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2009年8月 7日 (金)

能力別クラス編成によって効果的な教育を!!

 日本をダメにしたのは誰か? この質問の解答として「日教組」と答える人が多いように思う。この意味は、主に「日教組」が競争のない平等主義を学生や生徒に教え込んできたことの弊害である。

 注:先日の東京出張の宿泊先が「アパホテル」であったことが、このようなことを考える契機になった。

 人間は平等である。すべての人々の人権は平等に尊重されなければならない。これは人類に共通して受け入れられるべき理念または政治目標である。それには異論がない。ここで問題となるのは、このことを教えた場合、自分の努力不足や能力不足を考慮せず、その結果の不平等を取り上げて苦情を言う人々がいることである。こんな人々が増えると、経済や社会は停滞する。

 能力の高い人々に「平等」や「公平」を教育することは、その人々の特権的な「エリート意識」を抑制し、人間的に魅力のある人物を育成する効果がある。鼻持ちならない「エリート」ではなく、能力のみならず人間的にも立派な人々を養成することは重要な教育課題である。常に自省的・内省的な思考や態度は、本来のエリートにとって不可欠の要素であると私は思う。このキーワードは、平等や公平といった意識・理念ではないか。

 これに対して努力不足や能力不足の人々に同じように「平等」や「公平」を教えると、それを自分の都合のよいように解釈して、さらなる努力や向上心を放棄していまう。そして文句ばかり言うようになる。この懸念がないとは言えない。

 日本をダメにしたのは、このような「平等」や「公平」の教育ではないか。つまり、その教え方に問題がある。「平等」や「公平」を教育する場合、たとえば偏差値70の学生と偏差値30の学生とでは、教える内容や方法が異なって当然である。なぜなら、それぞれの理解力に相違があるからである。

 それぞれの学生の理解力に応じた教育がなされるべきである。そしてそれぞれの個性が発揮され、それぞれが能力的・人間的に向上・成長することが理想である。たとえば大学において英語を読めない学生に「英語文献研究」といった講義を受講させることは無意味である。日本語文献を使用するか、または英語の基礎を教えるべきである。

 以上のような意味で、理解力に応じたクラス編成によるきめ細かい教育が望まれる。そのためには教員の増員は必要であるし、学生の能力に応じた専門性の高い教育方法の開発が望まれる。

 いわゆる「日教組」批判に対して、私は以上のように考えている。要するに一律的な教育ではなく、各自の能力に応じた個人個人に適切に対応した教育を追求するする。これが教育の理想である。個人に適応していない一律の教育に起因して、さまざまな弊害が発生しているように思われる。

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