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2009年7月28日 (火)

映画・仲代達矢版『不毛地帯』を見る;期待される唐沢寿明版のテレビドラマ

 山崎豊子『不毛地帯』(新潮文庫)が新たに出版されている。「2009年10月よりフジテレビ系列で開局50周年記念ドラマとして前半部分が連続ドラマ化(主演・唐沢寿明)される予定」(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8D%E6%AF%9B%E5%9C%B0%E5%B8%AF)だからである。そこで、かつて映画化された山本薩夫監督のDVDを見た。

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 この『不毛地帯』の映画については、かつて学生時代に映画館で見た記憶がある。しかし詳細は忘れたし、原作は未読である。主人公の壱岐正は仲代達矢が演じている。仲代の体躯は陸軍大学を首席で卒業したという設定に合致しているように思われた。またシベリア抑留の風景では映画『人間の条件』を思わせる場面もある。果たして小柄な唐沢寿明が、この仲代達矢を超えられるのであろうか。

 同じ山崎豊子原作『白い巨塔』のテレビドラマで田宮二郎と比較された唐沢は、次は映画版の仲代と比較される。さらに『不毛地帯』はテレビドラマ化されていて、平幹二郎が主人公を演じているという(私は未見である)。これらのことは、唐沢が田宮・仲代・平に匹敵しうる現代を代表する役者であることを意味している。

 このDVDを見れば、ベトナム戦争や映画『戦争と人間・完結編』の場面も挿入されている。故・山本監督らしい反戦のメッセージが伝えられている。そしてまた、八千草薫・藤村志保・秋吉久美子という女優陣の若々しさが、今から見て新鮮である。

 唐沢版『不毛地帯』をより一層楽しむためにも私は小説を読んでみたいし、また仲代版の視聴を勧めたい。

 なお、多忙・多忙といいながら、なぜ私にDVDを見る時間があるのかという疑問があると思われる。これについては、私の日本証券経済研究所時代の大先輩である故・松井和夫教授(大阪経済大学)のご教示を引用することにしている。

 すなわち故・松井教授はテレビを見る時間でさえも勉強していた。私の場合、DVDを見る時間も、それ以外の時間も常時勉強している。これは、松井教授と違って私の場合ほとんどウソであるが、このように言えば、それなりの格好がつく。 

 それにしても山崎豊子『沈まぬ太陽』も映画化されると聞いている。こういった社会派小説が広く読まれ、そして映画化されることは、現代社会に対する国民の関心の高まりを反映しているのであろうか。

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