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2011年5月13日 (金)

ベトナムの選挙

ホーチミン市人民委員会の評議員選挙が、私のベトナム訪問中の5月7日から22日(投票日)の予定で始まった。

評議員は日本で言えば、市会議員もしくは県会議員という職責である。自薦・他薦を含めた201名の立候補者があり、その後に資格審査があり、161名の候補者が絞り込まれる。当選者は95である。選挙といってもポスターを張り出すわけでもないが、立会演説会は開催されるらしい。

この選挙、ベトナム共産党の一党独裁とは言え、何人かが落選することになる。有権者には選択の余地がある。ベトナム流の民主主義を先入観なしに理解する必要があると思われる。

もちろん多党制の民主主義は、すでに隣国カンボジアで実現されている。ベトナム政府も当然、こういった周辺状況を理解していると想像される。しかし急激な変革は、政治的な不安定を招き、それは経済成長にはマイナスの影響をもたらす。

民主主義の総本山とみなされる米国でも、果たして少数意見は尊重されているのか? また欧州における民主主義との相違は何か? このように「民主主義」と言っても多様性がある。私は、多様な民主主義の中にベトナムも位置していると理解している。「ベトナム共産党=一党独裁=非民主主義」という短絡的な理解は現実と相違しているように思われる。

もちろん民主主義は不断に深化・進化しなければならない。このことはベトナムのみならず、日本や米国や欧州にも共通した課題であると私は考えている。

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