写真で語るメコン川流域3カ国(2):カンボジア証券取引委員会を訪問
カンボジア・プノンペン市を紹介する。最初の2泊はインターコンティネンタルホテル、次いでアーモンドホテルに移動した。理由は特にない。それぞれ馴染みのホテルだからである。
写真はプノンペンセンターである。大学や法律事務所も入居するプノンペンでは古くからのオフィスビルである。この2階に最近の私は必ず訪問することにしている。カンボジア経済研究所があり、さらに同研究所はEconomics Today:Cambodia’s Business Magazineを隔週刊行している。私は、このバックナンバーの保存を依頼しており、訪問毎に購入している。私にとって同誌は貴重なカンボジア情報源である。
ベンツやレクサスが並んでいる。カンボジアの自動車販売店である。テレビで紹介されるカンボジアの視点は貧困や歴史であるが、こういった経済やビジネスの現状がもっと紹介されてもよい。プノンペン市内では頻繁に交通渋滞が発生しているが、多くの日本人は乗用車の存在それ自体も想像できないのではないか。
アンコールワットはカンボジア最大の観光地であり、日本人観光客も多い。しかし、どうして首都プノンペンに日本人は来ないのか。これは以前にブログで書いたが、ポルポト政権時代のツールスレン収容所における韓国人観光客の言葉である。カンボジアに向き合うためには寺院のみならず、この戦争の歴史と対置しなければならない。
経済財務省の正門である。この向かいにはアメリカ大使館がある。訪問日には、ベトナム人向けの株式投資セミナーが近くの建物で開催されていた。50名以上の参加者があったそうである。ベトナム人投資家は間違いなくカンボジア投資で「夢の再来」を考えている。
2005年~2007年にかけてベトナム株式投資の成果は2倍や3倍が当たり前であった。それが「マネーゲーム」であったことをベトナム人は理解したはずであるが、 それに懲りないのがベトナム人に限らず、人間の性(さが)である。下の写真は、カンボジア証券取引委員会(SECC)の入り口である。いろいろ話したが、透明性の維持とマネーゲーム規制の重要性を私はベトナムの教訓として話した。なお、SECCを「セクシー」と投資ファンド会社レパード社は愛称している。同委員会が、その愛称の通り、カンボジア株式投資の魅力を広く維持・管理してほしい。
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