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2011年7月10日 (日)

この年齢になって初体験:英語の集中講義

 7月4日(月)~8日(金)の5日間、午後7時30分~10時45分まで英語の集中講義を初体験した。英語の学会報告は何度か経験したし、英語での1日の講義もJICAの仕事として毎年のように継続している。しかし2単位を提供する集中講義は初めてである。

 この講義は、ラオス国立大学経済経営学部ラオス日本人材育成研究院(故・小渕首相記念館)の共同MBAコースにおける「アセアン統合」という科目である。JICA兵庫国際センターの「遠隔講義システム」を利用し110705jn4ており、日本にいながらにして外国人に双方向の講義ができる。

 写真のスクリーンに映っているのが私で、それを見ながらラオス人学生がグループ討論をしている。

 この講義では、教科書として下記の文献を使用した。この各章をグループごとに発表してもらうことにしたのだが、それぞれの発表は総じて優秀であり、大学院の水準に十分に達していると思われた。

 グループ討論の題材は、その時々に臨機応変に提示された。事前に問題を提示したのでは、受講生の緊張感・臨場感・好奇心が低減すると思われたからである。

 主要な討論のテーマは次の通りである。(1)中所得の罠、(2)オランダ病、(3)自由貿易地域の罠、(4)企業進出はビエンチャンかサワナケットか?、(5)国民総生産に貢献する要因は何か?、(6)ラオス向けFDI(直接投資)の弱点を克服するには?、(7)ラオスはAPEC自由貿易地域(TPP)に参加するべきか? それぞれについて的確な解答が各グループからあり、ラオス人の優秀性を実感できた。

 なお、受講生は社会人学生である。昼間は仕事をして、午後5時30分~8時45分の2時限の講義を受ける。その熱心な学習意欲に感服した。それはよいのだが、日本からの講義時間は時差のために、午後7時30分~10時45分となる。私も昼間は大学の講義がある。このハードで異常な仕事は貴重であった。

 私の講義が少しでもラオスの人材育成に貢献することができれば、私にとって何よりの幸福である。

 教科書:Plummer, Michael G. and Chia Siow Yue eds., Realizing the ASEAN Economic Community: A Comprehensive Assessment, Institute of Southeast Asian Studies, Singapore, 2010. ISBN: 978-981-4279-34-5

 

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