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2010年4月 5日 (月)

観光地のリピーターを増やすために

 私は、ベトナム・カンボジア・ラオス訪問について重度のリピーターであるが、その理由は仕事である。それに対して一般的な観光客のリピーターの心理について以下のような分析がある。

 大方優子「観光地におけるリピーターの心理」『2009 東海大学福岡短期大学観光文化研究所・所報』第13号、2010年3月、17-22頁。

 同氏によれば、観光地を何度も訪問する旅行者には次の6つのパターンがある。

(1)ファン型: 思い入れや愛着がある等
(2)習慣型: なんとなくまた来てしまった等
(3)パズル完成型: 全部未だ見ていない等
(4)再チャレンジ型: 今度は天気や体調の良い時に行ってみたい等
(5)変化型: 今度は家族と一緒に行ってみたい等
(6)行為リピート型: ノンビリする、ボランティア活動をする等

 ここでのポイントは「心残り」ということである。「心残り」がなくても「愛着」があれば、(1)となり、「心残り」もなく「愛着」もないが、何らかの「訪問促進要因」があれば、(2)となる。

 「心残り」がある場合、(3)・(4)・(5)となる。ここで「訪問阻害要因」がなければ、再び訪問となる。(6)は、観光地訪問が主目的ではなく、行為の達成のための訪問である。おそらく私のような仕事の訪問はこれである。そこに仕事があるから何度も訪問するのである。

 このような分類が適当であるとすれば、果たしてベトナム・カンボジア・ラオス訪問の観光客リピーターを増やすためには、どうすればよいか。旅行者の心理は多様であるが、それらを刺激する工夫が必要となされる。たとえば毎年の多様なイベント開催、または新規の観光開発などが考えられる。これは(3)・(4)・(5)タイプの観光客を誘引するかもしれない。

 それ以上に「訪問阻害要因」または「不満要因」を最小にすることである。そのためには、たとえばベトナム航空のチェックインカウンターからのサービス重視が求められる。最近の実例では、フィリピンのマニラ空港の入国管理の長い行列は、私にとっては訪問不満要因であった。ベトナム・カンボジア・ラオスの円滑な入国を再確認してマニラは大変「不満」な印象であった。

 上記の論文の枠組みに基づいて、観光促進策をより具体的に検討することができるであろう。時間があれば、調査分析してみたいテーマである。 

 

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