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2011年8月31日 (水)

日本から大学生がやって来た!!(4):ベトナム国境を陸路で渡る

 8月30日、ベトナムのモクバイからカンボジアのバベットまで、国境を歩いて日本人学生3名は通過した。

 (写真)ベトナム・モクバイの出入国管理所P1000581

 この経験は貴重であった。特にベトナム出国がややこしい。自動車を降りて出入国管理の窓口に行くまでにベトナム人多数が周辺に群がり、私がカンボジアに連れて行ってあげるとか、カンボジア側のカジノに案内するとか口々に声を掛けてくる。

 この誘いに乗れば、その後に何らかのお金を請求されるのは見え見えと感じられる。ベトナム出国やカンボジアビザ申請や入国など、普通に誰でもできると思うのだが、初めての国境を通過する観光客の不安を利用した「親切商法」である。

 それらを振り切って毅然としなければならない。私は「自動車がカンボジアで待っている」とか、「歩いて行く」とか「ベトナムもカンボジアもよく知っている」とかをベトナム語でわめきながら、周囲に群がる「親切なベトナム人」を振り切った。

P1000589 (写真)カンボジア・バベットの出入国管理所

 バス団体客の10冊にもなるパスポートの束が、私より遅くに出国管理のベトナム人職員の前のカウンターに置かれる。横からベトナム人がパスポートにお金を挟んでパスポートを置いてくる。この混乱は、厳格な空港の出入国管理では考えられない。

 手続きを「早くしてやる」からということで、ベトナム人職員がお金を要求するのではなく、ベトナム人が「早くして」とお金を渡す。これは新鮮な驚きであった。

 賄賂における犯罪は、賄賂を贈る(贈賄)側と賄賂を受け取る(収賄)側があって成立する。このカンボジア国境の状況を見ていると、贈賄側に問題がある。ベトナムにおける汚職防止は収賄側だけでなく、贈賄側をより厳しく犯罪として糾弾されなければならない。これがカンボジア国境の陸路通過での発見である。

P1000586 

 (写真)ベトナムからカンボジアに徒歩で国境を越える

 私の担当の職員は、無表情であったが、私の後からのパスポートではなく、私達のパスポートを取って普通に出国スタンプを押してくれた。その間、私は日本語でブツブツと「日本人をなめたらあかんで。ようさんODAをやとんねんからな。ちゃんとせな、シバクぞ・・・」などという「呪文」を唱えていた。その成果で?無事に通過である。

 もし職員が、お金を挟んだパスポートのお金を受け取らなければ、彼は表彰されてもよい。このように汚職をする職員を摘発するのではなく、汚職をしない職員を顕彰することがベトナムでは重要ではないか。贈賄側からの誘惑を断ち切る立派な職員が、もっと評価されてもよいと思われた。

 私は、以上のように学生を引率する部隊長として戦った。国境突破は簡単ではない。

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