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2009年12月11日 (金)

ベトナムの南北高速鉄道は日本の新幹線方式に決定

 『日本経済新聞『(2009年12月11日、夕刊)のスクープである。すでに11月6日・7日に東京で開催された「日メコン首脳会議」で来日したズン首相が、鳩山首相に新幹線方式の採用を表明していたというのだ。予算総額5兆円の大規模プロジェクトであるから、新幹線に関連する企業の株価も上昇した。

 私は、ズン首相が原子力発電所については日本に協力を依頼するが、新幹線はフランス方式の可能性も検討されているから、上記11月の首脳会議で新幹線方式の採用を言明しなかったのではないかと想像していた。しかし、それは誤りであった。

 記事によれば、鳩山首相が新幹線方式を勧誘し、それにズン首相が応えたことになっている。おそらく、そのズン首相の決断を受けてベトナム国内の根回しがあり、それが完了したから情報流出となったのではないか。

 以上の経緯を見れば、鳩山首相が立派な「セールスマン」の役割を果たしていることがわかる。日本経済の成長のキーワードは「アジアと共に成長する」であると私は確信している。これからの成長路線は、産業的には地球環境や省エネルギーなど先端技術であると思われるが、地域的にアジアである。この意味で、もっともっと日本政府はアジアでの営業活動を積極的に展開してもらいたい。

 社長間のトップで商談がまとまれば、案件所轄の営業部長クラスが話を進行させる。辻本清美・国交副大臣のベトナム訪問には、こういった意味があるとみなされる(『日本経済新聞』2009年12月12日)。

 「日本の経済成長はアジアと共に」ということを鳩山内閣は国民に強調すればよい。日本経済の将来に向けての閉塞感は少しでも解消されるのではないか。ただし、このことを本人が自覚していないのかもしれない。

 

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