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2010年5月23日 (日)

米金融大手ゴールドマン=サックス幹部の暴言

 日曜日に少し前の日本経済新聞を読んだ。ちょうど私の出張中である。同紙(2010年4月29日)に米国大手投資銀行ゴールドマン・サックス幹部による米国上院での公聴会の様子が紹介されている。少し古くなるが、私見を述べる。

 その中でゴールドマン・サックス幹部が、「社内で「くず」と呼び、下落を確信していた証券を客に売った」と上院から批判されている。この「くず」とは、いわゆる高リスクの住宅ローン証券のことである。

 コンプライアンス(法令遵守)、企業倫理、企業の社会的責任(CSR)が重要と言われ続けて、その理論や経験を米国から学ぶ。こういったことが無意味というか、欺瞞というか、絵空事であることが証明されたような公聴会であった。

 おそらくMBA(経営学修士)以上の学歴をもった名門投資銀行のエリートが、優秀な頭脳で理路整然と「建前」を述べながら、実際の「本音」では私利私欲、我欲の亡者となっている。

 富=お金や地位に対する人間の執着は理解できるが、その問題と企業倫理はどのように整合性をもたせることができるのか。企業倫理は組織の倫理観であるが、個人としての倫理観はどうなのか。

 経営学における企業倫理を理論的に学ぶというよりも、自分の内面的な倫理観の問題として考えることが、より教育的であるかもしれない。いくら多くの「建前」を学んでも、それが「絵に描いた餅」では、その学ぶ時間がムダと思われるからである。

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