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2009年11月12日 (木)

鈴木俊(2009年)『途上国はいま』東京農大出版会を見る(中)

 鈴木俊教授の著書『途上国はいま』は、おそらく若い学生向けにアジア農業に眼を向けてほしいという著者の願いに基づいて書かれている。

 写真の多用は、書籍を読まなくなった大学生に読ませたいという意図があるのだろう。確かに最近の学生は、日々使用する教科書すら買わなくなっている。出版社が年々売り上げを落とすことも当然であるが、インターネット普及に伴って、この根本的な対策は難しい・・・。

 さて同書で私は次の点が新鮮であった。「なるほど、そうだったのか」と思われた。以下は、私的なメモの公開であるが、ご了承願いたい。

1.ラオスの雨季は5月~10月(2頁)。私は9月までと思っていた。また「小乗仏教」(同)という記載があったが、これは「上座部仏教」または「南伝仏教」と訂正されるべきである。私の学生時代は「小乗仏教」と教えられたが、この「小乗」は蔑視の意味が含まれており、最近は使用しない。

2.ルアン・プラバンにある「ワット・シェントーン(寺院)」は、「同国にある寺院の中で最も美しいと感じられた」(5頁)。ルアン・プラバンまたはルアンパバーンには今年の夏も訪問したが、これまで同寺院には一度も訪問していない。次回訪問の宿題にしておきたい。

3.ラオスの「出作り兼鳥追い小屋」(10頁)の存在は知らなかった。この小屋は、遠距離にある畑の作業時の休息・宿泊用(出作り)と、野鳥のえさ場になることを防ぐ(鳥追い)の役割を兼ねるそうである。ラオスの「鳥害は素人が考えるよりはるかに甚大である」という。(以下、続く)

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