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2009年10月 9日 (金)

兵庫県立宝塚西高校に「出張講義」:自信をもって頑張ろう!

 昨日、兵庫県立宝塚西高等学校で「2015年「アセアン共同体」の展望:アジアビジネス最前線」というテーマで高校生向けに講義した。台風のために午前中が休校となり、午後から授業開始という状況の放課後に20名ほどが集まってくれた。

 高校生の進路選択の参考ために、そして大学の広報と社会貢献活動のために高校で大学教員が「出張講義」する。これは、最近の大学では普通のことである。

 この講義の中で、恒例のように私はベトナム・カンボジア・ラオスの経済経営環境や「アセアン共同体」の話をした。さらに『朝日新聞』(2009年10月8日、朝刊)の「東アジア共同体」の記事についても話した。

 ここで私は、『文明の衝突』の著者であるハーバード大学の故・ハンチングトン教授や政策研究大学院大学の大野健一教授の指摘を敷衍して、国家の普遍的な価値の実現を「東アジア共同体」は目標とするべきであるし、それを鳩山首相は自信をもって提唱すべきであることを指摘した。

 この普遍的な価値とは次の5つの政策目標である。①経済成長、②富=所得の平等、③民主化=人権尊重と自由、④政治的安定、⑤外国からの自主独立

 高校生に理解してもらうためには、もっと簡単に次のように語りかけた。「だれもが納得して文句を言わないこととして経済成長があるでしょう。生活が豊かになって困る人はいない。それから・・・安心して暮らせる安定した政府も必要でしょうし、自分の国のことは自分で決めるということにも反対する人はいないでしょう」。

 講義の最後に、少子高齢化と人口減少の日本はアジア諸国とともに経済「」成長を追求するべきであると述べた。これは経済産業省の『通商白書』(2009年版)が主張することでもある。

 このようなアジアでのビジネス実践を想定すれば、経営学・商学のみならず経済学・政治学・法学・国際関係学・文化人類学・外国語など幅広い勉強が必要であると述べた。社会人として仕事をするための準備として広く大きく学ばなければならない。そのために「大学」がある。このようなメッセージが高校生に伝われば幸いである。

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