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2009年10月 3日 (土)

ベトナム・カンボジア・ラオスの為替リスクは?(下)

 ベトナム・カンボジア・ラオス3国では、購買力平価と為替レートの相対的な関係について、経済成長とともに為替レートは強くなる傾向がある。

 ベトナムの場合、これまで傾向的な「ドン安」であって、輸出を促進し、直接投資を誘導してきた。ただし2007年に一時的に「ドン高」になったことがある。株式や不動産の投資のために外国資金が大量に流入したからだと思われる。それが翌年のインフレーションの要因にもなった。

 ベトナムが長期的に見て「ドン高」に転換することは間違いない。それはいつか。これは、ベトナム株式の外国人投資家にとって最大の関心事である。「ドン高」は、特に日本人の外国投資における「円高」のリスクを軽減もしくは緩和するからである。

 ズンクワットの石油精製コンビナートが稼働開始した。鉄鋼一貫生産プロジェクトが開始された。豊富な鉱物資源を保有し、現在でも農産物は主要な輸出品となっている。さらに日本の支援によって「すそ野産業」が育成され、輸入部品や原材料が次第に国内生産に代替される。さらに南北高速鉄道、高速道路など大型インフラ整備が外国資金の支援によって進展する。

 私見では、ベトナムの「ドン高」傾向に転換する時期は近い。では、発展途上国で「通貨高」になることはあるのか? ラオスの「キープ高」が実証している。タイのバーツに対しては「キープ安」傾向であるが、米ドルに対しては「キープ高」である。これら2通貨の為替レートの動向とラオス経済の関係は別途に検討が必要である。

 結論として「円高」は外国株式投資の好機である。将来に「円安」に転換すれば、それで為替差益を獲得できる。さらに将来にベトナムで「ドン高」になり、その為替利益も受け取ることができる。単純なドル投資ではなく、これがベトナム投資の妙味である。 

 

 

 

 

 

 

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