« 連日の記事掲載:日経記者・岩本陽一氏の活躍 | トップページ | ドル建て預金の不思議・・・というより何と理不尽な・・・ »

2009年8月 5日 (水)

東京出張:ベトナムの情報交換会

 4日(火)に東京出張した。ベトナム情報交換会に参加するためである。その中で某銀行の取締役の方から次の指摘があった。

 「ベトナムの港湾は、いずれも水深が浅く、そういった国の重化学工業の発展は難しいのではないか。

 その時に私は特に反論しなかったが、この問題について以下のデータを提示してみたい。(引用:JETRO『ASEAN物流ネットワーク・マップ2008』、263ー279頁。)

国名と港     航路水深(m) 港湾荷役料金
                    40フィート(米ドル)

◎ベトナム
             
 ハイフォン港      8.4~10.5    90.0    
 サイゴン港          8.5
 サイゴン新港   11.0~12.0
 カイラン港         5.0~13.0
 VICT港             10.0
 ダナン港          7.0~11.0
◎タイ
 レムチャバン港 10.0~16.0   140.0
◎シンガポール
 
シンガポール港  9.5~15.0   220.0

 この中でベトナムのカイラン港(ハイフォン港の近くクアンニン省)は「現代的な技術を駆使した水深の深い港湾であり、航路は深く、潮位の上昇を待たずに40,000DWTの大型船も入港できる」(278頁)と指摘されている。

 水深は確かにタイやシンガポールに比べて低いが、港湾の数は他のアセアン諸国に比べて多い。また東西経済回廊の完成など陸路輸送の整備によって、大型船の寄港不可の欠点は補われるのではないか。そして何よりも港湾荷役料金は格安である。

 これらのことを見れば、必ずしもベトナムの港湾不備が、ベトナムの重化学工業化に向けた重大な障害になるようには思われない。残念ながら私は専門外であるが、読者からのご意見を頂戴できれば幸いである。

|

« 連日の記事掲載:日経記者・岩本陽一氏の活躍 | トップページ | ドル建て預金の不思議・・・というより何と理不尽な・・・ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/7888/30862907

この記事へのトラックバック一覧です: 東京出張:ベトナムの情報交換会:

» FXSuperTools [FXSuperTools]
トレンドとレンジ相場を見分けFXトレードを超省力化するFXSuperTools の検証、レビュー、評価。 [続きを読む]

受信: 2009年8月 7日 (金) 23時23分

« 連日の記事掲載:日経記者・岩本陽一氏の活躍 | トップページ | ドル建て預金の不思議・・・というより何と理不尽な・・・ »