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2009年12月 9日 (水)

株式持ち合いの国際化:フォルクスワーゲンとスズキ

 フォルクスワーゲンとスズキが相互に出資して世界最大の自動車グループが形成されるという。いわゆる株式持ち合いによる業務提携である。

 株式持ち合いは日本独特の株式所有形態であり、それは実質的な出資を相殺することを意味する。その本質は「紙のやりとり」である(故・大隅健一郎京都大学教授)。この「紙」とは株券(今では見ることもないが・・・)のことである。

 この「紙のやりとり」が国際化したことに私は当惑した。その相手が論理的な思考を国民性の特徴とするドイツだからなおさらである。

 もっともドイツは、ヒルファーディングの『金融資本論』の舞台となったように企業間結合が顕著な国である。さらに広範な株式所有や役員兼任がその紐帯として存在していた。この意味で国際的な株式持ち合いがあっても不思議ではないのかもしれない。

 大隅教授がご存命なら、どのようにコメントされるのだろうか? それにしても、今回の自動車業界のみならず、小売業界や金融業界の再編成=集中化が次々と進展している。まさに世界市場の寡占化が進行中である。その先に何があるのか。このような問題が、さらに検討される必要がある。

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