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2009年8月10日 (月)

高橋由明教授のベトナム語版ビジネス書2冊が発刊:いかに従業員に伝えるか?

 中央大学商学部の高橋由明教授と私は、ベトナム・カンボジア・ラオスに先生を最初に私が案内した間柄である。先生はドイツ経営学のご専門であり、現在の経営学の大御所のお一人である。その高橋先生が、次のようなベトナム語の著書2冊を出版され、それらのご恵送を賜った。

 ・高橋由明『日本語とベトナム語で学ぶ経営学と日本の企業経営』
 ・高橋由明・藤井孝男『日本語ーベトナム語・企業経営用語辞典』

 これらの著書が、経営学に関するベトナム人の知識を向上させることは間違いない。他方、私の関心は、これらの知識をベトナム人従業員にどのように伝えるかという問題である。

 高橋先生の著書はベトナム人大学生や経営幹部レベルであって、その知識の普及は必要不可欠である。それでは、そういった経営幹部が、どのように従業員を指導するかという問題が残されている。それが、ベトナム企業の経営効率性や生産性を向上させる最大の要点であると思われる。理論から応用、知識から実践がベトナムでは最大の課題である。

 ブレインワークス社(http://www.bwg.co.jp/)は、日本とベトナムで経営コンサルティング業を中心に仕事をしている。さらにビジネス書の出版も事業に含まれている。そのカナリア書房から、ブレインワークス『ビジネスパーソンが身に付けておきたいリスク察知力』(2009年8月15日)が出版される。

 その内容は、たとえば「顧客対応リスク編・実例10・責任者と思っていたら違った!」といった内容で構成され、イラストも豊富に含まれている。この読者のターゲットを誰か? この読み易い装丁と文体は、少なくとも大手商社の「エリート」を対象にしていない。中堅中小企業の従業員を対象にしている。

 ブレインワークの近藤社長によれば、このような日本の中堅中小企業向けの著書のベトナム語の翻訳が進められているそうである。さらにサービス産業におけるベトナム人の現地での指導が進行中ということである。

 このように多層的なレベルを対象にした日本からベトナムに対する広義の技術移転が進行している。また、そういった技術移転を急がなければならない。

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