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2010年5月 2日 (日)

プノンペンの休日:ロータスIMCのタイ社長と

 2日にビエンチャンからプノンペンに移動した。明日3日はカンボジアでも祭日だそうである。しかし、いくつかの会社に訪問の予定である。

 さて、このラオスとカンボジア訪問には、ロータスIMC(=投資運用)会社のタイ社長が同行している。同社が運用を担当する投資ファンド「メコンのめぐみ」は、ベトナム・カンボジア・ラオスの上場・未株式に投資する日本で最初の投資信託である。

 2009年10月から発売されているが、直近の基準価格は1万1千円となり、為替変動(円高・ドン安)の影響にもかかわらず、半年で10%の値上がりである。『日本経済新聞』の「オープン投資信託」のページの中の「プラザ」(日本での運用はプラザ=アセット=マネジメント社が担当)の商品欄に基準価格が掲載されている。

Dsc01071  写真は、タイ社長と一緒に訪問したプノンペン近郊の「キリング=フィールド」である。この場所でポルポト政権時代に無辜(むこ)のカンボジア人が大量虐殺された。正式名称は「CHOEUNG EK 大量虐殺センター」である。

 私は3回目の訪問であるが、タイ社長は初めてである。ここは数年前の訪問時に比べて、平和を祈念する緑豊かな公園として整備されており、西洋人の観光客が多数来ていた。見学後に「子どもまで木に叩きつけて残酷に殺す人間が理解できない」とタイ社長は感想を述べた。私は「AMOK」という人間の本性が人間を狂わせるというような答えをした。

 また最近に建設された博物館には、ポルポト政権の犯罪を裁く国際法廷の様子も紹介されていた。これは、主に日本の資金援助で開廷された裁判であり、判決は未だである。

Dsc01064  カンボジアの歴史や文化に触れることは、お金儲けだけを考えると思われる投資ビジネスにとっても重要である。たとえばカンボジア企業の株式を取得する場合、単なる財務的な数値だけでは判断できない経営問題が存在する。その問題を理解するためには、その国や国民の歴史・文化・慣習・特質を理解しなければならない。

 タイ社長は「良い場所に連れてくれてありがとう」と言っていたが、それは彼が上記のことを十分に理解しているからだと確信した。もちろん外国また外国人を理解することは、自国や自国民の理解ですら容易でないことを考えれば、非常に困難であるが、それでも理解しようとする姿勢が必要不可欠であると思われる。そういう姿勢=気持ちがあるからこそ、理解力は少しでも向上するのである。気持ちすら持たなければ、何も変化しないであろう。

 タイ社長と私の道中は始まったばかりであるが、いろいろな問題を十分に話し合う時間が持てる絶好の機会である。シンガポール仕込みの彼の早口の英語によって、私の英語力も少しは向上するかもしれない。帰国後の講義は思わず英語で始まったりして・・・。

 

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