは貴重であると思う。私も共感し、そのような気分になっている。私の人生の中で最高の友人であった神戸大学・学生時代の収納宏紀(金沢市の収納アパレル(株))との20歳代での死別を経験しているからである。

 富永さんから、以下のレポートを頂戴した。それをそのまま掲載したい。ラオスと日本の友好親善の最新の情報である。

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 ラオスでUNDER16(15歳)の「アジア・チャンピオン・フットボール」の試合があり、日本選手の応援のため、9月21日朝5時起きして、太巻き10本、肉じゃが3キロ、おはぎ100個を作って差し入れしました。

 生ものはいけないし、食中毒になったら大変と気を遣いました。ラオスではお肉はかたまりで売っているので薄くスライスするのに苦労しました。9月4日以来の海外遠征で和食を食べていなかったと大変喜ばれました。

 皆、勢揃いして、キャプテンからお礼のご挨拶があり(写真) 、とても礼儀正しい子どもたちでした。翌22日のヴェトナムとの最終試合には頂いたJFAのTシャツを着て応援に行き、5-2で勝ちました。ちなみに数日前のラオス戦でも6-0で勝ち、これで決勝リーグへの進出が決まりました。

 応援日本人は私たちのグループ6人だけの淋しいもので、相手チームはヴェトナム系のラオス人が大勢観戦していて、太鼓や笛でにぎやかな応援でした。選手たちには「おめでとう」と声をかけましたが、体は大人なみですが、まだ15歳の若い子どもたちですので、恥かしそうにしていました。

 日本サッカー協会のHPの中で、選手たちへ差し入れしたことが写真付で紹介されてました。

http://www.jfa.or.jp/national_team/topics/2011/472.html

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 私がラオスでJICA専門家として滞在中の2001年、富永さんの自宅での日本食の味は、おそらく一生忘れられない思い出である。一宿一飯の恩義を忘れては、私の人生観からの逸脱になる。日本のサッカー少年が、ラオスでの思い出を糧にして今後に活用することを期待したい。

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2011年9月21日 (水)

大阪府議会「日越友好親善議員連盟」で講演

 9月20日(火)から大阪府議会が開催された。その夕刻に大阪府議会「日越友好親善議員連盟」の総会も開催された。その講演会の講師を私は担当した。

 約80名の大阪府会議員が連盟の会員である。会長は民主党の中村議員、事務局長は維新の会の三田議員。それに自民党・公明党・日本共産党という超党派の諸議員が会員となっている。

 「ベトナムの最新事情」というテーマの30分間の私の講演の中で、ベトナムに「40ドルのフォー」があり、日本のファミリーマートが進出していることを紹介したが、その反応がよかった。

 ベトナムは「普通の国」であることが、議員の皆さんに理解していただけたと思う。来年には、ベトナム訪問されるそうである。大阪とベトナムの友好親善の発展と深化を期待したい。

 

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2011年9月20日 (火)

理論は何のためにあるか?:アジア経営学会(2・完)

 現実から事実を整理し、それを理論化する。その理論化のために先行研究を十分に検討する。その理論が新しい知見を提供する内容であれば、それは理論=学問に貢献したことになる。これが一般に学者=研究者の仕事もしくは使命と思われている。

 アジア経営学会の報告を聞いていて、こういった学問的な手順を踏んでいる若手研究者が多数であり、学問=研究のプロとして育っている若い人々を頼もしく思った。また、私自身の反省材料にもなった。

 しかし、「理論のための理論化」という研究姿勢が気になる報告があった。何のための理論かということである。少なくとも経営学では、現実の企業経営に対するフィードバックが必要であろう。何らかの現実の企業経営に対する「含意」が意識されなければならないと私は思う。

 現実の企業経営に対して最も直接的な貢献は、このようにすればよいという具体的な助言・示唆である。実例を示して現実の企業経営に貢献する。

 しかし、それでは一般性がなく、普遍的な貢献ではない。そこで理論が登場する。理論的に有効な貢献は、幅広い現実に対して適応可能でなければならない。しかも、それぞれの個別の企業に対して豊富な示唆が提供できなければならない。そうであれば、それは立派な理論である。

 私は、現実の企業経営に対する適応性・有効性を考慮しない理論はありえないと思う。そうでなければ、少なくとも理論化に協力してインタビューに時間を割いていただいた企業現場の人々に非礼であろう。

 企業経営者の立場になれば、大学の先生のインタビューは時間の浪費ではないか。何のビジネスのプラスにもならない。なぜなら、基本的な質問に答えるだけのことが多いからである。有益なインタビューとは、双方向の対話があり、お互いに有益な情報交換ができる場合であると思う。そのようなインタビューができるように私は努力したいと思う。

 

 

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2011年9月18日 (日)

京都大学・塩地先生の報告からのアイデア:アジア経営学会(1)

 アジア経営学会が京都の龍谷大学・深草キャンパスで開催された。9月16日は理事会に出席し、17日は自由報告と統一論題で司会を担当、そして18日は各先生の報告から勉強をさせていただいた。

 大学教員も学会となれば、休日返上で働くのであるが、これは個人的に重労働である。どうも夏休みの海外出張の疲労感が抜けない。 しかし、学会出席で勉強できるのだから、それが仕事である。

 今回の報激的な報告は、京都大学・塩地洋先生の「日中韓自動車産業の国際競争力比較」であった。要旨は簡単である。

 世界の自動車生産量は、生産国基準(どこで作ったか)では、中国(1826万台)が日本(963万台)を上回っているが、メーカー基準(だれが作ったか)では、中国(980万台)よりも日本(2267万台)が上回っている。このことは、日本の国際的な競争力が健在であることを示している。

 たとえばブラジルは生産国基準では364万台を生産しているが、ブラジルの純粋な自動車メーカーはないので、メーカー基準では0台となる。この生産メーカーの国とは、世界本社がその国にあり、開発・生産など主たる機能がその国にあるといった条件である。いわゆるCKD(100%部品の組み立て)生産の国は生産国にはなりえても、生産メーカーの国とは言えない。

 このような塩地先生の報告を通して、私は農業生産を想起した。たとえば日本の食糧自給率を向上させると言う場合、日本人の生産者が外国で生産した農産物は日本の生産に含まれないのだろうか。

 現在の食糧不安の原因は「外国で」「外国人が」生産するからであって、「日本で」「外国人が」生産したり、「外国で」「日本人が」生産する場合はどうなのだろうか。

 日本経済新聞(2011年8月1日)によれば、韓国政府は、「海外に農地を確保して穀物生産を拡大する対策をまとめた。2020年までに国内対策と合わせて約10兆ウォン(約7300億円)の予算を投入。海外生産分を含めた穀物の自給率を現在の27%から65%に引き上げる」と指摘されている。

 カンボジアの広大な土地使用権を韓国や中国が取得していることを実際に見聞して、私に投資資金があればと痛感した。個人の利益というよりも、日本の利益のために土地を確保しておくべきだと思った。

 これまで「日本で」「日本人が」生産するだけでは、日本の自動車産業さらに言えば、日本の製造業の発展はありえなかった。現在の日本の海外農産物の生産は、「外国で」「外国人に」委託生産するのだと思う。その方がコストが安いからである。

 そうではなく、「外国で」「日本人が」生産するべきではないか。もちろん働くのは外国人となるが、農地の所有権・使用権は日本人が確保するべきである。こういった実態が不明である。現在のTPP参加の是非を議論する場合、こういった統計資料も提示してほしいと思う。

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2011年9月15日 (木)

ちょっと疲れが・・・「ベジタリアン」を考える

 8月12日~9月5日、約3週間の出張であったが、さすがに疲れた。いつもなら1人での行動が多いのだが、今回は同行者いて、どうも調子が悪かった。

 たとえば1人なら、朝食を食べたら昼食はパスをしてもよい。しかし同行者がいれば、どこで昼食を取るかを考えなければならない。これは体重増加の大きな原因であった。うんざりするような肥満化は自己嫌悪そのものである。

 8月15日には、北新地の創作中華料理店「みやざわ」で会食があった。スッポンスープのコラーゲンたっぷり味は元気百倍になり、最後のウニ入りチャーハンのイクラ和えなど、駄洒落ではないが、いくらでも別腹で食することができた。

 私を気遣っていただいた懇意のインド貿易商社社長の招待であり、大感謝なのだが、肥満のことを考えると、これも自省しなければならないことである。

 このような意味で、以前にも考えたのだが、「ビジタリアン宣言」をしてみればどうだろうかと真剣に考えている。lこの場合、ビールなどの酒類もベジタリアン料理に含まれるのであろうか。植物起源であるから、問題ないと思うのだが・・・。

 自己規制・自己節制として、また会食での言い訳として「ベジタリアン宣言」をしてみようか・・・。逡巡である。

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2011年9月13日 (火)

ベトナム人女子大生の会話

 ベトナム人女子大生の会話。

 「私、韓国に行って鼻を高くしようかしら・・・」

 「美人になりたければ、韓国に行って整形すればいいのよ」

 「ミスベトナムに選ばれるためには、足が長くないとダメよ」

 「足を長くする整形はあるのかしら??」

 「それは難しいんじゃないかな・・・」

 ベトナム人の間では美形の韓国芸能人がブームになっているが、この会話からは、けっして韓国人が無条件に賞賛されているわけではないと思われた。「整形までして美人になりたいか」という一種の侮蔑の念が、この会話に含まれているように感じたからである。

 たとえば「ミス=ベトナム=コンテスト」の選考では容姿のみならず、知性や社会意識も十分に考慮されると言われている。ただし、これがベトナム人の建前なのか本音なのかは不確実である。

 ベトナム人の「本音」を推察できるようになること。ベトナムのビジネス成功のために不可欠であるが、そのためには経験と時間が必要である。さらに人間観察力というような感性も重要であろう。このようなことを念頭に入れて、今後もベトナム人とつき合ってみたいと思う。

 

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2011年9月12日 (月)

映画『ブラック=スワン』について

 ★ナタリー・ポートマン主演★■両面印刷Ver■ [映画ポスター] ブラック・スワン (BLACK SWAN) [DS]

 日本帰国後、映画が見たくなった。そこでナタリー=ポートマンがアカデミー主演女優賞を受賞した『ブラック=スワン』を自宅で見た。  エロティックな映像や華麗なバレー演技は定評通りであると思われた。そのほかに主人公ニナの「完璧」をめざすプロ意識が注目された。

 あることに人生のすべてを注ぎ込んだ人間の執念は、次第に人間の通常の精神をも狂わせる。それだからこそ常人と異なった優れた仕事ができる。妥協を許さない自分に対する厳しさは周囲から見れば理解できないが、本人にとってはそれが自己の存在意義であり、矜持である。

 主人公のニナは真面目な秀才タイプ。そのニナが真面目に「不良(=黒鳥)」を演じようと努力する。これが見所である。また母親と娘の関係も面白い。ニナの父親がどうしているか不明だが、母親がバレーの踊り子であった時の子どもがニナであるようだ。そういった母親や娘の感情を想像させる最小限の情報が提供される。間延びさせない奥行きの深い映画作りである。

 『レオン』のナタリー=ポートマンを想起すれば、彼女の役者そして女性としての成長それ自体を楽しむこともできる。最近は気分転換用の単純明快な映画を見ることが多くなったが、『ブラック=スワン』は久しぶりに充実した映画であった。

 この映画の教訓であるが、あまり真面目に考えすぎると、人間は変になるということかもしれない。「過ぎたるは及ばざるが如し」。また、医学的にニナのような症例が実在すると思う。「多重人格」はよく聞く話である。この映画をさらに楽しむためには、こういった知識が必要であると思われる。

 

 

 

 

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2011年9月11日 (日)

タム先生が京都で講演

 ハノイ貿易大学のタム先生とは10年以上の交際である。ベトナム人の中で親しい友人と思っている。また、(社)日本ベトナム経済交流センターの顧問に就任していただいている。

 そのタム先生が以下のように講演をされる。私も応援に出かけたいと思っている。ビジネス関係者にとっても、ベトナムの日本語教育の現状を知る好機と言えよう。

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■第248回 日文研フォーラム■

・日時: 平成23年9月13日(火)14:00~16:00

・発表者: グエン ティ タン タム
ハノイ貿易大学・上級講師、ベトナム科学技術協会技術開発研究所・副所長、国際日本文化研究センター 外国人研究員

・発表テーマ: ベトナムにおける日本語教育と日本研究の現状

・発表内容: 8世紀ごろ、日本人は初めてベトナムに足を踏み入れたが、その後特に17世紀(鎖国前)に両国の交易は盛んになり、当時の繁栄の跡を残すホイアン「日本町」は、世界遺産にもなっている。長く、複雑な交流の歴史を経て、1970年代後半に越日の国交が樹立され、ついでベトナム経済刷新政策(ドイモイ)が行われた1986年以降から今日に至るまで、両国間の外交・経済・文化交流関係は益々深められてきた。それらを機にベトナムにおける日本語教育と日本研究は、本格化・発展・活性化の道を歩んできた。こうした活動の経緯、現状と展望を概観し解説を試みたいと思う。

・コメンテーター: 白幡洋三郎・国際日本文化研究センター教授

・会場: ハートピア京都 3階大会議室
 京都市中京区竹屋町通烏丸東入る清水町375
 (京都市営地下鉄「丸太町」駅下車⑤出口すぐ)

・申込: 不要(定員180名)

・受講料: 無料

・主催: 国際日本文化研究センター:大学共同利用機関法人・人間文化研究機構

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2011年9月10日 (土)

ベトナムで「猿の惑星:創世記」を見逃す・・・

 9月4日(日)にホーチミン市で自由時間があった。同行の女子学生は「お土産買い」に何度か出動したが、私は特にすることがなく、映画を見に行くことにした。

P1000873  日本では、10月初旬に公開予定の「猿の惑星:創世記」(Rise of the Planet of the Apes)が、ベトナムでは既に8月半ばから公開されている。ベトナムが日本よりも先行している。この事実を日本人は余り知らないように思われる。何でも日本が進んでいると思うと大きな間違いである。

 実は3月にも、東日本大震災が影響で日本公開が延期された「ロサンジェルス決戦」が、ベトナムで公開されていた。これは時間がなくてベトナムで見ることができなかったが、日本に帰国後に本家「ロサンジェルス決戦」の亜流版「バトル=オブ=ロサンゼルス」をレンタルビデオ店で借りて見た。

 本家の「ロサンジェルス決戦」が公開されていないのに、その亜流版がレンタルDVDとして発売されている。どうも順序が逆のような気がする。

P1000876  そして何よりも、上記の「猿の惑星」や「ロサンジェルス決戦」のように、ベトナム公開よりも日本公開が遅い理由は何か。何か「裏」があるのでは???と邪推してしまう。

 なお、事前に映画館に連絡して開演時刻まで調べたのに、入場券は売り切れであった。中国人街にあるパークソン百貨店内の映画館であった。

 映画館の入場料は曜日によって変化する。大人料金について月曜日・火曜日・木曜日:7万ドン、水曜日:6万ドン、金曜日・土曜日・日曜日:9万ドンである。国立大学の授業料が毎月30万ドンというから、学生にとって安いわけではないが、ベトナム人の若者の購買力は恐るべきである。当然、親は大変だな・・・と想像される。これについてベトナムと日本の事情は同じである。

 

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2011年9月 9日 (金)

ヌックルンのフェリー乗り場で

 フェリー乗船の待ち時間に買い物をしたり、何か食べたりする。旅情をかき立てる楽しみである。昨日のヌックルンのフェリーでは、以下のような食べ物が売られていた。

P1000620  私は「海老せん」を食べたが、かなり美味しかった。ライムを搾って塩胡椒をかけて食べる。しかし、なぜ生地の色が赤みがかっているのか。変な人工色素を使っていないのか?やや油っぽいのだが、その揚げ物の油は安全なのか?

 このようなことを気にしていたら、何も食べることができない。もっとも、その素材だけは本物である。ベトナムでもラオスでもカンボジアでも、地元の素材は新鮮である。冷凍海老を食べ慣れた日本人にとって、プリプリの食感の海老は、それだけでもご馳走である。

P1000611  以前にラオスのワットプーに向かうフェリーでバッタ系の串焼きを食べたことがある。これは問題なく食することができたが、ヌックルンの亀の丸焼きは遠慮した。そもそも食べ方が不明である。

 日本にもベトナムにもスッポン料理があり、その生き血を滋養強壮のために飲んだり、その肉を鍋物にすることが共通である。しかし、写真のような亀の丸焼きは寡聞である。

 食物という人間の本能に対する新鮮な刺激が、少なくとも気持ちを若返らせることは間違いないように思われる。見るだけで元気がでる・・・ 

 

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2011年9月 8日 (木)

シハヌークビルのホテルとレストラン

 カンボジアのシハヌークビルでは、カンボジア=リゾート=ホテルに宿泊した。このホテルのフP1000734 ランス人のオーナー夫妻と偶然に話す機会があった。おそらくご両人ともに70歳台ではないかと思われた。

 「こんなに感じの良いホテルなのに、日本の旅行ガイド『地球の歩き方』には掲載されていない」と指摘したが、「昨年10月にオープンしたばかりで営業が不足している」という返事であった。このホテル、私は推薦である。

 ホテルから徒歩5分~10分で海岸に着くし、ホテル内のプールも快適である。また、私の隠れた趣味であるビリアード台もある。海岸に向かう途中には、いくつかのレストランがあり、外国人慣れしたカンボジア人が親切にサービスしてくれる。

P1000775 写真のバーベキューが3ドル(日本円で300円未満)である。アンコールビールが1.5ドル(約100円)となれば、これが「天国」と言わずして何と言えばよいのであろうか。 

 イングランドからのご家族も同じホテルに宿泊であった。お爺ちゃん・お婆ちゃんから孫2人までの家族でのリゾート休暇生活である。カンボジアのシハヌークビルと言われても、日本人の大多数は???と思われるが、ヨーロッパではかなり周知のようである。

 以前にも指摘したが、シハヌークビルはカンボジアの穴場のリゾート天国として、今なら日本人を含めたアジア系の人々が少ないと言う意味で私は絶対お勧めである。

 

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2011年9月 7日 (水)

隣のブタと目線が合って・・・

 日本のODAの無償援助でカンボジアのメコン川に橋が架かる。2015年に竣工予定である。この建設費用は150億円と言われている。

P1000621  現在P1000714は、フェリーで渡るのだが、偶然に船上で隣のトラックのブタと目を合わせた。屠殺されると思うと可哀想に思われるのだが、シハヌークビルで見たブタの丸焼きは美味しそうに思えた。まさに自分自身に矛盾を実感する。菜食主義者になるということも一考であるが、その影響を考えなければならない。

 9月5日(月)早朝に学生3名と一緒に日本に無事に帰国したが、ホーチミン市の空港ではハノイに帰りたい気持ちに襲われた。この感情の説明は簡単ではないが、同行した学生には理解できないことであろう。

 なお、カンボジアのメコン川に架橋予定のフェリー港の地名(NEAK LOEUNG)は、日本ではネアックルンと呼ばれているが、カンボジア人の発音はヌックルンと聞こえる。外国語の発音は、母音系の発音しかもたない日本語の使用者にとって難しい。

 

 

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2011年9月 6日 (火)

40ドルのフォーの食べ方

 ハノイに1杯が40ドルのフォーがある。このニュースは、すでに以下で紹介されている。

http://www.bcc-jp.com/member/news/economy/20110428-905.html

 また、岩井証券のHPでも、以下のように私の食後の印象を述べた。

http://www.iwaisec.co.jp/vnreport/vnrp20110823.html

 この40ドルの理由は、その牛肉が神戸牛だからである。以下では写真によって「40ドルのフォー」の食べ方を紹介してみる。P1000038

 私の拙い味覚によれば、確かに牛肉の香りと味がする。一瞬であるが、至福の時である。生の牛肉を右の写真のようにフォーの中で「しゃぶしゃぶ」にする。そのサービスを店員がやってくれる。ベトナム人のサービスも向上したと思うのだが、笑顔が不足していることは旧態依然である。

 なお、こういったフォーの食べ方は、日本のベトナム料理店でも参考になるであろう。さらに言えば、うどん・蕎麦・ラーメンの店舗でも、新商品開発のヒントP1000041になると思われた。

 しかしながら、いくら付加価値を追加したとしても、フォーはフォーであって、それ以上でもそれ以下でもない。私見(=私味)によれば、フォーの味の最大の決め手はスープの味であろう。そうであれば、ハノイの私の定宿の近くのフォーの味が最高である。

 しかし、その最高とは私の味覚に基づく評価であって、人によって評価は様々である。そういった多様性を反映させるために、ベトナムでは自分好みの薬味や調味料を入れて、自分自身の好みの味を作る。食文化から見て、ベトナムは大いに民主主義の国家なのである。

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2011年9月 5日 (月)

どれほどベトナム人学生は優秀か?

 ハノイ工科大学・ホーチミン市工科大学の卒業生は、どれほど優秀か。

 ホーチミン市で偶然にお目にかかった旧知の大阪の日本人経営者は、次のように指摘している。

 「関関同立クラスの理工系の大学生よりも、はるかに優秀です。国公立大学と同等と考えてよいでしょう。知識の幅が広い。当然、問題解決力も高い」。

 「普通、大学新卒業生は150ドルくらいを払いますが、日本語ができるとか、何らかの資格を持っているとかになれば、給与は増えることになります」。

 このような話は以前にJUKIの佐藤元社長から伺ったことがある。「JUKIは、入居しているタントワン経済特区の中でも高い給与を支払っています。できるだけ優秀なホーチミン市工科大学を自社に抱え込んで、ベトナムで新製品の設計もやりたい」。

 ベトナム人の理工系大学生の優秀性は、以上のように凄いらしい。この「らしい」という理由は、私自身が確認できないからである。ただし、私の知る限りの人文社会科学系の学生は、いくつかの問題点があるように思われる。応用力・柔軟性・創造力・決断力・リーダーシップ・・・問題点のキーワードはこういったところであろうか。

 

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2011年9月 4日 (日)

日本から大学生がやって来た!!(8):「国際バス」でベトナムに帰る

 9月3日午前10時にシハヌークビルを出発してプノンペンに戻り、午後にキリングフィールドを見学した。そして9月4日にプノンペンからホーチミン市にバスを利用して移動した。

 ベトナムとカンボジアを結ぶ国際バスには、ベトナムとカンボジアの2社がある。ベトナムはマイ=リン=タクシー=グループ、カンボジアはメコン=エクスプレス=リムジン=バスである。前者は、ベトナム株式市場に上場を予定する有力企業である。また後者は、日本企業が参加していてサービスはよいが、価格は12ドルで少し高いということである。私たちは後者を利用することにした。

P1000868  その理由は、これまで何度かマイリンの国際バスを見かけたが、爆走というイメージであったことが1つ。また、カンボジアからの乗車ならカンボジアのバスを利用することが適当と考えたことが2つである。

 バスに乗車すれば、団体旅行と同じである。バスの添乗員にパスポートを渡し、その指示に従って行動すれば、何ら問題なしに国境を越えることができた。

 また、その通関のルーズさにも驚かされた。ただし考えてみれば、いくらバベットやモクバイの通関を厳格にしても、それ以外の国境線では自由交易できるに違いない。自由貿易の必然性は、このような状況からも実感できる。

 無事にベトナム・ホーチミン市のファングーラオに到着し、そこから定宿のホテルで荷物を整理した。そして、その深夜(9月5日)に帰国の途についた。

 8月13日~9月5日。今回の旅は、通常と違って同行者が多かった。少しばかりの気疲れは付加されたのかもしれないが、より刺激のある啓発的な調査ができた。お世話になった皆さん、学生の皆さん、ありがとうございました。皆さんに感謝を申し上げます。

 

 

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2011年9月 3日 (土)

日本から大学生がやって来た!!(7):シハヌークビルで滞在

 9月1日にプノンペンからシハヌークビルに移動した。シハヌークビル経済特区を見学するためである。これでカンボジアの経済特区3カ所を訪問することになる。

 同地の訪問は3回目であるが、滞在は今回が初めてである。シハヌークビルは欧州人の「隠れリゾート」と言われているらしいが、その見学と体験も目的の一つである。

P1000708(写真)シハヌークビルのオーチティル海岸

 これまで2回の訪問では私1人で日帰りの往復をしてきたのであるが、よく働いてきたと感心させられる。今回、学生の健康を気遣っての宿泊である。それが当然と思われた。

 カンボジア南部のシハヌークビルの港湾と、それに隣接する経済特区の開発と運営のために、双方ともに日本のODA資金が利用されている。また両社を管理する公社はカンボジア株式市場に上場予定である。さらにそのIPO(新規株式公開)を引き受ける証券会社が、日本のSBI証券である。こうなると、シハヌークビル開発は「オールジャパン」のプロジェクトである。

 それにしても、JICA専門家の服部さんによれば、日本人観光客は年間に数百人の単位だそうである。私見では、物価の安さや周辺環境を考えると、もっと人気が出ても不思議ではない。シハヌークビル空港が閉鎖中なので、それもしかたがないのかもしれない。ベトナム航空が支援しているアンコール航空や国際線が就航するようになれば、飛躍的に観光客は増加するであろう。現在、陸路で3時間から4時間の距離である。

P1000746_2(写真)建設中のシハヌークビル経済特区

 この経済特区の特徴は「日本規格」ということに尽きる。日本企業が安心して操業できるし、港に隣接しているので陸上輸送が不要である。その優位性が、やや割高な土地代を相殺するかどうか。これは、各企業の判断に委ねられる。しかし「日の丸」をバックにした経済特区であるから、その成功は日本人の誰もが期待しているし、さらに約束されているとみなされる。

 カンボジア3カ所の経済特区を簡単に比較してみて、私見では、シハヌークビルはシンガポール港と直結し、従来型の労働集約的な輸出加工生産の企業に向いている。ベトナム国境に近いマンハッタンは、ベトナムの港湾を利用することを前提にして、ベトナム進出企業の「衛星工場」としての位置づけが理想であろう。土地代も他の2カ所に比べて格段に安い。

P1000738(写真)管理事務所で説明を受ける

 これらに対してプノンペン経済特区は首都圏に位置する優位性がある。さらに新しいプノンペン港が完成すれば、より大型のコンテナー輸送もベトナムまで可能となる。鉄道が整備されると、プノンペンからシハヌーク港までの輸送も容易となる。さらにトンレサップ川を利用した水路は陸路よりも輸送費が安価であり、同港はカンボジア全土の「物流集配センター」になる可能性が高い。プノンペン経済特区は、そのような立地を考慮されて進出が判断されるべきであろう。将来のカンボジア国内市場での販売や国内商品(農産物を始めとする天然資源)の加工・輸出を視野に入れると、プノンペン経済特区は最も魅力的である。同経済特区の上松社長は、株式市場の上場にも意欲を示されている。

 なお今回のカンボジア訪問で、ホーチミン市近郊で建設中の大型深水港カイメップ=チーバイ港について、カンボジア側から2回質問があった。「ベトナムの新しい港の名前、何といいましたか?」。同港の注目度がカンボジアからも高いことを実感させられた。参照:http://www.jica.go.jp/priv_partner/case/vie02.html

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2011年9月 2日 (金)

日本から大学生がやって来た!!(6):プノンペン経済特区を訪問

 プノンペン経済特区は、カンボジアの首都プノンペンにおける最も早い経済特区である。私がカンボジア初訪問の2003年当時から名前を聞いていた。

 それ以来、上松社長にはお世話になり、カンボジアの経済や経営環境にについてお話を伺ってきた。日系の経済特区であり、しかも首都にあるということから、この経済特区の動向が、日本企業のカンボジア進出の動向を左右すると思われた。

P1000642_2(写真)ハル=プノンペン=コミックセンター

 この観点から言えば、カンボジアの投資ブームに火が付いたと言ってよい。第1次の分譲は終わり、第2次工事が始まっているからだ。日系企業も、以前に紹介した製靴メーカーのタイガーウィングやクリーンサークルに加えて、味の素・ヤマハ・ミネベア・コンビ(ベビーカー)など大手企業が進出を決めた。

 ミネベアやコンビなどの大手企業であっても、貸し工場からの出発である。そこで従業員の教育やカンボジアの生産管理ノウハウの修得をしてから、本格的な工場建設を進めようという計画である。初めての国のビジネスは「小さく始める」。これはベトナムでも指摘されてきた外国進出の鉄則である。

 今回は、ハル=プノンペン=コミックセンターを訪問し、竹原社長からお話を頂戴した。日本の古本漫画が、このように再生されているとは驚きであった。著者も書名もバラバラな古本漫画がコンテナーで日本からカンボジアに送られ、それらのラベルやスタンプが消去され、さらに数10万冊の本箱に整然と並べられていく。そして日本の漫画喫茶などに輸出される。詳しくは、http://uraraka.co.jp 参照。

 マンハッタン経済特区がベトナムに依存し、サイゴン港やホーチミン周辺の新設港に近いことがメリットであるとすれば、このプノンペン経済特区は、サイゴン港にもシハヌークビル港にP1000655

(写真)プノンペン市内のSBI証券:このビルの向かい側にカンボジア商工会議所の建物がある。

もアクセスが可能という優位性がある。さらに日本人の生活環境はマンハッタンとは比較にならないほどにプノンペンは恵まれている。もっともマンハッタン経済特区も、週末はホーチミン市でゆっくりするという生活は可能である。

 次回、シハヌークビル経済特区を紹介するが、要するに、それぞれの経済特区には長所と短所がある。それを各企業が自由に判断する。こういった市場原理が機能している。そのためには、情報開示が前提であり、さらにその情報を解釈・解説できることが求められる。

 カンボジアにもベトナムにも工業団地・経済特区は多数存在し、確かに情報は開示されているが、その情報の背後にある「生の実態」が、最も必要とされる「経営情報」である。やはり現場に行って、自分の五感で確認することが海外進出では不可欠と改めて感じられた。

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2011年9月 1日 (木)

日本から大学生がやって来た!!(5):マンハッタン経済特区を訪問

 カンボジアの訪問目的は、証券市場の動向を含めた最新情報の収集と、経済特区3カ所(マンハッタン、プノンペン、シハヌークビル)の比較検討である。学生には、ベトナムでは消費流通業の調査、カンボジアでは製造業の周辺環境調査という目的を事前に伝えてある。

P1000596 (写真)マンハッタン経済特区の看板:正門は建設中であった

 マンハッタン経済特区は、ベトナム国境付近バベットにあるために、わざわざベトナムとカンボジアで自動車を乗り換えて国境を越えた。こういった連携が可能になったのは、カンボジア側に信頼できる運転手トーチさんがいたからである。定刻の午後2時にバベットのホテルに迎えに来てくれた。

 マンハッタン経済特区の管理事務所で好印象のカンボジア人職員からお話を伺った後に、同特区に入居されているポリエチレン手提げ袋製造販売のモロフジ・カンボジア社の諸藤社長にお目にかかった。アポなしの訪問となってしまったが、快く対応していただいて感謝を申しあげなければならない。諸藤さんによれば、プノンペンの空港タクシーが会社に来たのは初めてということであった。すでに生産は開始されており、カンボジア人労働者の生産性は、先の進出国の中国人の65%程度ということであった。

 日本の中小企業の外国進出となれば、工業団地のレンタル工場で小さく始めて、順調な操業見通しが立てば、本格的な工場建設を検討することが「通説」である。そのことで「生産に集中」できるからである。

P1000629 (写真)ネックルンのフェリー船上:右からトーチさん、大学生3名

 単独企業の外国進出は、政府申請手続きや法務・人材確保・通関・電気通信・水道など本業の生産活動以外の複雑な仕事に忙殺される。さらに周辺住民や地域との円滑な関係を最初から構築しなければならない。工業団地の管理事務所は、それらの煩雑なことを代わりにやってくれたり、相談に乗ってくれたり、支援してくれたりする。

 以上は、ベトナム工業団地での経験に共通していた。カンボジアも事情は同じである。ただしカンボジアでの新たな発見は、生産計画よりも大きな土地を購入し、それを後に転売したり、他社に貸したりすることである。こういう話はベトナムで聞いたことがない。

 資金的に余裕のある会社なら、こういった工業団地の進出もありうる。ただし土地は所有ではなく、利用権を50年間とか90年間という契約で取得することはベトナムと同じである。

 マンハッタンの次は、プノンペンとシハヌークビルの経済特区を訪問の予定である。

 

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