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2011年8月30日 (火)

日本から大学生がやって来た!!(3):ファミリーマートとG7マート

 8月29日、ベトナム・ファミリーマート山下社長に対して昨日の調査結果を1号店本社で報告した。日本人学生3名・ベトナム人学生1名が参加してくれた。ベトナム人学生は大学で講義が始まったばかりなので、なかなか休めないという実情があった。

P1000378 メモを熱心に取っていただいた山下社長のご様子から、この実態調査の成果は十分にあったと私には思われた。学生側からの提案や改善点の大部分について、すでに会社側は対応策を考えており、このことからも調査の的確性が高いことが示唆された。

 たとえばベトナム人学生から、日系企業なのだから日本製品や生鮮食品の販売を増やせばどうかという提案があったが、そういった品揃えの新店舗がすでに計画されているそうである。

 わずか1日の限定された時間の調査であり、その成果も限定的であったが、その範囲内でベトナム人と日本人の共同調査は有効であり、成功であったと思われた。

 ここからは、私の覚書を残しておく。

 チュン=グエン=コーヒーは、コーヒーの店舗展開で成功し、その後にコンビニ形態のG7マートの店舗展開をベトナムで最初に始めた。G7マートはボランタリーチェーンであり、各店の自主性が尊重されるものの、本部の指導力が弱かった。それに対してファミリーマートは本部直営店から始めるフランチャイズチェーンであり、その店員に対する教育は徹底し、それぞれの店舗経営は規律正しく統制されている。

 自発的組織(G7マート店舗網)と統制組織(ファミリーマート店舗網)が競争する場合、初期段階では後者が有力であると考えられる。事実、かつてのG7マートの調査では「もっと本部が指導してほしい」という店舗側からの要望が強かった。しかし、それに対応するスーパーバイザー(指導者)が量的・質的に十分ではなく、それがG7マート本社の悩みであった。

 そのG7マートを展開したチュン=グエン=コーヒーは、日本のコンビニ店であるミニストップと合弁する。この店名はミニストップであり、G7マートとは一線を画している。ファミリーマートにとって有力な競争相手の出現である。しかし両社の競争が、コンビニという業態の認知度をベトナムで高める相乗効果をもたらすであろう。一定の市場を奪い合う日本での競争と違って、これが成長市場ベトナムにおける競争の魅力である。

 

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