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2010年5月21日 (金)

宮内敬司さんの特別講義:就活について

 私が担当する「企業論」と「アジアビジネス特講」の講義および研究演習(3年生)の特別講師として、元北海道拓殖銀行支店長、カンボジア元マルハンジャパン銀行頭取の宮内敬司さんをお招きした。

 200名を超える学生にとってカンボジアの話題は新鮮であったと思う。またゼミの学生にとって外国に目を向ける好機になった。

 宮内さんのご講義に関連して、私はゼミ学生に就職活動について次のように話した。たとえばプロ野球の選手になるために「ドラフト会議」がある。ドラフト1位でも4位でも、またドラフト以外であっても、どこかのプロ野球球団に入団さえすれば、それからはアマチュアではなくプロとなる。野球人生のスタートである。

 就職も同じで、ともかく企業に就職さえすれば、そこからが社会人のスタートである。何が何でも就職する。この決意と準備と粘りが不可欠である。

 たとえば大リーガーのイチローでも、日本のプロ野球のドラフトでは第1位指名ではなかったはずである。この時にイチローは、第1位指名でないから指名は受けないとか、希望する球団ではないから翌年のドラフト会議まで待つといったことは考えなかったと思われる。ともかくプロ野球の選手なれば、その後は実力に応じて成長できる。

 就職活動を前にして、こういったプロ意識(=社会人になるための自覚)を醸成しなければならない。

 少なくとも私の場合、大学院博士後期課程の修了の1ヶ月前まで就職はなかったし、最後の最後まで就職をあきらめなかった。また、それほどの悲壮感もなかった。

 宮内さんについては、北海道拓殖銀行が1997年に経営破綻。その後はカンボジアで銀行頭取にまでなられた。そして今、カンボジアの投資や農業開発について自由に仕事をされている。さまざまに仕事は変遷するが、自分の人生は自分で責任をもつということである。

 今後の日本の閉塞感から脱却するためには、経済成長するアジアに目を向けるしかない。これが宮内さんと私の共通した認識である。こういう思いが学生に伝わったであろうか。

  

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