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2009年6月16日 (火)

イラン選挙の開票結果に対する信頼性:カンボジアそして日本

 イランで大統領選挙における開票に不正があったとして、大きな抗議運動や暴動事件が発生している。

 民主国家として選挙は不可欠な手段であるが、その結果それ自体に不満であるからといって、その度毎に抗議をしていては選挙を実施した意味がない。イランの場合、その選挙の開票それ自体の信頼性に対する抗議である。さらに大きな騒乱を回避するには、再選挙するが、開票のやり直しをする以外にないのではないか。

 こういった選挙に関する懸念が、昨年7月27日のカンボジア総選挙にも存在したが、不正防止のために日本人を含む外国人の監視が選挙中に行われたし、開票も慎重に時間をかけて公開で行われていた。

 その監視体制の成果として、複数の野党が選挙において不正があったという抗議を発表し、それが新聞報道されたものの、それに広い国民の支持が集まらなかった。総選挙は平穏に行われ、カンボジアの政治的安定が世界に示された。この選挙時点に現地に滞在していたことが、私にとって印象深い。

 日本も総選挙が近い。政権交代の攻防になる選挙であると指摘されているが、これまでの経験で言えば、戦後の選挙それ自体の不正を疑問視したような問題は、国政レベルで発生していないのではないか。

 選挙結果の賛否はともかく、その結果を受け入れるという日本は、日本人の温和な国民性の影響もあると思われるが、その民主主義の成熟度が相当高い反映である。イランやカンボジアの選挙を見聞して、日本の選挙に思いが移った。

 

 

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