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2010年12月31日 (金)

今年の10大ニュース

 私の担当科目「教養特講:時事問題に強くなる」では、今年の10大(重大)ニュースの中から上位3位を指摘するという課題を出しました。

 そこでの正解を以下のように確定しました。

1位.尖閣漁船事件(9月)・ ビデオ流出事件(11月)
2位.村木元厚生省局長無罪、大阪地検特捜部の証拠改ざん事件
3位.小沢民主元代表、強制起訴へ
4位.ノーベル化学賞 根岸・鈴木氏
4位.北朝鮮が韓国の島を砲撃(11月)

解説: 『日本経済新聞社』のみが「尖閣諸島事件」と「ビデオ流出事件」を別の事件として順位付けをしていました。前者は外交問題、後者は国内問題として区別されるべきですから、この区別は正しいと私は思います。ただし日経で後者は男性が5位・女性が6位でした。他紙の順位付けに合わせて両方を合わせたニュースを1位としました。

 
朝日・毎日・産経は読者が選んだ10大ニュースは選考しておらず、「関西プレスクラブ」や在京新聞の社会部長が選択した順位を紹介しています。それによれば、読者が選択したニュースとは異なり、上記が2位と3位に入りました。日本の経済社会に影響を与える画期的な新しい出来事を「ニュース」と考えるなら、2位と3位も妥当であると思われます。ただし3位の小沢元代表の起訴は、読売では27位でしかありません。また関西プレスクラブでも10大ニュースに入っていません。これは面白い現象です。

 
新聞記事の「出し手」(新聞社側)と「受け手」(読者側)で重要性の度合いが異なっているのかもしれません。また東京と関西の新聞関係者の間で重要性の認識が相違していることも想像されます。中央政界に近い東京では、関西よりも小沢起訴は大きなニュースであったのでしょう。

 このような順位の相違を考えると、
そもそもニュースの重要性は何かという問題が提起されます。これは新聞・マスコミの存在意味を問う問題です。「時事」を「覚える」のではなく「考える」ことが、経済や社会の分析力を養成するために重要なことだと思います。

 私の講義の順位の決定基準は、全国紙5紙の10大ニュースについて1位を5点、2位を3点、3位を2点として、それぞれのニュースを合計しました。実際には、日経と読売と関西プレスクラブの選考結果、在京新聞社会部長の選考結果を対象にしています。

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2010年12月25日 (土)

しばらく年末はお休みします

 12月28日(火)まで講義があります。12月29日から新年5日までが冬休みです。

 それに対応して、しばらくお休みします。

 皆様、よいお年をお迎え下さい。

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2010年12月24日 (金)

新井綾香『ラオス:豊かさと「貧しさ」のあいだ』を読む(1)

 表題の著書(2010年6月)を読んだ。その副題は「現場で考えた国際協力とNGOの意義」である。同署は、20代の女性著者による2005年6月~2009年1月にわたるラオス農村でのNGO活動の記録である。

 

ラオス 豊かさと「貧しさ」のあいだ―現場で考えた国際協力とNGOの意義 Book ラオス 豊かさと「貧しさ」のあいだ―現場で考えた国際協力とNGOの意義

著者:新井 綾香
販売元:コモンズ
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 ラオスでは別途に紹介するが、ドイツ開発研究所(The German Development Institute)の調査によれば、高付加価値の農産物の生産加工そして輸出が、WTO加盟やアセアン経済共同体の中での有力な国際競争力をもった産業と指摘されている。

 参照:Wiemann, Jurgen, Verena Ashoff, Melanie Grad, Anna Katharina Meyer, Stefanie Ruff and Thomas Staiger, Laos on its way to WTO membership: Challenges and opportunities for developinghigh-value agricultural export, German Development Institute, 2009. 

 このような研究調査と併せ読めば、ラオス農村の生活や実態が同署から理解できて非常に有益である。

 もっとも新井氏の著書は、あくまでも国際協力としての農業支援の立場から書かれている。その観点からいえば、明らかに王子製紙とわかる日系企業の土地収容に反対せざるをえない。地元の農民の共同の生活を支える保護林や共同林を破壊するからである。

 この場合、王子製紙も大企業であり、社会的責任(CSR)を自覚した穏便な行動を取ったと私には思われる。しかし結果的に、ラオス農民は生活が苦しくなり、金銭収入を求めて都市部の労働者にならざるをえないのだろう。そうなれば、その労働力を吸収する工場進出が促進されなければならない。まさに第1次産業から第2次産業に移行する過程を示している。(つづく)

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2010年12月23日 (木)

ラオスの近況シリーズ:岩井証券のHPを参照

 2011年1月11日にラオス証券取引所で取引が開始される予定である。

 それを記念(=祈念)して岩井証券のHPの「上田義朗・ベトナムレポート」では、ラオス特集を連載している。

 ぜひ、ご覧ください。http://www.iwaisec.co.jp/

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2010年12月22日 (水)

谷口誠『東アジア共同体』岩波新書を読む

 昨日に公表したが、アジアの経済統合について来年に講義することになった。もともと私は経営学がベースであるから、講義の準備のために勉強をしなければならない。

 いくつかの書籍をすでに読了しているが、以下の2冊の著者は、いずれも外務省の官僚であるが、さすがに内容は的確で明解である。私は大いに勉強をさせていただいた。

小原雅博『東アジア共同体:強大化する中国と日本の戦略』日本経済新聞社、2005年。

谷口誠『東アジア共同体:経済統合のゆくえと日本』岩波新書、2004年。

 現政府は「脱官僚」と言っているようだが、このような優秀な官僚の見解を率直に吸収することも「政治主導」であると思う。

 いずれも2005年に出版されているが、今日のTPP(環太平洋経済連携協定)の農業問題の検討についても大いに参考になる。特に谷口氏が述べているように、農産物もしくは食糧品について日本と中国が争奪戦を演じることは価格高騰を伴う最悪のシナリオである。そうならないようにするためには「アジア食糧共同備蓄構想」を日本が先導して推進することである。

 谷口氏は、歴代の日本政府が米国やIMFに過度に遠慮していることも批判的に指摘されている。尊敬すべき外交官は日本に健在である。

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2010年12月21日 (火)

ベトナムLuu総領事の送別会

 先週12月17日(金)に在大阪ベトナム総領事館でリュー(Luu)総領事の送別会が、レドックリュー総領事とグエンティミン夫人の主催で開催された。

Ts3r0035_2  私は、(社)日本ベトナム経済交流センター森理事長の代理の副理事長という立場で出席した。総領事には2007年に日本に赴任されて以来、同センターの総会にご出席を賜ったり、そのほかのベトナム投資セミナーでも何度かお目にかかったりした。これまでのご厚情に改めて感謝を申し上げたい。

 さらに、久しぶりにお目にかかる人々や新たな出会いがあり、有意義な時間を過ごすことができた。神戸駐在のパナマ総領事夫妻とは隣席のこともあり、私の大学での来年度の特別講義をお願いして快諾を賜った。国際海運業においてパナマは重要な国であることは知っているが、その国自体についての知識はまったくない。私にとっても学生にとっても知的好奇心をかき立てる講義になるであろう。

 また既知のロシア総領事とお話できたこともよかった。今年4月に豊中市の総領事館でお目にかかった。弊社・合同会社TETの仕事の話が目的であった。在関西の総領事を代表して送別の辞を述べられたが、流暢な日本語と英語のスピーチは印象的であった。

 こういう席で、ベトナムの人々のお世話になっていることが心新たに自覚できる。ますますベトナムのために「恩返し」しなければと思う。

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2010年12月20日 (月)

「薩摩示現流」の気力・精神力に学ぶ

 『日本経済新聞』(2010年11月21日)の「社会人」欄は、薩摩示現流12代宗家・東郷重徳氏を紹介している。

 この記事は、まさに薩摩示現流の心意気または神髄を的確に紹介しているように思われる。「的確に紹介している」かどうかを専門外の私が判断できないのであるが、少なくとも以下の書物とは合致している。

薩南示現流 (文春文庫) Book 薩南示現流 (文春文庫)

著者:津本 陽
販売元:文藝春秋
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 この津本陽の原著は、とみ新蔵氏によってSPコミックス(リイド社)が忠実に漫画化している。この漫画は、薩摩示現流を知るためには必読である。こういった武士の精神が、今まさに日本の政治や外交に求められているように思われる。

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2010年12月19日 (日)

来年3月に「上田教授と行く:メコン川流域国視察ツアー」を準備中

 ベトナムのロータス投資運用会社は、ベトナム・ラオス・カンボジアの株式に主に投資する投資信託「メコンのめぐみ」の外国での運用を担当しています。日本では岩井証券が販売しています。

 これまではベトナム株式だけの投資でしたが、来年からはラオスとカンボジアの株式にも投資することになります。これでようやく、3カ国の投資運用を組み合わせた「メコンのめぐみ」の独自性が発揮できるようになります。

 ベトナムは知っているが、カンボジアやラオスは知らないという人は多いでしょう。また、カンボジアのアンコールワットは知っているが、首都プノンペンに行ったことがないという人もおられると思います。

 そこで、メコン川流域3国を1週間で巡り、各国の上場候補企業や証券取引所、証券会社などを私が皆さんにご案内することを考えています。

 時期は、3月中旬を考えています。この時期に現地訪問を検討されている方は、ぜひ、ご一緒しましょう。また、詳細は近々にご案内いたします。

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2010年12月18日 (土)

アセアン経済共同体について好著2冊

 来年7月にJICAの仕事で、ラオスの経営インスティチュート(旧・ラオス日本人材協力センター)のMBAコースで講義をすることになった。

 私にとっては初めての2単位を提供する英語の正規の講義である。テーマは、アジアの経済統合についてである 。学会報告で英語を使用したことは何度かあるが、講義は初体験。今から準備をしなければと思っている。

 そこで、この講義のための教科書もしくは参考書となる以下の著書2冊を見つけた。最初は、アセアン10カ国の概要が説明され、各国別の問題が最後に付記されている。後者は、かなり専門的であり、経済統合に伴う課題や影響について数量的な分析がなされている。

Severino, R. C., Thomson, E. and Hong, M. eds., Southeast Asia in a New Era: Ten countries, One Region in ASEAN, Institute of Southeaset Asian Studies, Singapore, 2010.

Plummer, M. G. and Chia Siow Yue eds., Realizing the ASEAN Economic Community: Comprehensive Assessment, Institute of Southeast Asian Studies, Singapore, 2009.

 途上国の受講生に対して、こういった書籍の購入を指示することは金銭的に難しいと思う。他方、書籍をコピーすることは知的所有権の侵害問題が発生する。悩ましい問題である。

 私は、事情を説明して、複写の許可をもらうように出版元であるシンガポールの東南アジア研究所に手紙を書いてみようと思う。WTO加盟を果たそうとするラオスに対して日本は、いい加減なことはできない。

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2010年12月17日 (金)

「出現、モノ作り新興国:ベトナム・ラオス・カンボジアが熱い」『日経ビジネス』に注目

 「出現、モノ作り新興国:ベトナム・ラオス・カンボジアが熱い」『日経ビジネス』(2010年11月22日)の記事は、私の分身が執筆したような内容である。

 これらの国々に対する思いは同じである。記者の江村さん・小瀧さんにお目にかかりたいほどである。

 ただ次の箇所は誤解を招くと思う。「カンボジアの最大の魅力。それはASEAN地域でも際立って若い人口構成にある。・・・・・・人口増加率は1.64%と、ベトナム(1.15%)、タイ(0.69%)を上回る。」

 この人口増加率であるが、2009年の私のデータでは、ベトナム(0.977%)、カンボジア(1.765%)、ラオス(2.316%)、タイ(0.783%)、ミャンマー(0.615%)、中国(0.655%)である(文末の出所と引用を参照)。

 カンボジアよりもラオスの人口増加率が上回っていることに注目である。ラオスは人口が600万人を超える程度の国であるが、その人口増加率は、おそらく東南アジアで最高である。さらに出稼ぎ労働者も多い。

 人口が少ないことからラオスの労働力不足が懸念されるのであるが、それが杞憂になることも十分に考えられる数値である。カンボジアの若年労働者を強調するあまり、ラオスを忘れてもらっては困るというのが、私の率直な感想である。

 もっとも、それは些細な揚げ足取りにすぎない。この記事の掲載を私は連帯感をもって強く喜びたい。

(出所)CIA Fact Book and United Nations Department of Economic and Social Affairs, World Population Prospects: The 2006 Revision (United Nations publication, Sales No. E.07.XIII.2).

(引用) Asian Development Bank, Migration in the Greater Mekong Subregion: A Background Paper for The Fourth Greater Mekong Subregion Development Dialogue, 5 May 2009.Beijing, People’s Republic of China. Asian Development Bank, 2009.p.8

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2010年12月16日 (木)

ちょっと気持ちのよいこと:ラオスについて

 ラオス株式市場は2011年1月11日に開設され、その最初の上場会社はラオス電力とBCEL(ラオス外商銀行)と言われている。

 すでに新聞報道されているが、自慢ではないが、おそらくこの情報を私は日本で最も早く入手している。

 大学に勤務する前の職場であった(財)日本証券経済研究所では、毎日の新聞を読んで、その必要な記事を担当秘書の黒田さんや大力さん(当時)にスクラップしてもらうのが日課であった。もう30年近い昔の話である。

 その後、NHKラジオ番組「新聞を読んで」に数年間に渡って出演したが、そこでも1週間の新聞を読んでコメントすることが仕事であった。

 これまで受け身の新聞読者であった私が、新聞記事に先んじて情報を取得する。これは感慨深い。新聞記事に従属していた自分が、そこから逆転して新聞記事に先んじて情報を取得する。正直に言って、ちょっと気持ちがいい。

 もちろん大学教員の使命は、情報発信である。情報を取得するのではなく、情報を発信する。情報を早く取得し、情報を自ら発信する。そのような人材を育成することが情報学部の存在理由であると思う。

 この情報学部の本質的な部分を私は最近になって理解できたが、残念ながら勤務先の流通科学大学では情報学部が2011年4月から総合政策学部に改組される。私は、開学当初に所属した商学部に移籍することになっている。いわば「出戻り」である。

 情報学部に所属して、少なくとも以上を自らの体験で認識できたことは大きな収穫であった。さらば、詳報学部。ちょっと寂しい気持ちがしている。

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2010年12月15日 (水)

実践:対話式の講義

 大学では「対話式の講義」の実践を私は独自に進めている。その特徴を列挙しておきたい。

 300名近い大講義でも対話を私は心がけているし、他方、非常勤講師をしている桃山学院大大学大学院では、究極の1対1の講義を3時間(2コマ)連続している。これらの経験に基づく以下は思いつくままのメモ書きである。

対話式講義の目的や効果
 1.自ら考える姿勢や習慣が身につく。
 2.教科内容の理解を促進する。
 3.発言力(=発言する度胸+論理的な思考力)が養成される。
 4.緊張感が講義に生まれる。
 5.教員との対話なので私語や居眠りは建前上ありえない。
 6.就職活動や社会人に必要な「コミュニケーション力」が養成される。
 7.日常生活でも受動的な態度が積極的な態度に変化する。

対話式講義の問題点
 1.講義中に提供される知識の総量は少なくなる。
 2.発言者と傍観者に区分される傾向がある。
 3.教員の当意即妙の質問力と対応力が成功のための課題となる。
 4.受講生は教科書や資料について予習と復習が必要である。

対話式講義のための工夫
 1.受講生に名札を作成させ、机の上に置かせる。
⇒学生の名前を呼ぶことができる。
 2.発言者には名札に押印して、その数は成績に反映させる。
⇒出席するだけでは成績に反映されない。講義に積極的に参加することを評価する。
 3.着席を前方にすることを促進させる。
 4.受講生間の質疑応答や意見交換にまでの進化も期待される。

総括
 沈黙や「分かりません」という受講生に対して、最初の質問を変化させた質問をたたみ掛ける教員の力量や経験が求められる。また、多数の知識を伝えたいという教員の欲求を抑制しなければならない。この意味で4単位の講義で2単位の内容を教えるくらいの覚悟が教員に必要かもしれない。受講生の知識・能力の格差が大きい場合、対話式の講義は、両極の受講生には退屈かもしれない。

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2010年12月14日 (火)

ラオスで聴いた「情熱大陸」を再び

 サロンコンサート「クリスマス特別コンサート」(12月19日)

 日曜日の午後のひとときに・・・と始めたサロンコンサートも今回で35回目を迎えます。

 当日直接会場へ。

曲目 エンターティナー、ブエノスアイレスの冬、瑠璃色の地球、日本の四季メドレー、川の流れのように 情熱大陸、歌の翼、アヴェマリア(カッチーニ作曲)、クリスマスメドレーなど

日時 12月19日(日曜日)午後2時から

場所 
東園田町総合会館   【住所】尼崎市東園田町4-94
    阪急電車・園田駅前

料金 
一般:2,000円   小・中学生:500円

 【お問い合わせ】園田・街かどコンサート実行委員会 玉井宅(電話:06-6498-1676)

 ラオスで聴いたバイオリン曲「情熱大陸」が忘れられない。辻本ツインズの演奏である。この様子は、私のブログで紹介している。以下、参照。

http://ueda-seminar.cocolog-nifty.com/blog/2010/03/nn-700d.html

 kの辻本ツインズが、下記のクリスマスコンサートで公演する。元気をもらうために私は出席しようと思っているが、もし時間のある方は、ぜひ会場でお目にかかりましょう。

 案内と出演者のファイルは下記をご覧下さい。

「Concert_Dec19_2010.jpg」をダウンロード

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2010年12月13日 (月)

ファミリーマート対ミニストップ:ベトナムにおける競争の展望

 『日本経済新聞』(2010年12月11日)によれば、日本のコンビニエンスストアのミニストップが、ベトナムのチュン=グエン=コーヒー社と合弁でベトナムに進出する。

 すでにベトナムには日本のファミリーマートが進出しているが、その合弁相手はベトナム物流会社のフータイ社である。

 ファミリーマートとミニストップという日本のコンビニのベトナムを舞台にした競争について、両社のベトナム側の合弁パートナーのチュングエンコーヒー社とフータイ社の比較という観点からコメントしてみよう。

 ミニストップ
 チュン=グエン=コーヒー社は、すでにG7マートというコンビニのチェーンを全国展開している。全国の雑貨小売店をフランチャイズ化しており、私の知る限り、全国600店舗に達していた。このG7マートについては、拙著(『乗り遅れるなベトナムビジネスがいま熱い』カナリア書房、2006年、68ー70頁)や本ブログで紹介したことがある。

 ファミリーマート
 すでに実験店として4店舗を展開している。この実験店は、それぞれが客層の異なる地域に敢えて出店し、ベトナム人顧客の反応やニーズの情報収集を目的としている。フータイ社は、すでにハノイでコンビニ店を展開しているが、本業は物流である。

 以上を勘案すれば、店舗の全国展開については、ベトナム後発のミニストップがより早いように思われる。すでにG7マートに加盟している店舗をミニストップに転換すればよいからである。店舗変更は新規出店ではないから、ベトナムの「小売店舗の出店規制法」とみなされるENT(Economic NeedsTest:経済ニーズ検査)の規制は受けないと考えられる。

 ただしG7マートのフランチャイズ化の大義名分は、外資系小売企業に国内企業が団結して対抗するということであった。この当初の理念とミニストップ提携との矛盾をどう考えればよいのか。G7マートは当初、ベトナム人のスーパーバイザーだけで店舗の運営指導をしていたのであるが、それには限界があったということなのであろうか。

 ベトナムにおける流通業が本格的に動き始めた。次は、おそらく既進出のロッテマートと日本のイオンの競争が開始されるであろう。ロッテマートやEマートなど韓国の小売業は基本的に日本の模倣である。しかしロッテマートはベトナムに先発した優位性をもっている。第3国であるベトナムを舞台にした日本と韓国の小売業の競争が始まる。今後、その動向に注目である。

 
   

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2010年12月12日 (日)

いよいよ大詰め:ラオス証券取引所の開設

 岩井証券のHPに「上田義朗ベトナムレポート」を執筆するようになって、ほぼ1年が経過した。その間、ベトナム・ラオス・カンボジアの近況を紹介してきた。

 そして今、2011年1月11日に予定されているラオス証券取引所の開設に向けた【特集】を連載中である。ぜひ詳細は、ご参照ください。http://www.iwaisec.co.jp/

 もう開設予定日までまで1カ月を切っており、予定日を遅延させないための「綱渡り」に関係者は全力を傾注しているようである。証券会社に口座開設しなければ、売買ができないが、その手続きも必要である。それより以前に、上場候補と言われるBCEL(ラオス外商銀行)EDL発電の財務諸表などの情報開示や、IPOの目論見書もギリギリ間に合うかどうかである。

 どうなるラオス証券取引所!!!

 ハラハラ、ドキドキの状態であるが、少なくとも開設の最終段階の大詰めまで到達していることは間違いない。

 おそらく当初の2011年1月11日の予定日を過ぎると、次の予定日は2011年11月1日ではないかと私は以前に冗談半分に述べたことがあるが、今は、そうならないように心から願いたい。

 いわゆる小国とみなされるラオスが、カンボジアよりも1人当たりのGDPを上回るようになり、さらに証券取引所の開設にも先んじている。それこそ自体が驚嘆と賞賛に値する。

 ラオス関係者各位の最後の奮闘に対して敬意を表するとともに、その努力が予定通りに報われることを日本から祈念したいと思う。

flairflair
 拙稿の執筆について私は、これまでギリギリの「綱渡り」を繰り返してきた。締め切り日の前日は徹夜することが頻繁である。その緊張感や高揚感が、いわば「中毒」になってしまって、なかなか早くから仕事に取りかかれない。これは私の悪癖のひとつである。まさかラオス証券取引所の人々も、そうではあるまい。重ねて健闘を祈りたい。

 

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2010年12月11日 (土)

成田~ダナン直行便が毎日運行

 ベトナム航空によれば、成田~ダナン線の直行便が2010年12月15日より毎日運航されます。

 ダナンは、これまで紹介しているように、またご存じのように世界遺産のホイアンやフエにも近く、また海岸リゾートとして長期滞在も楽しめます。

 VN953 成田19:30 ~ ダナン23:55
 ただし水曜日は30分早発 19:00。

 VN953はダナン到着後、引き続きホーチミン市行きとなり、またダナン~成田の復路の直行便はないそうです。したがって成田とダナンの往復の場合、成田~ダナン~ハノイまたはホーチミン市~成田となります。行きは便利ですが、帰りは国内線の売り上げに貢献しなければなりません。

 このスケジュールは2011年3月26日まで有効だそうです。利用が増えれば、往復ともに直行便を期待したいと思います。「週末をダナンのリゾートで過ごす」。こういう贅沢な夢の実現に近づいたことは嬉しいです。

 ただし、ベトナム消息筋によれば、冬の間の「偏西風」の関係でダナンで給油が必要なためだそうです。そうであれば、この成田~ダナンの直行便は季節限定ということになります。今後の成り行きに注目です。なお私は、関空~ダナンの定期便就航を切に希望しています。

 私見では、ハノイとホーチミン市の都市集中を緩和するためにも、今後の日本企業の製造拠点の進出先としてダナンが推奨です。海外リゾートがありますから、特に情報関係の知的な労働には向いています。昼間に働いて、夕方から海岸で気分転換する。勉強や仕事がはかどると思います。

 もちろんダナンの夏は酷暑。洪水や停電の心配もありますが、それは覚悟の上です。徐々に改善される問題です。ダナンの製造拠点をラオスに拡張することもできます。また、タイから原材料部品を陸路でダナンに運ぶこともできます。このような可能性を秘めたダナンに注目したいと思います。

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2010年12月10日 (金)

美味しいベトナム料理店:梅田で発見

Ts3r0020  梅田のベトナム料理店SAIGON OPERA(サイゴン・オペラ)に行ってみた。ベトナム人の料理人が腕をふるう本格的な味だ。

 特に昼食はセットメニューも安く、お勧め。何度か訪問したい店である。お客は女性が多いことも特徴だ。

 場所は、梅田・大阪駅から徒歩7~8分ほど。ブリーゼ・ブリーゼという新しいビルの5階。旧サンケイホールがあった場所である。インターネットからの10%の割引券もある。

 電話:06-6344ー1277

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2010年12月 9日 (木)

今治と松山を訪問

Cimg2663  11月22日から23日に1泊2日で四国の今治と松山を訪問しました。

 今治北高等学校の2年生約60人を対象とした出張講義のためです。高校生の将来の進路選択に役立てるために大学教授から専門科目の講義を受けるという企画です。多数の高等学校で実施されており、他方、受験生を確保したい大学も積極的に協力しています。

 私は、これからのビジネスは「アジアの時代」という趣旨で話をしました。また、大学入学は社会人として活躍するための第1の入り口であり、その入り口は多数あることを指摘しました。

 講義の終Cimg2684了後、松山で1泊して、道後温泉の「椿の湯」で身体と心を温めることができました。その翌日に再び今治を訪問しました。

 22日には、カンボジアの首都プノンペンで「水祭り」の人々が将棋倒しで多数死亡したというニュースがあり、それが気になりました。

 今回の訪問で日本の地方都市の状況が理解できたような気がします。人口減少は地方から始まります。しかし魅力ある人々や都市は健在です。「観光立国」。外国人観光客の誘致が地方都Cimg2699市を活性化するということは間違いないと思いました。

上の写真は、松山の道後温泉本館。真ん中は、今治城。下の写真は、天守閣からの瀬戸内海の様子です。「海城」の見学は、これが初めてでした。

 今治駅の構内の観光案内では、帰りの列車の出発時刻や訪問先の希望を言えば、その間の観光ルートを親切に教えて頂きました。こういったサービスも日本ならではでしょう。

 しばしの間ですが日本を満喫しました。 

 、

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2010年12月 8日 (水)

ラジオ出演の始末記

 私は以前にNHKラジオ「新聞を読んで」に年に2回ほど出演していました。これは1週間の新聞5紙を読んで、それにコメントするという番組です。旅行ジャーナリスト大野尚子さんと元NHKアナウンサーの三浦行義さんの紹介でした。その時の担当の中村宏アナウンサーからの依頼があり、「ラジオ深夜便」の出演となりました。

 1回の放送が10分間、合計3回の番組を1回の収録で終える予定だったのですが、第1回と第2回目が、それぞれ3~4分間の時間オーバーで原稿をカットしなければなりませんでした。担当の中村アナウンサーと一緒に原稿を修正したのですが、第3回目の収録は後日ということになりました。

 その後にTPPの問題が大きくなり、これも悩ましい問題となりました。当初はアセアン経済共同体に触れるつもりでしたが、TPPを無視できなくなったからです。TPPでは農産物自由化が日本では争点になっていますが、その見解を公共放送で発表することは、勉強不足の私にとっては悩ましいことでした。

 放送後、何人かの遠方の知人・友人から連絡がありました。これは全国放送の嬉しい効用です。また学生からも「聞きました」という反応があり、これも喜ばしいことです。

 ラジオ出演では、私の子どもの頃からの有名な声優である故・若山弦蔵氏、また故・城達也氏の声を思い浮かべます。また、神戸大学の故・置塩信雄教授もいい声でした。低くて重厚で説得力がある。

 声の記憶を呼び覚ましてくれるラジオ出演でした。次の機会があれば、こういった人々の声に近づくようにしたい・・・。そのためには日々の講義で演技力をつけるようにしてみようと思います。そうはいうものの、話す内容に気を取られて声にまで配慮できないのが現状です。まだまだ講義の力量は未熟と反省しています。 

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2010年12月 7日 (火)

NHK「ラジオ深夜便・ないとエッセー」の要約:11月19日放送分

 NHK第1放送「ラジオ深夜便」の「ないとエッセー」の統一テーマ「変貌するメコン川流域の国々」第3回はアセアン共同体を知っていますか?」です。

 これまでの2回で、ベトナム・ラオス・カンボジアの国や人々について紹介してきました。今回は、最後のまとめてとして、これら3カ国の今後の経済発展の特徴や、最近、大きな注目を集めるようになったTPPや、日本で余り知られていないアセアン共同体について、お話することにします。

1.ベトナム
 まずベトナムについては、発展途上国から消費国に変貌を遂げようとしています。また製造業では、素材産業や部品製造など、いわゆる「すそ野産業」の育成が推進されようとしています。しかし、日本の産業構造のように多数の中小・中堅企業が、たとえば自動車産業のような組み立てメーカーの大企業を支えるというようなワンセットの「すそ野産業」を作り上げることは、なかなか難しいと私は思っています。それは、今回、紹介するようにアジアの経済統合が進み、たとえば中国やマレーシアやタイから、関税がかからない分だけ今よりも安い原材料や部品が輸入されるからです。また、日本からの精密部品も輸入され続けるでしょう。このように、日本国内だけの「富士山」のような「すそ野産業」ではなく、国際的な広がりをもった国境を超えた「すそ野産業」の育成が、ベトナム製造業の課題と言えるでしょう。

2.ラオス
 ラオスでは、農産物の加工、鉱物資源、水力発電、観光業などが今後の経済発展の中心になるでしょう。製造業については、個々の企業の条件とラオスの条件がうまく合った企業が成功すると思います。これは当然のように思われますが、ラオスにおける製造業の企業発展に、ある定まった特徴がないことを意味しています。隣の国であるタイやベトナムから、より低賃金の生産拠点を求めて進出してきた日系企業が現在もあり、それぞれ成功しています。ただし、日本企業の投資ブームというような大きな動きにはならないようです。

3.カンボジア
 カンボジアでは、ベトナムやタイよりも、より低い人件費を求める労働集約的な企業が次々に進出してくると思われます。それを促進するために、タイとベトナムを結ぶ陸路の物流が整備されています。また鉱物資源の開発や、広大なプランテーションの農産物の栽培が有望な産業です。また来年には証券市場で株式売買が開始されます。カンボジアのみならず、ベトナム、タイ、韓国、日本などの投資家がカンボジア株式に注目するでしょう。
 
 カンボジアのみならず、ラオスでも始まる株式市場は、お金の移動を活発化して、経済活動を刺激する役割を果たします。株式の公開を目指す若い起業家の育成にも貢献するでしょう。このような意味で、途上国における株式市場は長期的な投資に向いており、社会貢献的な性格をもっていると思います。

4.日本メコン地域諸国首脳会議
 今年10月29日からハノイで「アセアンプラス3」の首脳会議が開催されました。これは、アセアン10カ国と日本・中国・韓国の3カ国をプラスした首脳会議です。これと同時に、昨年の東京会議に続いて第2回「日本メコン地域諸国首脳会議」が開催されました。その目的は、メコン川流域国におけるインフラ開発を含めた投資環境整備や産業の発展に対して、日本政府が民間企業と一緒になって協力することです。このように日本政府は、メコン川流域国を重点的に支援しています。

5.アセアン共同体
 その理由は、日本では余り知られていませんが、2015年に「アセアン共同体」の形成が目標とされているからです。アセアン共同体とは、ASEAN諸国が域内で関税を撤廃し、「単一市場・単一生産拠点」が目標とされています。「単一市場」とは関税が0%になって、それぞれの国の間の貿易が自由になることです。それに加えて「単一生産拠点」とは、国際的な「分業体制」の形成が前提とされています。たとえば貿易手続きが統一され、まるで1つの国のように国境を超えてモノやヒトが往来することです。
 
 このように考えると、アセアン諸国の中で、メコン川流域国が注目されます。タイ・ベトナム・ラオス・カンボジア・ミャンマーという隣同士の国々が、それぞれの多様性を認めながら、つまり、それぞれの個性を生かしながら、一つの市場そして一つの生産拠点になります。このような「単一市場・単一生産拠点」が実現するまでには、各国で多様な問題点があり、おそらく紆余曲折はあるのですが、その目標に向かうことについてアセアン諸国は合意しています。

 このようなアセアン共同体の当面の課題のひとつは、アセアン諸国の中で経済発展の遅れたメコン川流域の国々の経済を底上げすることです。共同体の円滑な運営のためには、経済格差の是正が必要であり、そのために日本はこれらの国々を支援しているのです。そのことが、日本経済の成長にも貢献します。アジアの成長とともに日本も成長する。ここに、日本経済の明るい将来があると私は信じています。

6.東アジア首脳会議
 2015年以降、アセアン10カ国に日本・中国・韓国3カ国を加え、さらにオーストラリア・ニュージーランド・インド3カ国を加えた16カ国で構成される「東アジア首脳会議」の参加国の間でも関税が引き下げられ、アセアン共同体が拡大することがすでに決まっています。これは、32億人の人々が住む地域が一つの市場になることを意味します。ヨーロッパのEUのような経済の統合が、アジア・太平洋地域で実現に向けて前進しています。またアメリカは、東アジア首脳会議に来年からロシアと共に参加することになっています。アセアンを中心にして、このような経済統合・貿易自由化が進んでいます。

7.TPP
 これに対して現在、日本ではTTP加盟の是非が議論されています。TTPとは、環太平洋経済連携協定または環太平洋パートナーシップ協定であり、APECの加盟国であることを前提にしています。11月13日から横浜でAPEC(アジア太平洋経済協力会議)が開催され、日本にとって、TPPの参加に向けた交渉をするかどうかが「宿題」となりました。このTPPも「アセアン共同体」と同様に貿易自由化のための協定です。

 このように、自由貿易地域を形成するための国際的な枠組みには「アセアン」と「APEC」の2つが存在し、それらの国々が重なっています。枠組みは相違しますが、その目的は同じ自由貿易そして経済統合であり、その参加国の大部分が共通しています。したがって、「アセアン中心」の貿易自由化と「APEC中心」の貿易自由化を対立的にとらえるべきではないと思います。アセアン共同体はアメリカ・ロシアにも扉を開き、APECではアセアンの中のシンガポール・ブルネイ・マレーシア・ベトナムが既にTPPの交渉を始めています。

8.TPPに参加するベトナム
 TPPの参加国で注目される国はベトナムです。アセアンの先輩国タイ・インドネシア・フィリピンさらに日本よりも早く、同国はTPP参加を決めています。このことは、ベトナムが市場経済化を真剣に進めていることを意味します。逆に言えば、社会主義を目標とするベトナムよりも日本が市場開放に遅れをとっていることになります。ベトナムがTPPの参加に熱心な理由は、TPPに参加すれば、アメリカとFTA(自由貿易協定)を締結したことと同じになるからです。

 ベトナム最大の輸出相手国はアメリカです。2009年で114億ドルに達しています。第2位の日本の2倍ほどです。アメリカの関税が撤廃されれば、ベトナムにとって輸出拡大のチャンスとなります。ただし両国が対等の立場で交渉することは、その経済格差のために難しいとベトナムが考えても不思議ではありません。それに対してTPPは多国間協議ですから、アメリカと単独で交渉するわけではありません。

 他方、ベトナム最大の輸入相手国は中国であり、輸入額が2009年に164億ドルに達し、やはり第2位の日本の2倍以上です。それに対して中国に対する輸出は49億ドルですから、ベトナムの貿易赤字の最大の原因が中国との貿易なのです。このような中国とアセアンの関税撤廃が2015年に迫っています。そうなると関税なしに中国製品がさらにベトナムに流入するでしょう。さらなる中国との貿易赤字拡大を抑制するために、最大の輸出相手国である米国との関税撤廃を急ぐ理由がベトナムに明確に存在しています。

 TPPは、これまでの貿易自由化の議論とは性格が異なっているように思います。アメリカのような大きな国の圧力で経済を開放するというのではなく、ベトナムのような発展途上国も自ら参加を表明しているからです。それは、アセアン共同体という市場の統合、経済の統合がすでに決まった方針になっているという背景があります。ベトナムにとって、遅かれ早かれ貿易を自由化しなければならない。そうであれば、TPPに加盟して、アメリカとも早く貿易を自由化したほうが、中国との貿易自由化に対抗することができるのです。

 こういったアジア全体の経済動向を見渡した中で、日本のTPP加盟の問題を考える必要があると思います。いわゆる戦略的な発想が求められています。それと同時に、今回のエッセーで取り上げたベトナム・ラオス・カンボジアが、経済統合の中で、どのような発展をたどるのでしょうか。今後も、注目したいと考えています。

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2010年12月 6日 (月)

石山寺の紅葉

Cimg2724  11月28Cimg2725日(日)に大津市の琵琶湖ホテルで昼食。その後に石山寺の紅葉を楽しみました。共同通信社・大津支局長の松尾康憲さんのご案内でした。

 松尾さんは、『増補改訂版・現代ベトナム入門』日中出版、2008年の著者。ご著書がご縁となって教えを請うています。

Cimg2741  11月29日(月)に流通科学大学の私が担当している「アジアビジネス論」の特別講師として、ご講義をお願いしており、その打ち合わせを兼ねての休日のひとときでした。瀬田川に面し、遠くに琵琶湖を臨むことができる石山寺の魅力を堪能しました。

 石山寺の売店を探せば、「フナ寿司」の専門店があります。一昨年に彦根で私はフナ寿司を初めて食しましたが、それ以来の「中毒」になっています。大阪・梅田の阪神百貨店のデパ地下で購入することができます。各店で味は全部違う。これも魅力です。貴重な時間を提供して下さった松尾さんに感謝を申し上げます。

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2010年12月 5日 (日)

NHK「ラジオ深夜便・ないとエッセー」の要約:11月12日放送分

 NHK第1放送「ラジオ深夜便」の「ないとエッセー」の統一テーマ「変貌するメコン川流域の国々」の第2回は「ラオス・カンボジア:ビジネス最新事情」です。

1.はじめに
 先週お話ししたベトナムについて、私は1994年に初めて訪問し、1998年から1年ほどハノイの国民経済大学の経済発展研究所で研究員として在籍していました。現地の新聞を読んでいると、ベトナムの隣国であるラオスやカンボジアの記事が頻繁に掲載されていることに気がつきました。

 ベトナムとラオスは同じ社会主義を目指す国であり、政治体制が似ていることや、ベトナムがカンボジアのポルポト政権を追放して、現在のフンセン首相がベトナムとの関係を重視していることは一般的に知っていましたが、ベトナムとラオスまたカンボジアとの交流が具体的に日本の新聞は報道されていませんでしたから、それが新鮮でした。そらがベトナムに次いでラオスとカンボジアに興味をもつきっかけでした。

2.ラオスとアメリカの関係
 ラオスには、2001年9月から12月まで4ヶ月間、ラオス国立大学の経済経営学部にJICAの短期専門家として首都ビエンチャンに滞在しました。ちょうどラオスに到着して数日後でしたが、ニューヨークのツインビルに対するテロ事件がありました。JICAのラオス本部からは、アメリカ大使館には近づかないようにという連絡が入りました。ラオスとアメリカの関係は、現在もあまり良好ではありません。

 ベトナム戦争当時、アメリカはベトナムのみならず、ラオス国内にも爆撃したのですが、それについてアメリカは公式に認めていないからです。今でもラオス北部のベトナム国境付近には不発弾があります。ラオスも戦争の歴史を今日まで引きずっていますが、観光やビジネスという観点から見れば、そういった問題が障害になることはありません。不発弾があると言っても、通常の観光地では、まったく問題ありませんから、どうぞ安心してラオスを訪問してください。

3.心優しいラオス人
 ラオス語を今では、すっかり忘れてしまいましたが、「ナムチャイ」だけは強く印象に残っている言葉です。ナムは水、チャイは心です。つまり直訳すれば「心の水」という意味です。これは、どういう意味でしょうか。

 日本人の学生に質問すれば、メコン川、お酒、血液といった答えが返ってきます。正解は「真心」とか「思いやり」です。これはラオス語だけでなく、タイ語も同じ意味だそうです。人間の体の中に水分がなくなれば死んでしまうように、「人間の心」にも「水」がなくなれば死んでしまう。「心の水」つまり「真心」や「思いやり」の気持ちが人間になくなれば、その「人間は死んだも同じ」というように私は自分なりに解釈しています。その民族が使用する言葉から、その民族の優しさを感じます。これがラオスについての印象です。

 最近は、ラオスに進出する企業が増えていますから、働くことに対するラオス人の意識も向上しています。また、来年にはラオスに株式市場が開設され、すでに証券会社も設立されています。そうなれば、ノンビリしたラオス人も、次第にお金を優先した生活に変化してしまうでしょう。これは、経済発展をする国には共通したことなのかもしれません。

4.ベトナム・プラスワンの国:ラオス
 さて、ラオス経済の特徴は資源大国ということです。この資源には3つの種類があって、第1は、金や銅やボーキサイトなどの鉱物資源、第2は、メコン川に流れ込む水力を利用した電力資源、そして第3は、未開発の観光資源です。現在まで、ラオスの通貨であるキープはドルに対して強くなっているのですが、それは鉱物資源の輸出が好調だからです。また水力発電の電力はタイやベトナムに輸出するようになっています。ラオスの経済成長の原動力は、これらの資源の輸出と考えられます。

 これに加えて最近は、タイやベトナムからラオスに工場を移転してくる日本企業が増えています。その理由は、タイでは政情不安があり、ベトナムでは人件費が上昇しているからです。たとえばベトナムでは、毎年のように賃金が上昇し、これまでの最低賃金が、この5年間で2倍になると言われています。それでも中国やタイよりも安くて、毎月約70ドル、約6000円ほどです。それに比べてラオスの最低賃金は毎月43ドル、約3500円ほどです。多数の労働者で仕事をする縫製や衣料品産業では、この差は製造コストに大きく影響します。

 ラオスの懸念材料は、その人口が少ないことです。しかしラオスの人口増加率は、ベトナムやカンボジアを上回っており、平均年齢は、日本が42歳、ベトナムが27歳、カンボジアが22歳であるのに対して、ラオスは19歳です。また、これまで仕事がなくてタイに出稼ぎに行っているラオス人が数十万人と言われていて、それらの人々が自分の国に帰国するということも指摘されています。ラオスの製造業は、これから本格的に発展するでしょう。

5.中国のラオス進出
 今、ラオスの首都ビエンチャンに住んでいるラオス人が心配していることは、中国人の移住が増えていることです。ビエンチャン市の人口は60万人ほどですが、数万人規模で中国人が移住してくるという話があります。また、これまでメコン川を挟んでタイからの日用品が大量にラオスで販売されていましたが、次第に中国製品も増えてくるでしょう。大規模な中国人のショッピングモールが建設されおり、そこから中国の雲南省の都市クンミンまで国際バスが往復しています。

 しかし、このようにラオス経済の依存が中国を始めとする国々と深くなれば、ラオス人にも仕事のチャンスが生まれますし、経済の相互関係が政治的な安定を増加させる効果もあります。また、ある日突然に中国人がやってくるのではなく、すでにラオスに定住の中国人が公式に1800人います。このようなラオスの事情をよく知っている中国人がいるからこそ、中国人の今後の移住が進んでも、大きな社会混乱が起きないと思います。

6.カンボジアと私
 さて、私が初めてカンボジアを訪問したのは2003年です。その後、2008年に平穏に総選挙が行われ、政治的な安定を内外に示しました。現在のカンボジアは、日本のODA事業によってシハヌークビルの港が建設され、さらに隣接の経済特別区の整備が進んでいます。また民間のプノンペン経済特区にも入居が順調に進んでいます。また来年のカンボジア証券市場の開設に備えて、日本の証券会社の進出も決まりました。これからようやく、日本企業がカンボジアにも目を向けるようになっています。

 この主な理由は、ラオスと同様に安い人件費です。最低賃金は毎月55ドルですから、約 4500円です。また、カンボジアの人口は1400万人です。カンボジアに進出した日本の婦人靴メーカーの経営者は、カンボジア人労働者のことを「愚直なまで勤勉」と表現しています。私も何人かのカンボジア人の友人がいますが、誠実で信頼できるという印象をもっています。

7.カンボジアの経済発展
 このカンボジアにも中国の進出は顕著です。中国縫製業がアメリカ輸出のためにカンボジア移転しましたが、現在はアメリカ向け輸出からEU輸出へ転換しています。中国の直接投資で昨年には水力発電所が建設中です。また南部のカンポットには巨大な港を建設しています。このように韓国と並んで中国のカンボジア進出も目立っています。

 ベトナムとラオスとカンボジアのネットワークを支えるのが物流です。日本政府やアジア開発銀行が支援する東西経済回廊、南部経済回廊、南北経済回廊などが、これらのメコン川流域の国々の結びつきを強めています。特に日本のODAで建設されるネアックルン橋が2015年に完成すれば、ベトナムのホーチミン市とカンボジアのプノンペンは陸路で4時間ほどで結ばれるようになるでしょう。

 このようにラオスとカンボジアはベトナムと一体となって成長していることを今夜は理解していただきたいと思います。では、来週、もう少し視野を広げて、ASEANつまり東南アジア諸国連合の全体を見渡した経済成長について考えてみましょう。

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2010年12月 4日 (土)

NHK「ラジオ深夜便・ないとエッセー」の要約:11月5日放送分

 NHK第1放送「ラジオ深夜便」に出演しました。午後11時35分頃から10分間、「ないとエッセー」というコーナーです。その内容の要約を紹介します。

 週1回、3週間に渡る放送の統一テーマは「変貌するメコン川流域の国々」。第1回は「変わるベトナム、変わらないベトナム」です。

1.中国プラスワン
 アジアと言えば、最も頻繁に報道される国は中国ということになるでしょう。歴史的にも経済的にも、また好むと好まざるにかかわらず、私たち日本人は中国と今後もつき合わざるをえないのが現状です。

 現在、尖閣諸島事件や、それを契機とした反日運動のために、中国に対する日本人の感情は非常に悪くなっていると思います。しかし大学の講義で学生に話すのですが、日本から中国製品がなくなると、たちどころに着る物がなくなったりするでしょう。同時に中国人の留学生にも話すのですが、もし日本企業が中国から撤退すれば、中国の経済の発展が滞ってしまうでしょう。

 このように日本と中国の政治的な関係が悪くなれば、経済の関係が悪くなり、それは日本と中国の両国にとって利益になりません。このことを逆に言えば、経済の相互の関係が深くなれば、その利益を失わないために政治が安定し、平和が維持されるということを意味しています。日本と中国の経済協力の発展が、日本にとっても中国にとっても利益になるということは間違いありません。

 しかし、これは長期的な話であって、短期的に見れば、「中国リスク」を分散するために、中国にプラスしてもう一国と日本は経済関係を深めておく必要があります。この国のことを「中国プラスワン」の国と呼んでいます。そして、その国こそがベトナムと見なされます。さらにベトナム周辺国であるラオスとカンボジアもベトナムと同様に高い経済成長を達成しています。

 事実、2005年から2009年まで5年間のアジアの経済成長率を見れば、中国が10%台、インドが8%台となっており、その次にカンボジア・ラオス・ベトナムと7%台が続きます。そこで今回は最初に、ベトナムについて、お話しようと思います。

2.戦争から平和へ
 ベトナムと言えば、私と同じ現在50歳以上の方々は「ベトナム戦争」を直ちに連想されるでしょう。しかし現在のベトナムは、かつての戦争のイメージから平和のイメージに変貌を遂げています。

 それはベトナム政府が、かつての戦争を教訓にして、すべての国々との平和外交の方針を採っているからです。私が初めてベトナムを訪問したのは、15年以上前の1994年ですが、その翌年の1995年に、かつての戦争の相手国であったアメリカとの国交を回復しています。そして現在、ベトナム全土にケンタッキーフライドチキンがお店を展開し、半導体の世界最大のメーカーであるアメリカのインテルがベトナムで生産を開始しています。

3,優秀なベトナム人
 「数学のノーベル賞」と言われる「フィールズ賞」を今年8月に初めてベトナム人が受賞しました。「ベトナム人の誇りである」という評価がベトナムでは一般的です。しかし、ベトナム人の別の友人は「ベトナム人固有の能力というよりも、教育の環境が重要だと思う。受賞したベトナム人はハノイで子どもの頃は過ごしたけれど、その後にカナダに移住している。そして現在はフランスの大学教授だ」と指摘しています。こういう冷静な分析をするベトナム人がいるからこそ、やはりベトナム人は優秀だと私は思ってしまします。

4.日本とベトナムの関係
 「天の原 ふりさけみれば 春日なる 三笠の山に いでし月かも」・・・これは百人一首にも納められている遣唐使であった阿部仲麻呂の和歌です。この阿部仲麻呂は、西暦761年から767年まで中国から派遣された役人としてベトナムのハノイに駐在していました。

 現在のベトナムの首都ハノイは1010年に定められ、ちょうど今年が千年目になり、10月の最初に記念事業が次々に行われました。このハノイが最初に外国軍に占領されたのは、モンゴル帝国によってでした。この時期の日本は鎌倉時代ですが、同じモンゴルから日本も2回の攻撃を受けています。いわゆる「元寇」です。モンゴルは日本に対して3回目の攻撃を計画していましたが、その前に攻撃したベトナムから手痛い反撃を受けて、日本の攻撃を諦めたと言われています。この意味では、日本はベトナムに助けてもらったことになります。

 第2次世界大戦で日本はフランスに代わってベトナムに攻め入り、ベトナム国民に被害を与えましたが、一部の日本人は終戦後もベトナムに残り、フランスからの独立のために戦っています。このことをベトナムは今でも感謝しています。

5.日本とベトナムは相思相愛
 このように日本とベトナムの間には現在、深刻な対立感情はありません。むしろアジアの中で日本に最も親しみを感じている国はベトナムなのです。日本の外務省の調査の中に、「ベトナムも含まれるアセアン、つまり東南アジア諸国連合10カ国について、その国にとって最も重要なパートナー国をアメリカ・中国・日本の中から選ぶ」という問題があります。その答えを見れば、日本が最も重要なパートナーと選択した国はベトナムが最高で42.7%に達しています。ベトナムは次にアメリカを選択し、27.5%、中国は16.5%となっています。

 以上のようにベトナムは、日本を最も重要なパートナーとして考えています。それに応えるように、日本もベトナムに対して最大の支援をしてきました。たとえばODA、すなわち政府が途上国の開発を援助するための資金は、ベトナムに対して2008年にイラクに次いで第2位で、約6億2千万ドルです。現在の価値で約500億円を毎年、日本はベトナムに提供してきました。

 儒教的な精神をもったベトナム人に接すると、普通の日本人は感激してしまします。また「お金は大事ですが、人生はお金がすべてではないですから」というようなベトナム人の青年に出会うと、これまた感心してベトナム人が好きになります。

 私は、日本人とベトナム人は「相思相愛の関係」になると思います。また、そうなるように努力することだと思います。今後のベトナムは「エネルギーと食糧を自らまかなえる少数の国」と見なされています。コメは世界第2位の輸出国ですし、石油・石炭・レアアースが産出されます。こういった国と親しくしておくことが、日本の国の利益にも合うでしょう。

6.ベトナムのビジネスパーソンの人材育成
 私は、ベトナム人の企業経営者や経営幹部の人材育成に関係してきました。そこで気がつく彼または彼女の特徴は次のようなことです。

 第1に、企業経営者が、「率先垂範」できないことです。経営者が自ら模範を示して、従業員を指導するという姿勢がベトナム人経営者は、なかなか持てないようです。

 第2に、多くのベトナム人経営者は「ええカッコしい」です。また、もしできなかったら恥ずかしいので、「できることをできない」と言ったり、また逆にええカッコして、またはお客に対するサービス精神で「できないことをできる」と言ったりします。もっと客観的で合理的な経営判断をすることが求められます。

 第3に、これは従業員についてですが、もっと創造性や主体性を出してほしいと思います。これは自分の上役からの指示にしたがっていれば、それで問題ないという意識が底辺にあります。総じてベトナム人は優秀なのですから、その能力を会社のために集約できれば、ベトナム企業はさらに成長できるでしょう。

7.終わりに
 もう、そろそろ時間になりました。今夜はここで終わります。来週は、ベトナム周辺国であるラオスとカンボジアについて、その観光そしてビジネスの魅力をお話したいと思います。また、今回、ベトナムの経済については十分にお話できませんでしたが、それも来週にお話しましょう。

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2010年12月 3日 (金)

講演会のお知らせ:12月18日(土)

 またまた、私の講演会の開催のご案内で恐縮です。

Ts3r0029  私が在住している箕面の知人から、以下のような講演の依頼がありました。本当は断りたかったのですが、何でも引き受ける悪癖のために断りきれませんでした。断る理由としては、メインテーマの「文学講座」と私のお話が結びつかないからです。

 そこで私は、次のような「こじつけ」をすることにしました。以下は、私から受講生の皆さんに対するメッセージです。国境をモチーフにした文学作品は多々あると思います。私は不勉強で『雪国』しか思いつかないのですが、国境ということで何か特別な思いが湧き出るように思います。それが文芸作品になるようです。ちょっと経済やビジネスから離れたお話も会場ではしてみようと考えております。

 「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。」川端康成『雪国』の冒頭の一文です。この「国境」という言葉に皆さんは、どのような印象をお持ちになりますか。今回の講演は中国・ベトナム・ラオス・カンボジア・タイの国境の様子を紹介しlます。これらの国々は経済的な連帯を深めながら、メコン川流域国としての発展を続けています。国境を越える面白さと同時に、それらの経済状況についても写真を交えながらお話ししたいと思います。

 私に続く講座は、はるかに文学的で面白そうですが、初回ですので、ぜひ多数のお越しをお待ちしております。会場は、次を参照してください。すでに写真のように「立て看板」が掲示されています。 http://www.human-minoh-osaka.org/newpage3.html

 ヒューマンズプラザ文学3回連続講座
 (定員はいずれも80名 当日先着順 申し込み不要)

1回目 国境を超えるー中国・ベトナム・ラオス・カンボジア・タイ
 期日 12月18日(土曜日) 午後2時から4時 受付 午後1時30分から
 講師 上田義朗さん(流通科学大学教授)箕面市在住
 会場 ヒューマンズプラザ2階大会議室

2回目 龍馬伝ー坂本龍馬と岩崎弥太郎の実像
期日 23年1月29日(土曜日)午後2時から4時 受付 午後1時30分から
講師は 木村武仁さん(京都 霊山歴史館学芸員)
会場はヒューマンズプラザ2階大会議室

3回目 平安の女性たちー源氏物語を中心に古典文学から
期日 2月12日(土曜日)午後2時~4時 受付 午後1時30分
講師は 佐藤尚子さん(元大阪府立高校古典文学教師)
会場はヒューマンズプラザ2階大会議室

 

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2010年12月 2日 (木)

カンボジア・ベトナム経済交流セミナー:堺市で開催

 堺国際ビジネス推進協議会が主催する「カンボジア・ベトナム経済交流セミナー」が以下の要領で開催されます。

 私は、アセアン経済共同体を踏まえた中小企業のベトナム進出を考えてみようと思います。またベトナム企業との付き合い方の留意点をお話します。また、初鹿野氏のご講演は、本格的なカンボジア経済研究に裏付けされた内容が期待されます。

【 開催日時 】 2010年12月6日(月) セミナー 15:00~17:30 交流会17:30~19:00

【 会場 】 リーガロイヤルホテル堺 3階 蘭の間(セミナー)・葵の間(交流会)
(堺市堺区戎島町4丁45番地の1 南海本線「堺」駅西口すぐ)

【 主催 】 堺国際ビジネス推進協議会

【 対象者 】 カンボジア、ベトナムとのビジネスに興味のある方

【 参加費 】 セミナー無料。交流会1,500円(当日申し受けます)

【 論題 】
◆ カンボジアの経済状況と今後の展望について(仮題)
 ジェトロアジア経済研究所地域研究センター 初鹿野 直美氏
◆ 中進国ベトナムの現状と中小企業の進出戦略
 流通科学大学情報学部教授 上田 義朗氏

 申し込みは締め切りになっていますが、会場に余裕があるかもしれませんので、主催者にお問い合わせください。

【 お問合先 】
堺国際ビジネス推進協議会事務局(堺市産業政策課内)担当:花谷・伯井・江本 
〒590-0078 堺市堺区南瓦町3-1
TEL:072-228-7629 / FAX:072-228-8816

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2010年12月 1日 (水)

元気にしております

 ハノイ在住の小松さんから「先生、病気ですか?」というメールを頂戴した。ご心配いただいて恐縮です。11月中、ブログを全休しましたが、元気にしております。

 ただ多忙で時間がありませんでした。この「多忙」とは仕事だけではなく、休養の時間も含めての時間です。休養しないと、やっぱり病気になっていたと思います。

 12月になって、ちょっと文書を短めにして、負担を軽くして情報発信したいと思います。よろしくお願いします。

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