« 人生のピークは? | トップページ | ちょっと嬉しい資格 »

2010年3月10日 (水)

岩井証券がコスモ証券を買収か?:小が大を飲む

 私は2006年からロータス投資運用会社(ベトナム現地法人)の顧問をしている。同社が運用助言している「heart04メコンのめぐみheart04」(オープン型投資信託)は、昨年10月に組成されたが、日本では岩井証券http://www.iwaisec.co.jp/)が唯一の販売会社となっている。

 なお同社のホームページでは、私の「上田義朗ベトナムレポート」を昨年12月から連載させていただいている。本ブログと合わせて参照していただきたい。

 すでに数多くのベトナム投資ファンドがあるが、この「heart04メコンのめぐみheart04」は、ベトナムのみならず、カンボジア・ラオスの株式市場に投資することを特徴としている。これら両国の株式市場の開設は、おそらく本年末から来年であるが、これら両国の投資が開始されてから、同ファンドの真価が発揮されるであろう。

 この岩井証券が、コスモ証券の買収交渉に入っていると報道された(『日本経済新聞』2010年3月10日)。岩井証券の沖津嘉昭社長とは、前述のようなビジネス関係もあり、何度かお話する機会があったが、この件は社長の「秘めたる決意」という領域に含まれていたようである。

 この買収を巡る企業経営上の意思決定は、その成否はともかく、高く評価されてよい。業界全体のみならず個々の企業における業績悪化時にこそ、前向きに新たなチャンスを追求する。そういった準備を日常に積み重ねる。これは「言うは易し、行うは難し」である。ましてや、預かり資産や資本金で見れば、「小が大を飲み込む」買収である。

 現在、沖津社長は日本証券業協会大阪地区協会の会長も務められている。大阪さらに関西の証券業界全体のことを考えても、同じく大阪を発祥地とするコスモ証券(旧社名は「大阪屋証券」であった)の業績低迷は懸念材料であったと思われる。事実、沖津社長の前任の地区協会会長はコスモ証券社長(当時)であった。

 コスモ証券が外資系または東京系の証券会社に買収となれば、大阪・北浜の地盤沈下のみならず、関西経済の停滞は加速されると思われる。証券業界再編の起爆剤になると同時に、関西経済の活性化の契機になることが期待ざれる。この意味で、岩井証券・沖津社長の英断を高く評価したい。今後の展開が注目される。

|

« 人生のピークは? | トップページ | ちょっと嬉しい資格 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/7888/33710272

この記事へのトラックバック一覧です: 岩井証券がコスモ証券を買収か?:小が大を飲む:

« 人生のピークは? | トップページ | ちょっと嬉しい資格 »