« 「大阪府港湾協会」総会で記念講演する | トップページ | ベトナムの金利と為替相場に関する私見 »

2009年7月16日 (木)

学生からの講義アンケート

 学生にする講義アンケートを実施することが多数の大学で普通になっている。私の勤務先の流通科学大学では、その講義アンケートの結果も「年収査定」の項目に含まれている。

 大学建学の理念として「実学」の追求する大学では、こういった評価も必要なことであり、それは文部科学省の方針でもあるようだ。

 さて、そのアンケートの中に「先生は、自分の意見を言いすぎる」という自由意見があった。講義の内容が偏向することは問題であるから、当然、標準的な教科書を私は使用している。その教科書をそのまま講釈すれば、わざわざ講義を受ける必要もないと思って、自らの意見を私は述べているのだが、それが気になる学生もいると解釈される。

 最近、こういった大学生が多いのではないか。自分の意見ではなく、大勢の意見に順応する。それで安心する。もちろん、この風潮に反対する学生も存在するが、その割合は時代の趨勢と共に変化する。

 教授とは英語でProfessorである。この語源のprofessとは、「公言・明言・告白」するという意味である。自分の意見を「profess」できてこそ教授なのである。私は、このことを前理事長の中内功から聞いた。「流通革命」の指導者であった中内功だからこその指摘である。

 常識的なことをしていて利益はない。創意工夫が必要だ。これはビジネスの鉄則と思われるし、それを私は指導してきた。しかし、それを理解しない学生がいる。これは私の力量が不十分と反省しなければならない。もっとも私の講義は毎回の出欠を取っていない。部分的に私の講義を受けた学生が、上記のように思っても不思議ではないとも思われる。

 

|

« 「大阪府港湾協会」総会で記念講演する | トップページ | ベトナムの金利と為替相場に関する私見 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 学生からの講義アンケート:

« 「大阪府港湾協会」総会で記念講演する | トップページ | ベトナムの金利と為替相場に関する私見 »