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2009年10月25日 (日)

世界の経済成長率とインフレーションを見る(2)

 第2表は、ADB(アジア開発銀行)による東南アジア諸国と韓国・中国・インドの経済成長率を示している。経済成長率の高い国として2009年の数値を見れば、中国(8.2%)・インド(6.0%)・ラオス(5.5%)・ベトナム(4,7%)・インドネシア(4.3%)となる。これらは世界同時不況においてプラス成長を示している。

第2表 アジア諸国の経済成長率(%)

(年)

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

ベトナム

7.8

8.4

8.2

8.5

6.2

4.54.7

6.56.5

カンボジア

10.3

13.3

10.8

10.2

6.5

2.5-1.5

4.03.5

ラオス

7.0

6.8

8.3

7.8

7.2

5.55.5

5.75.7

ミャンマー

13.6

13.6

13.1

11.9

---

---

---

ブルネイ

0.5

0.4

4.4

0.6

-2.7

-0.4-1.2

2.32.3

インドネシア

5.0

5.7

5.5

6.3

6.1

3.64.3

5.05.4

マレーシア

6.8

5.3

5.8

6.3

4.6

-0.2-3.1

4.44.2

フィリピン

6.4

5.0

5.4

7.2

4.6

2.51.6

3.53.3

タ イ

6.3

4.6

5.2

4.9

2.6

-2.0-3.2

3.03.0

シンガポール

9.3

7.3

8.4

7.8

1.1

-5.0-5.0

3.53.5

中 国

10.1

10.4

11.6

13.0

9.0

7.08.2

8.08.9

インド

7.5

9.5

9.7

9.0

7.1

5.06.0

6.57.0

韓 国

4.7

4.2

5.1

5.0

2.5

-3.0-2.0

4.04.0

(出所) Asian Development Bank, Asian Development Outlook 2009, Asian Development

     Bank, 2009, Statistical appendix and Asian Development Outlook 2009 Update. (引用者注)2009年と2010年は予測値。---は不明。は予測の修正値(2009922日)。

 2009年における経済成長率について、第1表で先進国はマイナス成長、第2表でアジア諸国はプラス成長と特徴づけることができる。今後の日本経済の発展にとってアジアの経済成長力を無視できないからこそ、鳩山政権が「東アジア共同体」を構想していることが理解される。

 また第2表による2009年の予測修正値を見れば、それが上方修正されている国は、中国・インド・ベトナム・インドネシア・韓国である。またラオスとシンガポールの予測値に変更はない。これらの国々の強い経済成長力を示唆している。

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