ラオス証券市場の開設遅延について推論
ラオス証券市場の開設について、その進捗状況は岩井証券のHP(ホームページ)「上田義朗ベトナムレポート」で紹介した通りである。
私が5月1日時点でビエンチャンで調査・取材した限りでは、2010年10月10日の開設という政府の公式予定に変更はなかった。
しかし岩井証券が主催する「ベトナム株取り扱い1周年記念セミナー」(5月11日)では、会場の参加者の方からラオスの証券市場の開設が遅延するのではないかという質問があった。
ベトナム株のセミナーであるが、この質問は当然である。その理由の第1に、ベトナム株の動向は、隣国のラオスやカンボジアの株式市場の開設や株価変動に影響を受ける。第2に、岩井証券が発売する投資信託「メコンのめぐみ」の投資対象国にはベトナムのみならずラオスとカンボジアが含まれている。第3に、ベトナム企業がラオスやカンボジアに投資しているから、ベトナム企業の成長にとって隣国2国の動向は無視されえない。
セミナーでの私の回答は、前述のように5月1日時点で変更なしということであった。しかしラオスでの開設が遅延するとすれば、それはタイの政情不安が原因のひとつであると思う。
ラオスの証券会社は3社が予定されていると指摘したが、その1社はタイの証券会社との合弁企業、もう1社はタイの証券会社である(詳細は冒頭の岩井証券のHP参照)。3社中の2社がタイの証券会社である。
タイの政情不安のために少なくともラオスからタイに対する「人の動き」は遅延していると想像される。それがラオス証券市場の開設にも影響を及ぼした。これが私の推理である。
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