« 藤巻健史氏の卓見:日本の財政が破綻する | トップページ | カンボジアの風景(2):カナディア=タワー »

2010年4月24日 (土)

カンボジアの風景(1):内閣府の建物

 今回から数回に渡ってカンボジアの状況を写真で紹介する。

 以下の写真は、中国の支援で建設されたカンボジアの内閣府(OFFICE OF THE COUNCIL OF MINISTERS)の建物である。私は簡単に「内閣府」と呼んでいるが、プノンペン経済特区の上松社長は、これを「閣僚評議会」と言っている。

Dsc00812  本来、ここに首相も入居して執務すると言われていた。外観を見ても、建物の中央の吹き抜けにはアンコールワットを思わせる褐色の建設物が位置しており、カンボジアの伝統に配慮されている。

 しかしフンセン首相は、この建物が気に入らず、この建物の向かって左手に新たに首相府を建設している。これが下の写真である。聞こえてきた話によれば、この内閣府の内部は、たとえば中国製エレベータが使用され、いかにも中国が支援したことを思わせるそうである。これにフンセン首相は不満だったと言われている。

Dsc00809

 カンボジア証券取引所の建物についても、そのデザインがカンボジアの伝統を反映していないとして、設計が再検討された。そのために建設の着工が延期された。

 このようなカンボジアのクメール文化もしくは伝統のこだわりは、クメール人の矜持を示している。経済的な支援対象国であっても、そのことと国家の文化や伝統を保持することは別問題である。それでは果たして日本はどうか。

 

|

« 藤巻健史氏の卓見:日本の財政が破綻する | トップページ | カンボジアの風景(2):カナディア=タワー »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/7888/34259083

この記事へのトラックバック一覧です: カンボジアの風景(1):内閣府の建物:

« 藤巻健史氏の卓見:日本の財政が破綻する | トップページ | カンボジアの風景(2):カナディア=タワー »