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2010年4月 8日 (木)

カンボジアのジェトロ事務所を訪問

 3月1日に開設したばかりのカンボジアの日本貿易振興機構(ジェトロ)プノンペン事務所を3月26日に訪問した。所長の道法清隆(どうほう きよたか)さんは、ホーチミン市事務所勤務後に東京に戻られ、今年になってカンボジアに赴任された。クメール語が堪能とお聞きしている。

 カンボジア特徴として政治的な安定を指摘されていたが、私も同感である。また、隣国のタイでもベトナムでもない独自の成長をカンボジア政府が考えているという道法さんの指摘も納得できる。

 たとえば現代自動車がタイ国境の工業団地に進出を決めたが、これはタイの部品産業に基づいた「組み立て工場」という位置づけであると思われる。これに対応して、カンボジアに複数の自動車会社が進出し、それに伴う国内の部品産業の育成をするというシナリオは考えられなDsc00821い。これは、すでにベトナムが採用・推進していることだからである。

 私見では、カンボジアの発展戦略は次のようであると考えられる。(1)農産物と鉱物資源の開発、(2)観光開発、(3)製造業・サービス業の育成。これら3つの戦略の最適解が、隣国タイ・ベトナム・ラオスとの相互関係の中でカンボジア独自路線を堅持するという制約条件から導かれる。

 なお、誇り高いクメールの民族意識をカンボジアの経済や企業経営の発展成長戦略を検討する場合に無視できないと思われる。

 カンボジアのJETRO事務所は、ATTWOOD BUSINESS CENTERに入居している(写真参照)。ここは、日系のプノンペン経済特区(PPESZ)の事務所もあり、空港から市内に向かう途中である。カンボジア視察において非常に便利な立地である。

 ジェトロ事務所の設置は、カンボジア情報に対する企業ニーズの高まりを反映している。他方、その設置が企業の関心を高める。この相互作用がカンボジア経済の発展を加速する。

 これは、ベトナムで1994年から三浦さん・朝倉さん・肥後さん・山田さん・石渡さん・・・と続いて現在の守部さんに至る歴代のジェトロのハノイ事務所長にお目にかかって、私が実感してきたことである。

 

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