« ベトナムの「優秀な人材」の過大評価 | トップページ | 岩井証券のホームページに連載開始 »

2009年12月 6日 (日)

居眠りの習慣化を防止する

 教員の忍耐力や寛容度の指標として、講義中の学生の居眠りに対する対応がある。

 居眠りをしていても、私語するよりも他人に迷惑をかけていないからよいだろうと自分を納得させる場合がある。また自分の講義は面白くないから寝てしまうのだと反省してしまう場合もある。

 これまでの私は以上のようであったが、最近は居眠りの学生を起こすようにしている。「寝たらあかん」「我慢して起きていなさい」「眠たければ顔を洗ってきなさい」と学生に注意することにしている。

 この理由の一つは、私自身が遠慮したり、我慢したりしなくなったからである。教員が思ったことを率直に学生に述べることも教育の一環である。「私は居眠りする学生は嫌いです」。このように述べて何が悪いのだろうか。

 このようにハッキリ言わないと、たとえば学生は「誰にも迷惑かけていないのに、なぜ寝て悪いのですか」という反論に合う。さらに「授業料を払っているのは私です」「講義中に寝るのも勝手でしょう」と来る。こう言われると、最近の大学は弱い部分がある。学生はお客という意識があるからである。

 これに対して私は簡単に「そういう学生は嫌いです」ということにしている。「お客だからと言って偉そうにする人を好きですか?」と質問すればよい。また第2の理由は、やはり学生の教育のためである。

 講義中に安易に居眠りすることは、それが習慣化する。就職活動や社会人になってからも居眠りをしてしまう。我慢が出来ない。少人数で企業訪問をしても、そこで寝てしまう場合がある。忍耐力や緊張感の訓練ができていない。

 大学中に寝ない訓練をする。忍耐力や緊張感の持続を大学で養成する。たかが居眠りであるが、その対応は大学での重要課題であると思う。大学生は、ここまで劣化していると言われるかもしれないが、少なくとも大多数の学生は真面目に真摯に勉強していることは間違いない。これは誤解のないように。

 

 

 

 

|

« ベトナムの「優秀な人材」の過大評価 | トップページ | 岩井証券のホームページに連載開始 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 居眠りの習慣化を防止する:

« ベトナムの「優秀な人材」の過大評価 | トップページ | 岩井証券のホームページに連載開始 »