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2009年8月26日 (水)

写真で語るメコン川流域3カ国(12):SEAゲームの準備状況を視察

Dsc03002 ラオス国立大学(ドンドック・キャンパス)の1つ手前の道を右折すると、左の建物が見えてくる。4千名を収容できる選手宿舎である。これはベトナムのODAによって建設された。ベトナムはラオスに対して特に教育面での支援が顕著である。すでにラオス国立大学の正門前に留学生用の寄宿舎を建設したが、この選手宿舎もSEAゲームが終了すれば、学生寮に転用される予定である。

Dsc03012  この選手宿舎の全貌は左のようである。この宿舎から3㎞ほどで国道に出るが、さらに10㎞ほど進めばメイン競技場である。このSEAゲームが大学の近くで開催されるために大学が10月~12月まで休講になるそうである。ラオスの国家としての威信を示す大規模な国際的行事である。これは当然の処置かもしれない。このような休講があるために通常は夏休みの8月の今から大学は始まっている。

Dsc03018

 中国の援助で検察されたメイン競技場である。これは完成しており、すでに政府高官がサッカー試合をして試用したと報道されている。この建物は広大な緑地に馴染んでいるような印象を受ける。それは簡素であるが、けっして貧弱と感じさせない爽やかな雰囲気である。6年前に開催されたベトナム・ハノイの競技場が威容を誇るとすれば、ラオスは自然との調和を訴えているかのようである。

Dsc03031 このメイン競技場から自動車で数分でSEAゲーム・ゴルフクラブがある。ここは以前にビエンチャン市のゴミ処理場があったと指摘したが、現在は土で埋められており、その表面は草に覆われている。さらにゴルフ場は、旧ゴミ捨て場から奥まった場所にある。

Dsc03036  このゴルフ場は未完成であり、クラブハウスは外構工事中であった。この開発施工主は韓国企業である。SEAゲームの開催に伴って国道の整備が行われており、このゴルフクラブにとっては好都合である。

 かつてのアジア通貨危機の1997年には、ベトナムから韓国企業や韓国人が本国に退居した。今回の世界同時不況では同様に韓国は猛烈なウォン安を経験したが、カンボジアでもラオスでも総じて韓国企業は健在のように思われた。韓国経済の成熟を感じさせる。

Dsc03039  韓国のみならず中国・シンガポールも同様であって、これらの国々は日本の経済力の水準に接近している。そしてカンボジアやラオスに積極的に投資を進めている。その事実を直視すれば、カンボジアやラオスの今後の経済成長は持続・加速することは確実である。それに対して日本企業は批評家の立場で投資を検討する傾向がある。確かにそれは必要であるが、それはラオスやカンボジアの「粗探し」をして、投資しない言い訳をしているにすぎないようにも思われる。これは日本経済の衰退や弱体化を示しているのではないか。

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ですので、決して意味がないということはなく、また、ただの気休めというわけではないのです。これに関する答えは、専門家にしても実にさまざまで、みなさん、本当のところは良く分かっていない状態が続いているのではないでしょうか。ただやはり、マスクをしないよりは、していたほうが、感染する可能性が低くなるということだと思います。... [続きを読む]

受信: 2009年8月27日 (木) 14時14分

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