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2010年1月26日 (火)

教養特講(時事問題に強くなる):最近の自動車業界の動向は?

 私は今年度から「教養特講(時事問題に強くなる)」という講義も担当している。この受講生は1年生から4年生まで全学年であり、受講登録者の総数は400名を超えている。

 これだけの多人数の受講生を相手にするとなると、それなりの覚悟が必要である。まず「気合い」で学生に負けない。次に私語や居眠りについて的確にメリハリを付けて注意する。メリハリが重要であって、だらだらと「静かにしなさい」とは言わない。

 また、けっして真剣に怒らない。もし真剣になれば、それは学生に恐怖感を与えてしまう。怒るときも余裕がなければならない。多人数講義の対応は多々のノウハウの蓄積が必要である。

 さて、この時事問題の試験を26日に実施した。マークシート方式の選択式である。たとえば以下のような問題である。

 (5)次のA・B・Cの文章の中で正しいものには○、誤っているものには×をつける。その正しい組み合わせは、その下の①から⑧のどれか。マークシート36に解答を記入しなさい。
 A.2009年6月にGM(ゼネラルモーターズ)はトヨタ自動車と共同出資する合弁工場「NUMMI(ヌーミー)」から撤退を発表した。
 B.2009年7月にドイツの自動車メーカーであるフォルクスワーゲン(FW)は、親会社のポルシェと経営統合を発表した。
 C.日本の自動車メーカー・スズキの鈴木会長兼社長は2010年1月15日、自社株19.9%を独フォルクスワーゲン(VW)に譲渡し、VWが筆頭株主となったと発表した。
 ①A○ B○ C×    ②A○ B× C×   ③A○ B× C○
 ④A× B○ C○    ⑤A× B○ C×   ⑥A× B× C○
 ⑦A○ B○ C○    ⑧A× B× C×

 このような○と×の組み合わせを選択させる問題は難問というよりも意地悪である。たとえばAとBが正しく解答できても、Cが間違っていれば、AとBの正解は反映されない。これは解答者にはイヤな出題形式である。この正解は⑦である。最近の自動車業界の再編について出題である。

 問題数は合計60問。時事問題の難しさは、よく指摘されるように同じ問題を来年も使用できないことである。常に毎年、問題を更新しなければならない。これは大変な仕事である。大変な仕事であるが、私のような年配の教員が担当しなければ、もっと研究に専念するべき若手教員の負担が大きくなる。大学教員の仕事も楽ではない。

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