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2009年8月 6日 (木)

ドル建て預金の不思議・・・というより何と理不尽な・・・

 ドル建て預金を引き出してドル紙幣を入手するために近くのメガバンクに行った。そこで驚いたのは、1日の引き出しの上限が1,000米ドルということであった。また、ドル建て預金なのに、そのドルを引き出すために1ドル当たり手数料が2円必要である。

 簡単に言って、これが日本のメガバンクの現実と思うと情けなくなる。これでは国際的なサービス競争に対応できないだろうし、まず外国人顧客が見向きもしないであろう。おそらくベトナムの銀行より制限が厳しいのではないか?

 最近は銀行ではなく、為替レートの有利な「チケット屋さん」で外貨両替をしている。それにしても外貨預金は不思議な制度である。また1,000ドルの引き出し制限なんて「子どもだまし」の金額である。

 私は「もう解約する」と言って、少し文句を言ったが、そうすると少しばかり便宜を図ってくれた。この「ごね得」の対応も気にくわない。解約して、その近くの別のメガバンクに口座開設をしようと思ったのであるが、それを引き留められた格好である。

 日本の製造業はともかく、その金融業の後進性を実感できた。これでは日本経済の衰退は回避できないのだと思う。もっと金融業界を規制緩和し、競争原理を導入すればよい。その結果、顧客の利便性が高まることが望ましい。

 規制緩和による不正な金融業者が出てくれば、今まで以上に厳罰にすればよい。それで十分に犯罪抑止力になる。たとえば罰金刑なしの懲役刑にすればよい。投資家・預金者保護のために事前に規制強化するよりも、事後的な罰則強化の方が金融活動のサービス向上に貢献するのではないか。

 外国銀行に預金するという日本人が増えていると想像されるが、それは当然と言わなければならない。

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