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2009年11月13日 (金)

鈴木俊(2009年)『途上国はいま』東京農大出版会を見る(下)

4.ラオスでは「化学肥料と農薬は高価なので農家が使用しないため、かえって安心・安全野菜としてタイからの引き合いもあると聞いた」(21頁)。これは本来、高付加価値の農産物として高く売れるはずだ。
 私見では、ラオスの農産物はタイに「買いたたかれている」ように思われる。ラオス経済の発展にとって農業開発は重要であるが、それは市場経済における経営的発想が求められる。これを日本企業が支援すれば、ラオス農産物の日本輸入の可能性も拡大すると思われる。具体的には日本企業によるラオス農産物開発である。

5.「食用コオロギ、ミネラルを多く含んでおり飼育も簡単でしかも飼料は草や木の葉である。昆虫類は食糧不足が懸念される21世紀の人類の重要な蛋白・ミネラル源である」(23頁)。私は、ラオスのワットプーに向かう船着き場でバッタの串焼きを食べたことがある。食べられないことはないという味であった。

6.FAO(国際食糧農業機関)によると、21世紀の人類の蛋白源はウサギとヤギにたよる」(25頁)そうである。その「李油は、食料不足になったとき人間と競合しない食べ物(草や木の葉)でタンパク質を合成してくれるからだという」(69頁)。

 コオロギやウサギ・ヤギを食べる覚悟を今からしておかなければならないと思うと気が重いが、カニ味噌・塩から・フナ寿司・ウニ・納豆・躍り食い等を食する日本人なのだから、それほど心配する必要はないのかもしれない。

 少し前に北朝鮮で食用ウサギを飼育して、それを輸出までしているというテレビニュースを見たことがあるが、それは合理的であることがわかった。またヤギ肉は、ベトナムでは焼き肉や鍋にして今でも食べているが、それは精力料理として定評がある。ヤギ肉を食べて元気を出す。こう考えれば、21世紀の食糧事情は大きな心配ではないのかも・・・・・・。

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