« カンボジアのプランテーションを見学する(1) | トップページ | カンボジアのプランテーションを見学する(2):温泉があった »

2010年3月28日 (日)

カンボジアで「運転手付きの自家用車」を所有する

 数年前から私は自動車を運転していない。事故や違反の対応が面倒になったことが理由のひとつである。その代わりにカンボジアで「運転手付き自動車」を買った。

 この「買った」というのは不正確である。カンボジア人の運転手トーチさんの自動車購入を支援したということが正しい。彼とは2001年から毎回の訪問で運転を依頼している。その間、プノンペン市内のみならず、ベトナム国境やシハヌークビルまで遠出したこともある。

Dsc00735  彼の以前の自動車が古くなり、より新しい中古車を買うために貯金していると昨年8月に聞いた。それなら私が少しでも援助しようということになった。その代わり、私のカンボジア滞在中は彼が無料で運転してくれる。もっともガソリン代は負担するつもりであるが・・・。

 今回のカンボジア訪問ではトーチさんが新しい中古車カムリでプノンペン空港で待っていてくれた。いつも前日か当日に国際電話で「12時に着くから」と連絡している。空港で同僚のカンボジア人運転手が「トーチさんは車を買うてもろてええな・・・」と話していた。「そら、彼は真面目から」と話は返事したが、その運転手も「そやな」と納得していた。トーチさんは、誰からも信頼されているのだ。

 空港のタクシー運転手の間で評判になって、今度から日本人訪問者に対する対応が特別に良くなるかもしれない。なお、この自動車にメーターは付いていない。市内まで5ドルといった感じで交渉することになる。

 トーチさんは53歳。子どもは息子3人。上が27歳、下が13歳である。「もうすぐおじいちゃんになるね」といった話をする。このカムリの価格は購入時の整備費用を入れて8千ドル弱である。米国カリフォルニア製造の輸入中古車であり、カナダ製造車は少し安くなる。私の支援金に不足の資金は、税務署に勤める長男が友人から借金して調達したそうである。親孝行な息子さんだと思う。

 以前に比べて燃費がよくなったと彼は言っていたが、それだけでなく室内も広くなり、乗り心地も良くなった。トーチさんも私もみんなハッピーである。

 3月28日(日)にホテルから空港まで送ってもらったが、トーチさんの奥さんから私の妻にスカーフのプレゼントを頂戴した。運転手付きの自家用車を所有する。これも嬉しいのだが、それよりも友情や信頼をカンボジアで持つことができた。これが何よりの贈り物である。ベトナム・ラオスに続いてカンボジアからも離れられそうにない。

 「私の車を待たしていますから・・・」。こんなセリフは日本では、今後一生、言えないだろうと思うが、そうなるように日本で頑張ってみるのも面白いかもしれない。

|

« カンボジアのプランテーションを見学する(1) | トップページ | カンボジアのプランテーションを見学する(2):温泉があった »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/7888/33977647

この記事へのトラックバック一覧です: カンボジアで「運転手付きの自家用車」を所有する:

« カンボジアのプランテーションを見学する(1) | トップページ | カンボジアのプランテーションを見学する(2):温泉があった »