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2009年6月 2日 (火)

ラオス証券市場の開設は順調に進行している(2)

 証券市場設立委員会のデフヴァン=ムララ委員長は、ラオスには金融市場の整備が必要であると述べた。それは大別して貨幣市場と資本市場で構成される。貨幣市場には銀行と金融機関が関与するが、資本市場においてはビジネスパーソンが長期で大量の投資資金に接近できる。

 「ラオスは30年間片足で立ってきた。今こそ2本の足が必要だ」と委員長は述べた。さらに次のように指摘する。約30社が証券市場の上場に関心を示しているが、上場のために5社だけが管理担当者によって選択される。市場参入を希望する企業は経営を改善し、その透明性の基準を確保しなければならない。そのことによって投資家は熟慮・熟知した決定を下すことができる。

 市場に投資を希望する外国金融機関に対しては一定の規制があうだろうが、詳細は未定である。ラオス経済は証券市場が設立されると、特に世界金融危機の時期においては、より強固になるであろう。

 経済環境は市場の強み損なうことがある。世界危機はラオスに対する外国投資を減少させる。そこで国内資本を動員し、国家を発展させるために市場が必要とされている。

 flairコメントflair:以上では、ラオス証券市場の設立に対するラオス銀行総裁および証券市場設立委員会委員長の決意が表明されている。

 私見では、ラオス国内の潜在的な資金は都市部に集中しているが、かなりの金額に達すると予想される。カンボジアのような「財閥」形成まではいかないが、国内富裕層が存在していることは事実である。こういった人々の資金が、証券市場の設立によって国内企業に投資されることはラオス経済の発展にとって望ましい。

 その場合、外国人投資家の規制が注目される。カンボジア株式市場では外国人100%の所有を容認し、ドル建ての取引を想定している。ラオスで最初から同様のことをすれば、大きな混乱が生じるであろう。徐々に市場を開放する。ベトナム式の証券市場の導入が現実的である。

 より具体的には、債券市場の開設によって資本市場の扉を開き、次の段階で株式市場の知識を民間に普及させながら株式売買を開始する。このような手順が望ましい。そうでなければ、2006年から2007年に見られたベトナム市場のように「衝動買い」と「狼狽売り」の短期売買のマネーゲーム市場の再現となるであろう。これが懸念される。もっとも上場企業数は急に増えないだろうから、ベトナムと状況は異なっている。
 
 

 

 

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