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2009年12月10日 (木)

和田繁明・ミレニアムリテイリング元会長の慧眼

 2003年当時、NHKテレビで「そごう再建」の様子を描いたドキュメンタリー番組があった。その主人公は、和田繁明氏(西武百貨店元会長、ミレニアムリイテリング元会長)である。今日の「21世紀の業界展望」(まとめ講義)では、これを教材にして講義した。

 この番組は、これまでに何度か講義の教材に使用している。特に、そごう柏店を舞台にした詳細な百貨店の舞台裏の描写は「名優」の続出である。真実は迫真の演技に優る。

 ここで和田氏は「百貨店は存続するが、それらの再編成は必至である」と指摘している。事実、西武百貨店とそごうが経営統合し、その持ち株会社ミレニアムリイテリングは、さらにセブン&アイ・ホールディングスの傘下に入ることになる。和田氏の慧眼が証明された。

 和田氏は、そごうの幹部研修で話すことは共通している。経営体質を変えるということである。換言すれば、従業員の意識を変える。このために何度も何度も繰り返して研修が開催される。それについて行けない従業員は退職していく。慣性の法則に従う組織そして人間を変えることは簡単ではない。

 指導者が何度も何度も粘り強く指導することの重要性は、プロ野球「楽天イーグルズ」前監督であった野村克也氏も指摘している(『日経ビジネス』2009年12月7日号)。このNHK特集は、何度見ても考えさせられる名作である。

 

 

 

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