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2009年9月26日 (土)

ベトナム・サコムバンクのカンボジア進出事情(中)

副CEOのJohn Vong氏との質疑応答

○貴行のカンボジア進出の理由は何ですか?
 インドシナには3つの経済回廊があり、それは取引フローを意味しますが、それには資本フローが伴います。そこで北部で南寧、中部でビエンチャン、南部でプノンペンに弊行を設置しました。これら回廊の港湾はハイフォン・ダナン・ホーチミン市であり、そのすべてに支店があります(以下の質疑応答は前掲雑誌〔August 1-15, 2009, p.24-25〕から引用した)。

○カンボジアの投資環境についてのお考えは?
 カンボジアには多数の好機があります。人口の50%が30歳未満という「ダイナミック」な国ですから、変化が確かにあるでしょう。ほとんどの急成長経済は若年人口または成長する中産階級の人口のいずれかを内包しています。それは消費拡大による経済成長をもたらします。カンボジアの環境は投資に適当です。

○カンボジアの銀行数27行についてどう思いますか?
 それぞれの商業銀行がその役割を果たせばよいのです。弊行は銀行業だけでなくカンボジア経済に貢献します。弊行の金融商品は国境貿易と貿易フローの促進に注目しています。ベトナムとカンボジアの貿易フローは成長しており、両国で統合した金融市場が求められています。この需要に弊行はカンボジア他行と一緒に応えます。

○カンボジアで貴行が直面する主要な課題は何でしょうか?
 第1に、適当な銀行であると顧客に確信させることです。第2は、カンボジアのような急成長市場を管理する適切な資本を用意できているかどうかです。第3は、人的資源の質と革新です。国境貿易を理解して取引量を増大させる職員をさらに養成しなければなりません。

○カンボジア中小企業に対するベトナムの貴行からの教訓は何ですか?
 弊行はベトナムで最初の上場銀行です。有限資本で設立されましたが、今では第6番目の貸出資金に達しています。弊行は、世界銀行グループの国際金融が投資した最初のベトナムの銀行です。カンボジアでの弊行は、ほかの銀行を補完するでしょう。ベトナムの大手銀行としてその経験を中小企業金融の促進に生かしたいです。

○貴行グループの他企業がカンボジアに次に進出しますか?
 可能性はあります。子会社のサコムバンク宝石会社(Sacombank Jewelry Compan:SBJ)が、カンボジアに金取引場の提供の可能性を検討しているところです。

○サコムバンク宝石会社(SBJ)はカンボジアにとって利益になりますか?
 サコムバンクSBJは、金と宝石を取引し、金取引場をホーチミン市に設置しています。多数のカンボジアの人々は金を購入し保有していると報告されています。サコムバンクSBJは金取引場を提供し、カンボジアの人々が取引を通して価格変動から利益を獲得できるようにします。さらに同社は金貨を製造します。

○カンボジアの金融発展にどう貢献しますか? また証券市場に対する計画は?
 カンボジア証券市場について弊行は準備できています。また弊行のビジネスモデル自体は「貢献」です。小規模な銀行から地域進出する最初のベトナム銀行にまで成長してきた弊行の歩みに注目してほしいと思います。他行は、弊行の市場セグメントを考えてください。そこで弊行は他行と競争せず、むしろ協力し合うことになります。

○カンボジアにおける貴行の展望は何ですか?
 弊行はカンボジアの国境貿易の企業を世界に導きたいと思っております。

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